『愛を歌うより俺に溺れろ!』大野いとインタビュー “王子様”女子を演じるキモチ
「座り方とか歩き方は男っぽくしなくてはならなくて、監督と一緒に特訓して歩き方から始めました」。長身で清涼感のある顔立ちで、まるで宝塚のトップスターのようなカリスマ性を存分に発揮している大野さんだが、役作りのキーワードはやはり“王子様”であった。
「王子様っぽく見えるように、監督がドラマの『花より男子』のF4や『のだめカンタービレ』の千秋先輩とかを参考してやれば大丈夫と言ってくださったので、改めて見直しました。前にも見たことはあったんですけど、そんなところを気にしたことがなかったので、新鮮でしたね。セリフの語尾を男っぽい口調にするのが違和感があって、そこが大変でした。私は当時高校一年生で、周りの方は20歳を超えていたので、みなさんにとても優しくしてもらいました。水樹が恋してるときは素に近い感じで演じて、ライヴのときはかっこよく決めれば大丈夫じゃない?というアドバイスをいただいたりしました」。
ちなみに、大野さんにとっての“王子様”像は?と聞くと、「自分が好きな人とは違うんですけど…」と前置きしつつ、「みんなに優しくて、悪役みたいな人にしか嫌われないというか、欠点がない。
あと動きとかが爽やかな感じ!」