【インタビュー】女子高生が集団妊娠! 寉岡萌希が語る爽快な問題作『リュウグウノツカイ』
私は撮影時は大学4年生で、最初は『制服大丈夫か?犯罪じゃないか?』って心配してたんですけど(笑)、女子高生のノリに戻ってました」。
そう、ストーリーの印象と同じく、劇中の女子高生たちの存在感のなんと不思議なことか…。寉岡さんの言葉を借りるなら「ありそうで、なさそうな」存在そのものなのだ。やっていること(=集団妊娠の実行)は凄まじいのだが、彼女たちの言動やノリは、そこら辺にいる17歳と全く変わらない。見ていて「まあ、イマドキの女子高生ならアリかな…」などと心地よく誤解してしまいそうな不思議な空気が作品を通して流れている。
「女子高生のセックスや妊娠を扱ってるのにエロさがないのも面白い(笑)。高校生の頃って、突拍子もないことを考えて、しかも行動にまで移しちゃう時期なんだなって私も思います。周りが『不可能だ』と言うようなことでもやってみたくなっちゃう。
私自身は、どちらかと言うと自制心が勝って、危険な道には行かないタイプなんですが(笑)、『こういうコたち、いるなぁ』って素直に思えました。ひとりずつを見ると絶対にやらないのに、集団になるとすごいパワーを発揮しちゃったりするというのも割と普通にありますよね。