くらし情報『『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』エリカ・リンツ 痛みも恐怖も超えるステージへの誇り』

2012年11月9日 14:17

『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』エリカ・リンツ 痛みも恐怖も超えるステージへの誇り

そうすると例えば、『うん、聞こえたよ』ということを表現するにも顔、足、頭とまさに全身を使って動作をしないといけないわけで、常に過大な表現をしているんです」と通常のシルクの公演での表現について語るエリカ。映画と普段のステージでの最も大きな違いはこの表現の露出の大きさだった。
「映画、特に3Dでジェームズ・キャメロンが持って来た細部まで映し出せるカメラを前に演技するときは、すごく抑えて演技しないといけなかったので、感情さえも内面に留めて表現しないといけませんでした。それはすごいチャレンジで、最初は大変でした」。

彼女が演じたのは、主人公・ミア。ふと立ち寄ったサーカスで出会った青年を追いかけ、めくるめく不思議な世界を旅するが、通常のシルクの公演と同様、セリフは一切なし。カメラの前で普段よりも動きを抑えながらも、言葉を使わず身体一つでミアの内面を表現しなくてはいけなかったというわけだ。演じる上でエリカはミアに過去の自分を重ねたという。

「部分的にですが、ミアは私と似ているところがあります。彼女の存在を映画の中でひとりの女性として生かすために、私自身がシルクに入りたての頃にどんな気持ちでいたかというのを思い出しながら演じていました。

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