「あまちゃん」デザイナーも参加! 洋服好き女子必見の究極“服作り映画”に注目
と三島監督はふり返る。
今回特別に、伊藤さんが本作の為に描いたという、市江(中谷美紀)の仕事服、新星女優・杉咲花が演じるゆきのワンピース、泉先生(中尾ミエ)に捧げる死に装束、葉子(黒木華)のウェディングドレスの4点のデザイン画も公開。
衣装デザイン担当として伊藤さんは「衣装全体が甘くなりすぎないように気をつけました。甘くないけれどチャーミングでありたいと思ったので、その点にこだわりました。この映画では、本当の意味での良い手仕事というのが見せられたらと思いました。安直で、イージー・ソーイング的なものに見えない様に、衣装がチャーミングでありながらどこか着る人間が凛とした印象になるよう意識しました」とポイントを解説する。
さらに、伊藤さんは「洋服というのは人生を楽しむためのツールの一つ。と、同時に自分自身を否応なしに表現してしまうもの」の独自のファッション哲学も明かす。
「ファストファッションが好きで、洋服を毎年毎年買って毎年毎年捨てているような人がいても、それはそれで否定するつもりは全くないですが、この映画を観て『共に生きていく服もある』ということを知ってもらうきっかけになれば良い」