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NHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月~木後10:45ほか)の公式インスタグラムが14日までに更新され、永作博美と木戸大聖のオフショットが公開された。原作は賀十つばさ氏の同名小説。こだわりの洋菓子店の経営がうまくいかず、店を閉めることになった白井葵(蓮佛美沙子)。そこに現れたクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)から持ちかけられたのは、「お菓子教室」。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室にやってくる、さまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。11日に放送された30話、佐渡谷とヴィクト―の結婚パーティーを自分の店で開こうと決めた白井。一方、秋山静(木戸)と佐渡谷はカラオケボックスにいた。静は、白井と会えないことを嘆きつつ、白井の魅力を熱弁。そして「まなみんがいなくなるわけだから、僕が代わりに支えないといけないでしょ」との白井への思いを語った。インスタグラムでは、「カラオケボックスで秘密の会合(?)をしていた“白井さんを支える会”のお二人」「その後、カラオケ大熱唱??」とつづり、マイクを片手に熱唱する2人の姿が投稿された。また背景には静がボーカルを務める大人気バンド・PINKDOGS「We Run」のカラオケ映像が映っていた。この投稿に「2人ともとってもかわいい!!!!!」「まるで親子みたいな可愛いふたり」「静と佐渡谷さんコンビ癒されます」「最高かよ!」「楽しそう」といったコメントが寄せられた。
2025年03月14日俳優の蓮佛美沙子が主演を務めるNHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月~木後10:45ほか)の第30話が、きょう11日に放送される。原作は賀十つばさ氏の同名小説。こだわりの洋菓子店の経営がうまくいかず、店を閉めることになった白井葵(蓮佛)。そこに現れたクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)から持ちかけられたのは、「お菓子教室」。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室にやってくる、さまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。不安を抱えながらもステージに立ち、全力で思いを込めて歌う秋山静(木戸大聖)に、心を揺さぶられた白井。右手が不自由でも作ることができるものがあるはずだと懸命に考えるようになった。厨房にやってきた佐渡谷が見守るなか、白井がパティシエとしての感覚をフルに生かして作りあげたのは「バニラアイスクリーム」。その味わいに佐渡谷は感銘を受ける。そして佐渡谷は白井に、フランス人パティシエのヴィクトー(マッシモ・ビオンディ)と結婚しようと思っていることを打ち明けた。■第30話あらすじ佐渡谷を祝福するため、白井は自分の店で結婚パーティーを開催しようと決める。思うようにケーキが作れない白井をサポートするため、順子(土居志央梨)、優美(伊藤修子)、結杏(和合由依)、結杏の母(中島ひろ子)をはじめ、お菓子教室の仲間たちが集まる。皆で作りあげるウェディングケーキとは…。
2025年03月11日俳優の蓮佛美沙子が主演するNHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月~木後10:45ほか)が3日、公式インスタグラムを更新。永作博美が復縁した“恋人”とのオフショットを公開した。原作は賀十つばさ氏の同名小説。こだわりの洋菓子店の経営がうまくいかず、店を閉めることになった白井葵(蓮佛)。そこに現れたクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)から持ちかけられたのは、「お菓子教室」。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室にやってくる、さまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。作中、佐渡谷にはかつて、フランス人パティシエの恋人がいたことが語られる。さらに、その恋人が、自信のスイーツ店のフィナンシェの名前に「Manami」と付け、佐渡谷を忘れていなかったことが明らかになった。その後、店を再開させた白井の姿を目の当たりにした佐渡谷は「勇気が出た」と言い渡仏。フランス人パティシエのヴィクトー(マッシモ・ビオンディ)と再会し、再び恋人となっていた。オフショットでは、ヴィクトーの店「パティスリー・フェデリック」の前で永作とパティシエ姿のマッシモの仲睦まじいツーショットを披露。「白井さんの事故のこと聞いた佐渡谷さん。愛しのヴィクトーと一緒にフランスから日本に駆けつけましたーヴィクトーのお店『パティスリー・フェデリック』の前で(ハート)な2人のオフショット!」とつづった。この投稿にネットでは「お似合いなカップル」「ラブラブやん」「ステキ」「永作さん可愛いすぎ」といったコメントが寄せられた。
