『モネ・ゲーム』連続インタビュー コリン・ファースがアラン・リックマンに完敗宣言?
コリンは脚本を読んだときから、“アラン=シャバンダー”が自然と浮かんだそうで、「すでに彼の命が吹き込まれていたんだ。彼以外の人を想像するのは難しかったよ」と、まさにハマり役であると断言している。
『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生を演じたアランは、そのイメージとは打って変わって本作で最初から最後まで笑いを提供してくれた。「アランと演じた最初のシーンでは、笑いをこらえられなかった。僕は落ち込んで茫然としたよ。喜劇的な怒りと尊大さでアランに勝る人はいない。彼には完全にやられたよ」と名優コリンも完敗を認めざるを得なかったようだ。
そんな彼らの笑いの掛け合いの中に、キャメロン演じるPJがスパイスを加える。
「キャメロンは、愉快で、エネルギッシュで、自然体だ。彼女は、僕とハリーが必要とするすべてを持っている。僕は彼女の後ろにデクの坊みたいに突っ立っているだけだ」とコリンにとっても、そして意外なことにハリーにとっても重要な人物であることが分かる。
コリンにキャメロン、さらにアランと、一見、意外な組み合わせが、見事な化学反応を起こして笑いを生み出している本作。“パンイチ姿”にも挑戦したコリンのコメディアンっぷりを、ぜひ劇場で確かめてみて。