『MIB3』ジョシュ・ブローリンが語る“K” 「いまだにトミーが夢に出てくるよ」
人間ってそういうものだと思うんだ。だからダン・ホワイトをモンスターのような人間として演じるのは楽だし、ブッシュをすごく嫌な奴として演じてそれを批判するのもとても楽だけど、ダンにだっていろんな弱さがあることを見せたいし、ブッシュでさえこういう面をもっているんだというのを映画を通して見せたいと思うんだ。これまでいろんな役を演じてきたけど、僕はそのキャラクターに共感する必要はないと思う。でも、その人間性には共感をもってどうにか引き出すべきだと思うんだよね」。
そんな彼がこれまで演じてきたどの歴史上の人物たちよりも「遥かに好きだし、尊敬している」上に、「遥かに難しかった」と漏らすのが、若き日のトミー・リー・ジョーンズこと“ヤングK”だ。
「パズルを買うときは箱の蓋に完成した絵が描いてあって、それを参考にパズルを組み立てていくけど、今回のような役はその絵が分からない。Kの若き日がどういう人物だったのか、どこにも記録に残ってない。だから彼がどのくらい微笑むのか、声に出して笑うのか、笑わないのか、恋愛にどのくらい慣れているのか、それにどう対応していくのか…想像しながら作っていったんだ。
1作目は50回位観たし、いまだに夢にも出てくるよ(笑)。