2025年03月04日俳優の蓮佛美沙子が主演を務めるNHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月~木後10:45ほか)の第25話が、3日に放送された。以下、ネタバレを含みます。原作は賀十つばさ氏の同名小説。こだわりの洋菓子店の経営がうまくいかず、店を閉めることになった白井葵(蓮佛)。そこに現れたクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)から持ちかけられたのは、「お菓子教室」。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室にやってくる、さまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。不慮の事故で、パティシエにとって大事な右手を骨折してしまった白井。入院先の病院で、白井が目を覚ますまで、見守り続ける静(木戸大聖)。お菓子教室の生徒だった結杏(和合由依)と、結杏の母(中島ひろ子)もお見舞いにやってきた。フランスにいた佐渡谷は白井の怪我の連絡を受け、恋人のヴィクトー(マッシモ・ビオンディ)と共に白井の病室に駆けつける。「わざわざフランスから」と驚く白井に、佐渡谷は「あなたに彼のこと、自慢したかったしね」と身を寄せて仲睦まじい雰囲気を見せた。明るく振る舞う佐渡谷だったが、ヴィクト―は「君のことをすごく心配してここまで来たんだ」と小声で白井に伝えた。昔の恋人と再会を果たし、復縁した佐渡谷の登場に視聴者からは「かえってきた 彼氏つき!」「佐渡谷さんと一緒にヴィクトーも来た」「マナミン、ヴィクトーと共に降臨!」といったコメントが寄せられた。
2025年03月04日蓮佛美沙子が主演、共演に永作博美を迎え、賀十つばさの小説「バニラな毎日」と「バニラなバカンス」をドラマ化したNHKの夜ドラ「バニラな毎日」から、新たな出演者が発表された。白井葵(蓮佛美沙子)は、パティシエとしての修業を積み、大阪で、夢だったこだわりの洋菓子店を開いた。しかし、経営はうまくいかず、店を閉じることに…。そこへ現れたのは、クセの強い料理研究家、佐渡谷真奈美(永作博美)。閉店した白井の店の厨房で、“たった1人のためのお菓子教室”を開くという。渋々、協力する白井。不思議なお菓子教室にやってくる生徒は、それぞれに心に痛みを抱えた人たちだった。お菓子を作り、味わう時間が、孤独な心を優しく包み込んでいく…。蓮佛が主人公の白井葵を、永作が料理研究家の佐渡谷真奈美役を演じる本作は、孤独な人々の心をお菓子が癒やすスイーツ・ヒューマンドラマ。この度、たった1人のための不思議なお菓子教室にやってくる人たちと、白井葵の母を演じる出演者が発表された。「虎に翼」も記憶に新しい土居志央梨は、フルーツタルトを作りにやってくる外資系コンサルタントの順子役に。成績優秀で生真面目な性格。エリートとして人生を歩んでいくはずだったのだが…。「おっさんずラブ」シリーズなどで知られる伊藤修子が、なぜか迷彩服姿で現れ、お菓子作りを楽しむことに積極的になれない事情を抱えている優美を演じる。お菓子が好きな明るく素直な高校生だが、母親に言い出せない思いを抱えた結杏役には、NHK土曜ドラマ「パーセント」に出演した和合由依。その結杏の母で、愛情を注いで娘を育ててきたが世話を焼きすぎるところがある役柄を中島ひろ子。主人公・葵の子どものころの記憶に登場する30代の母親役には谷村美月。そのころに生じた母娘の微妙な距離感が、大人になった葵に影響しているようで…。そして、娘の葵と素直な気持ちを伝え合う機会がないままに、長い年月を過ごしてきた母を演じるのは筒井真理子。久しぶりの連絡で、葵に会いに行くことになるのだが…。新キャスト・演出よりコメント到着土居志央梨私が演じる順子は頑張りすぎてしまう人です。撮影中、順子と共にどんどん心がほどけていくような感覚でした。蓮佛さん、永作さんのお二人が作り出す自然であたたかい空間の中でとても豊かな時間を過ごせた気がします。お鍋から立ち上る良い匂いをみんなで嗅いだり、ケーキの焼き上がりをお茶を飲みながら待ったり、お菓子作りの最中に生まれる贅沢な"間"はこんなにも心を癒してくれるのだなぁと発見でした。