2012年11月9日 14:17
『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』エリカ・リンツ 痛みも恐怖も超えるステージへの誇り
一緒にパフォーマンスをしたことはありませんでしたが、彼のことは友人として知っていたし、彼に対する周囲の高い評価もよく知っていて強い信頼がありました。もう一つ言えるのは、互いに自分たちがしていることが大好きだということ。そうしたパートナーに対する感情がパフォーマンスを通じて伝わると思います。これまで友情や尊敬の念を持って彼に接していましたが、それをこの物語の中ではロマンティックな感情として表現しました」。
幼少の頃から体操に親しみ、ミュージカルなどにも出演してきたエリカがシルクに入団したのは高校を卒業した19歳のとき。それから10年の歳月が流れたが、今回の映画に出演したことで改めてシルクの魅力、その存在の大きさを再認識したという。
「映画には私の知っている何百人もの人たちが出てきます。私たちは世界中から集まってシルク・ドゥ・ソレイユを作っていますが、(公演の本拠地の)ラスベガスには私たちの家族が住んでるわけではありません。
シルクのメンバーこそが本当の意味で“家族”なんです。この映画のおかげで“魔法”がもう一度蘇ったような気持ちになりました。この映画は最も美しい記念アルバムのような存在であり、かけがえのないものです」。