【インタビュー】佐々木希 悔しさと辛辣な評価を受け止め、手に入れた“女優”の覚悟
(Photo:cinemacafe.net)
「評価も成長も、全て自分ではなく人が決めることだと思ってます」。
佐々木希はさらりとそう言ってのける。それは、キレイごとでも優等生発言でもなく、10代の頃から自らを他人の目にさらけ出すことを仕事にしてきた彼女の実感である。
実際、辛辣な評価にさらされることもたびたびあった。モデルとして絶大な人気を誇っていた彼女が女優デビューを飾ったのが2008年の映画『ハンサム★スーツ』。以来、モデル活動と並行して主演作を含む映画、ドラマに出演してきたが、モデルとしての活動時ほど、女優として高い評価や支持を集めてきたとは言い難い。
そんな風向きが変わったのは、昨年のドラマ「ファースト・クラス」あたりからだろうか?視聴者がイメージする、ファッション業界に“いかにも”いそうな摂食障害を抱えたワガママなトップモデルを見事に体現し注目を集めた。
この役に関して、佐々木さん自身がモデルであるが故に、見る側もいわゆるモデルのイメージを佐々木さんに投影することで、結果的に役柄に“ハマった”と見る向きもあるかもしれない。
そう思った人はぜひ、まもなく公開の映画『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』の中の彼女の姿を見てほしい。