今度は見て下さる皆様と、その贅沢を共有できたらと思います。伊藤修子台詞もわりと分量があり、全部関西弁ということで、お話をいただいた時どうやって覚えたらよいのだろう...としばらく呆然としてしまいましたが、友人と会う機会を遮断し、音声を何度も聞いたり、漫画喫茶の完全個室に籠もって自習したり、自室で何度も音読してみたり、そして方言指導の先生の丁寧なご指導もありなんとか撮影本番にこぎつけました。関西弁のことで手一杯になってしまい、他のことに考えが及ばなかったかもしれず反省しておりますが、楽しんでいただけたら幸いです。和合由依人は皆、言葉にできない感情やエネルギーを持っていると私は感じます。理解はできなくとも彼女に寄り添える人間でありたい、そんな思いを持って向き合ってきました。彼女がただ素直に自分と向き合おうとしているところから、生きるエネルギーをお届けできましたら幸いです。現場は毎日おいしい匂いに包まれた幸せな空間です。優しい眼差しで、「結杏」と声をかけてくださるスタッフのみなさま、困っている時にそっと背中を押す言葉をかけてくださる共演者の先輩方、いつもありがとうございます。この時間が私は大好きです。中島ひろ子娘のことを思うばかり良かれと思ってやりすぎてしまう、結杏の母親役を演じさせていただきました中島ひろ子です。相手のことを思って!?やっていたつもりが、それは相手を傷つけ、自分を苦しめてしまうことなんだとドラマを通して再確認することができました。ドラマに出てくる洋菓子たち、見た目の美しさはもちろん、食べた時のあの幸せな気持ちになる理由とは…洋菓子を通してたくさんの人間関係の生きるヒントが散りばめられているドラマです。一緒に甘いものを食べて笑顔になりませんか?谷村美月私は主人公の、30代の頃の母親役を演じています。こういった出演は、今までにあまり無かったようにも思います。最初にお話をいただいた時、内心難しさや戸惑いも感じていましたが、役柄と実年齢が近いという部分を考えて、よりリアルな感覚で、役柄と寄り添うことができるのかなと思いました。癒しの存在となってくれている洋菓子たちと、魅力的な登場人物たち、そして心があたたかくなるような人間ドラマに注目して、ご覧いただけたらと思います。筒井真理子母と子の何気ない会話の中には、言葉の裏側にある額面通りではない意味や微妙なニュアンスが含まれていて、それを丁寧に演じることによって娘との関係が紡がれていったと思っています。その辺りを監督と細やかに話し合いながら役作りできたこともまた刺激的でした。娘役の蓮佛さんはとても魅力的で、撮影現場にいる様子が役者らしいたたずまいで、母役の私とは絶妙な距離感を保っていたように思います。それが私にはとても心地良く、クリエイティブな現場で嬉しかったです。とても良い作品になる予感がしています。制作にあたって企画・演出影浦安希子夜の15分。仕事帰りの人、家事を終えやっと一息ついた人、なかなか眠れない人。いろんな方の夜の15分が、少しでも心ほぐれるものになればという思いで企画しました。このお菓子教室には様々な生徒がやってきます。全く同じではなくても、どこか自分と重なる人がいるかもしれません。描いていた理想とは少し違うところにいるかもしれない今も、そんな自分も受け入れてあげられるようになれば。このドラマがその一助となれば幸いです。「バニラな毎日」は1月20日(月)より毎週月曜~木曜22時45分~NHK 総合にて放送(各話15分/全32回)。(シネマカフェ編集部)
2025年01月06日蓮佛美沙子主演、永作博美共演で、賀十つばさの原作小説をドラマ化する「バニラな毎日」に、木戸大聖がミュージシャン役で出演。「SUPER BEAVER 」が手掛けた新曲「涙の正体」を劇中で歌唱する。本作は、賀十つばさの「バニラな毎日」「バニラなバカンス」を原作にした、孤独な人々の心をお菓子が癒やすスイーツ・ヒューマンドラマ。白井葵(蓮佛美沙子)は、パティシエとしての修業を積み、大阪で、夢だったこだわりの洋菓子店を開いた。しかし、経営はうまくいかず、店を閉じることに…。そこへ現れたのは、クセの強い料理研究家の佐渡谷真奈美(永作博美)。閉店した白井の店の厨房で、“たった一人のためのお菓子教室”を開くという。渋々、協力する白井。不思議なお菓子教室にやってくる生徒は、それぞれに心に痛みを抱えた人たちだった。お菓子を作り、味わう時間が、孤独な心を優しく包み込んでいく…。お菓子教室にやってくる人々の1人で、数年前まで大人気バンドのボーカルとして活躍していた金髪のミュージシャン・秋山静を演じるのが木戸。美しいチョコレートケーキ「オペラ」を作りたいとお菓子教室に現れ、軽薄な言動で白井を困惑させる静だが、不器用なほど純粋な白井のお菓子作りへの思いを知り、度々訪ねてくるようになる。秋山静がこのドラマの終盤で新たに生み出す重要な1曲は、「SUPER BEAVER」の書き下ろし。蓮佛演じる主人公・白井葵の心をゆさぶる渾身の1曲を歌う木戸にも注目だ。