【インタビュー】鈴木亮平<前編> 狂気のマッチョから朝ドラまで華麗に演じ分ける男の流儀
と語るように、興味を持ったことや惹かれたものについて、自分を追いこんでいく作業が無意識の中で好きなのだ。
「いままで自分はSっ気があると思ってたけど、ふと外を見渡すと、所詮は“Mにくるまれた状態のS”でしかなかったんだな、と思います(笑)。人生において、負荷を掛けたり背負ったりするのが好きなんですね。そこで自分が勝てるのか?それとも負けるのかを見るのが。昔、地元に高い鉄塔があったんですが、『これ登れるかな?』と思っちゃったら、もう登らない自分は“負け”なんですよ(苦笑)。結局、夜中に誰にも気づかれずに上ったことがあったなというのを最近、思い出しました。高速道路が遥か下に見える高さで、すごく怖かったです(笑)」。
さらに話はここから、役作りにおける“内面”の部分と“フィジカル”のバランス。
ここ数年の活躍や30歳を超えて感じる自身の変化などへと多岐に及んでいく――。
【後編】に続く。
(photo / text:Naoki Kurozu)
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TOKYO TRIBE 2014年8月30日より新宿バルト9ほか全国にて公開
(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
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