くらし情報『美しく邪悪な女王の衣裳トリビア! 豪華ドレスに隠された「昆虫」の意味』

2012年6月15日 21:12

美しく邪悪な女王の衣裳トリビア! 豪華ドレスに隠された「昆虫」の意味

その数、実に12種類にも及ぶが、コリーンは彼女の衣裳を通して、邪悪なる女王が少し傷を負った部分がある者として表現しようと考えたという。

女王が渇望する永遠の命と美しさと相反するように、彼女の衣裳から伝わるのは“漆黒の闇”といったところ。コリーンは「女王の衣裳は、オートクチュールものを主体に、邪悪で腐敗した雰囲気を漂わせるものに仕上げてみた」と語る。その中でまず目を見張る美しさを放つのが、映画の冒頭で彼女が身につけるウェディングドレス(上写真)。その特徴的な大きな襟は、スケルトンをイメージして出来上がっている。また、注目してほしいのは物語が進行するにつれ、狂気が彼女を満たしていくのにあわせて服の素材もスタイルも変わっているところ。先述のウェディングドレス然り、物語の初めでは彼女の服装は曲線美を意識したカッチリとしたスタイルであるが、次第にそれが不気味な「昆虫」をイメージしたものになっていくのが見てとれる。「女王の衣裳には、クワガタの角で出来た襟(右上写真)やカブトムシの羽から作ったドレスなど、どことなく“死”のイメージを喚起する要素をふんだんに取り入れています」(コリーン)。
そして、ラヴェンナの衣裳で最も手が込んでいるというのが、身に纏うとカラスに変身することから“変身マント”と名づけられた、漆黒のマント(左写真)。

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