「SUPER BEAVER」演出チーフの一木正恵は、本作について「逃げる、迷う、葛藤する。そんなあなたの人生を、全力で肯定する物語」とコメント。「主題歌の『SUPER BEAVER』さんの言葉は、決して奇跡は起きない現実の厳しさを見据え、そこでもがく人生を愛し、讃え、抱きしめてくれる。その深みがドラマを彩る先に待つのは、木戸大聖さん演じる秋山静の人生と交錯するクライマックス!どうぞご期待ください」と自信をのぞかせている。■木戸大聖 コメント生きていく中で、不安や悩みを抱え、それを周りに打ち明けることができず孤独を感じてしまったり、周りに気づかれないように自分を取り繕ってしまったりすることもあると思います。僕が演じる“秋山静”もその1人です。静がお菓子作りを通して、また白井さんや佐渡谷さんとの関わりを通して、新しい自分を見つけていく姿を視聴者の皆さんには見届けてもらえたら嬉しいです。アーティストという役どころなので歌とも向き合う日々を過ごしていますが、蓮佛さん、永作さんをはじめ、キャスト・スタッフの方々にたくさんの刺激を頂きながら撮影をしています。僕自身も静を通して、新たな自分をこのドラマで見つけていけたらと思っています。■主題歌「SUPER BEAVER」コメント「バニラな毎日」というドラマが、より深く、より鮮やかになるように、我々の楽曲が在れたなら。そしてこの音楽も温かいキーパーソンに成れたら。バンドマン冥利に尽きます。全部が合わさって"音楽"。物語と人に、限りなく近い距離で寄り添えますように。SUPER BEAVER「バニラな毎日」は2025年1月20日より毎週月曜~木曜22時45~各話15分NHK 総合にて放送(全32回/8週)。(シネマカフェ編集部)
2024年11月21日NHKの新たな夜ドラ「バニラな毎日」の制作が発表された。主演は蓮佛美沙子、永作博美が共演する。原作は賀十つばさの小説「バニラな毎日」と「バニラなバカンス」で、孤独な人々の心をお菓子が癒やすスイーツ・ヒューマンドラマである。蓮佛美沙子は主人公の白井葵を、永作博美は料理研究家の佐渡谷真奈美役を演じる。主人公・白井葵役の蓮佛美沙子蓮佛は「友達でも知り合いでもない人と、一緒にお菓子を作る。そこから生まれるセラピーのような、はたまた”独り”を感じるような不思議で心地よい時間は、心の奥底にしまった宝箱をそっと開けるように、愛おしい感覚をたくさん届けてくれます」とコメントしている。佐渡谷真奈美役の永作博美また、永作は「自然に泣いたり笑ったりする日常…自然に涙がじわっとしたり、不意打ちにフッと笑ってしまってなんだか恥ずかしいような、心が軽くなるようなそんな時間が流れるように、このドラマを届けられたらなぁと思っています」と語っている。お菓子を通じて心を癒やす物語がどのように展開されるのか、期待が高まる。蓮佛美沙子 コメント友達でも知り合いでもない人と、一緒にお菓子を作る。そこから生まれるセラピーのような、はたまた”独り”を感じるような不思議で心地よい時間は、心の奥底にしまった宝箱をそっと開けるように、愛おしい感覚をたくさん届けてくれます。否が応でも頑張り続けなくてはならない、立ち止まることが許されにくい現代で、ほんの少しでも、甘いバニラの香りと共に”誰でもない自分”になれたら。そこから得られるパワーって、実はすごいんじゃないかな、と思う日々です。永作さんと共に、誠心誠意向き合っていけたらと思います。永作博美 コメント自然に泣いたり笑ったりする日常…自然に涙がじわっとしたり、不意打ちにフッと笑ってしまってなんだか恥ずかしいような、心が軽くなるようなそんな時間が流れるように、このドラマを届けられたらなぁと思っています。最初の挨拶であんまり甘いものは好きではありませんが…などと無礼な言葉を発していた私ですが、撮影が始まり、次から次へと出てくる穏やかな香りや美しいお菓子たちに、舌はもちろん、全体的にいい感じにとろけてきてます笑。皆さんの固くなってしまったモヤモヤも溶け出すのは必至だと思います。贅沢な時間をどうぞ楽しみにしていて下さい。原作:賀十つばさ コメント洋菓子店が舞台の「バニラな毎日」は、孤独な環境にあっても頑張っている人たちを描きたい、という思いで書いた小説です。書き始めたら孤独な人がどんどん集まってきて、賑やかな話になってしまいました。この度ドラマ化されることになり、さらに大騒ぎになりそうです!洋菓子の歴史が古い関西で映像化されることも楽しみです。小説とはまた味わいが少し違う「バニラな毎日」、どちらも美味しいので食べ比べてみてください!脚本:倉光泰子 コメント悲しい時、辛い時、甘いお菓子を食べると痛みが和らぐ。そんな体験したことありませんか?私は何度もあります。実感があるからこそ原作に共感しました。この作品は、傷を負った繊細で優しい人たちが、お菓子作りを通して、癒やされて、ちょっと前向きになる。そんなお話です。