【妄想ガールフレンド】『ヘルタースケルター』りりこ:一度は付き合ってみたい人生破滅型
(Photo:cinemacafe.net)
昨年、大きな話題となった『ヘルタースケルター』。岡崎京子原作のコミックを『さくらん』で監督デビューを果たした写真家・蜷川実花が約7年の歳月をかけ、待望の映画化。完璧なスタイルと美貌を持った人気No.1モデル、りりこ(沢尻エリカ)。実は彼女の美貌は全身整形で作られたものだったというのが本筋。
りりこは、あくなきまでに美貌を求め、自分が一番になるためならなんだってする。不細工だった過去の自分を捨て、整形を繰り返す。整形の副作用が出たらそれをまた整形で隠すという徹底ぶり。
周り全ての人が自分の思い通りにならないと気が済まない。
ドラマの記者会見の取材で、翌日のスポーツ新聞に自分がピンではなく、競演女優も表紙に映り込んでいただけでブチ切れてしまう始末。
性格は一言で言うと最悪。
しかし、あれほどの美貌があり、欲望に正直であれば、一度は一緒に乱れてみたい、狂ってみたいと思うのが男です。
りりこは相手のためなら全てを投げ出してもいいという程の思いで、本気で人と向き合います。なぜなら、彼女は自分が気に入った人間にとって、一番の存在にならなければならない。