五感を研ぎ澄まして、ドラマを見てください。画面からお菓子の力を感じるはずです。猛烈にお菓子を食べたくなるかも。夜中のお菓子は気をつけて下さい。音楽:jizue コメント「バニラな毎日」に音楽で参加させていただき、制作チームの皆さんの作品への愛情と熱意に感銘を受けました。主人公と同年代の女性として、悩みや葛藤に共感できる部分がたくさんありましたし、現代を生きるすべての人にそっと寄り添い、優しく肯定してくれるような作品だと思います。バニラの香りやお菓子のおいしさが、目に見えないけれど心をほぐしてくれるように、jizueらしい音楽で作品に彩りを添えられたら嬉しいです。- jizue 片木希依制作統括 熊野律時コメント真面目に一生懸命生きている。それなのに、うまくいかないことや、しんどい思いをする日ってありますよね。疲れてかたくなった心を解きほぐしてくれる美味しいお菓子はいかがでしょうか?美しい形、甘い香りと様々な味、繊細な食感で至福の瞬間を感じさせてくれるお菓子。疲れた心を癒やすスイーツ・ヒューマンドラマを大阪からお届けします!「バニラな毎日」は2025年1月より毎週月曜~木曜22時45分~NHKにて放送(各話15分/全32回)。(シネマカフェ編集部)
2024年10月17日米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2024」にて、優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となる各カテゴリーおよび部門の審査員が決定した。今回決定したのは、ライブアクション部門インターナショナルカテゴリー&ノンフィクションカテゴリー、アジア インターナショナルカテゴリー&ジャパンカテゴリー、アニメーション部門の公式審査員。国際映画祭で選考を行ってきたフェスティバルディレクターやプログラマーのほか、映画監督、俳優、文化人など多角的な視点で今年のショートフィルムを審査する。各受賞作品の発表は6月17日(月)に開催のアワードセレモニーにて発表。ライブアクション部門のインターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのカテゴリー、アニメーション部門、ノンフィクション部門の各優秀賞の発表が行われる。また、ジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)作品には副賞としてクイーン・エリザベスの船旅がキュナードより贈呈される。審査員紹介■ライブアクション部門インターナショナルカテゴリーアジアを除く世界94の国と地域から応募のあった2,104作品のうち、33のノミネート作品を審査■ノンフィクション部門世界55の国と地域から応募のあった313作品のうち、15のノミネート作品を審査永作博美(俳優)永作博美山崎エマ(ドキュメンタリー映像監督)山崎エマティム・レッドフォード(クレルモン=フェラン国際短編映画祭 共同ディレクター)ティム・レッドフォード■ライブアクション部門アジア インターナショナルカテゴリー日本を除いたアジア36の国と地域から応募のあった722作品のうち、25のノミネート作品を審査■ライブアクション部門ジャパンカテゴリー241作品のうち、21のノミネート作品を審査シャロン・バダル(フェスティバルプログラマー、ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の特別講師)シャロン・バダル藤岡弘、(俳優・武道家)藤岡弘、本木克英(映画監督・日本映画監督協会理事長)本木克英■アニメーション部門世界57の国と地域から応募のあった464作品のうち、23のノミネート作品を審査川田十夢(開発者/AR三兄弟 長男)川田十夢シシヤマザキ(アーティスト)シシヤマザキ杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長/工学博士)杉山知之「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」は6月4日(火)オープニングセレモニー、6月17日(月)アワードセレモニー、オンライン会場は6月30日(日)まで開催。(シネマカフェ編集部)
2024年05月13日Amazonオーディブル(以下、Audible)は、湊かなえの短編集「サファイア」を永作博美の朗読で配信開始。永作さんは、同作に収められた「ムーンストーン」を映像化した2016年のオムニバスドラマで主人公を演じている。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを扱っているAudible。今回配信がスタートしたのは、2012年に刊行された湊さんの短編集「サファイア」。表題作ほか「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」全七篇を収録している。永作さんは「心理描写が非常に繊細なので、感覚的なものを大切に伝えるということに注意して朗読しました」とコメントしている。永作博美さんコメントこの作品は心理描写が非常に繊細なので、感覚的なものを大切に伝えるということに注意して朗読しました。物語を自分自身で読むのと違って、私が読んだ感覚で聴く方に伝わるので、湊先生が描かれた、「すごく繊細で、すごくやさしいのに、すごく怖い」というゾワっとした感覚を朗読で伝えたいと思いました。オーディオブックは、本当は存在しない異空間の世界を自分の耳で聴いて楽しむことができます。子供の頃に、親に毎日本を読んでほしいと思った時のように、自分の中にはなかった風景や感情が生まれる面白い体験です。ぜひAudibleでお楽しみください。「サファイア」あらすじあなたに、いつか「恩返し」をしたかった──「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」わたしは恋人に人生初のおねだりをした。「やっと、自分から欲しいものを言ってくれた」と喜んでくれた彼は、誕生日の前日、待ち合わせ場所に現れなかった……。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』の公開ゲネプロが6日に東京・PARCO劇場にて行われ、中井貴一、藤原丈一郎(なにわ男子)、永作博美、村杉蝉之介、清水くるみ、木下政治、金子岳憲、奥田一平、たかお鷹、今井朋彦、G2(脚本・演出)が取材に応じた。同作はG2作・演出によるオリジナル作。昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー・並木憲次(中井)が、父の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機に直面し、アート系の映画監督と映画を作ることとなる。○■『月とシネマ2023』への意気込みを語る藤原丈一郎映画会社の宣伝部社員・小暮を演じる藤原は「『月とシネマ2023』の要所要所でかき回す役で、悪気はないんですけども、アクセントになってる役だと思います。中井貴一さんとの掛け合いもぜひ見どころなので、楽しみにしていただきたいなと思います」とアピール。2021年4月に上演されるはずが、コロナ禍で全公演中止になった同作について「約2年ぶりにPARCO劇場さんで初日を迎えられるということは、僕自身もすごく嬉しいことです」と喜びを表した。一方で、大のオリックス・バファローズファンとして知られる藤原は、日本シリーズで阪神タイガースがオリックスを破り38年ぶり日本一に輝いたことに対抗するように「昨日は関西がすごく“アレ”で盛り上がってますので、“アレ”に負けないように、今日から11月、12月『月とシネマ2023』を盛り上げられたらなと思います」と瞳をぎらつかせた。カンパニーは和気藹々としているようで、藤原が清水から「個人的には藤原くんの衣装がすごくお似合いの部分があって、シリアスなシーンなんですけど、稽古場からすごく楽しい感じになったので、皆さんどういう反応なのか気になります」といじられる一幕も。藤原は「2年ぶりの稽古に楽しみもありましたし、何より緊張がありまして。キャストの方々も増えて脚本も変わって、やっぱり忘れられないのは、本読みの日に中井貴一さんに挨拶に行った時、『おお、久しぶり』と言ってくれるのかなと思ったら、『はじめまして、中井貴一です』と言われて、『ちょっと待ってくださいよ!』と」とエピソードを披露。『2年前、あれだけ一緒にやったじゃないですか!』と思いながら、でもそういったコミュニケーションをとってくださり。(公演中止に)悔しさもあったんですけども、悔しさをバネに、この『月とシネマ2023』完走できたらなという思いが強いです」と語った。中井は「はじめまして」と言ったことについて、「初めての気持ちでやりましょうということで、はじめましてと言った」と弁解しつつ、「こいつ、ガラッガラの声できたんですよ! 1人だけ声が出てないという最悪な稽古初日を迎え、そこから徐々に回復し、やっと本日に至った次第でございます」と暴露。藤原は「今はもう大丈夫なんですけども、ちょうどライブツアー中でして、そこでちょっと声をからしてしまって、総ツッコミをくらいまして。でもそこから喉のケアをして、中井貴一さんから差し入れもいただきまして、しっかりと喉が潤っていきました」と説明した。東京公演はPARCO劇場にて11月6日〜28日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて12月3日〜10日。
2023年11月06日PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』の公開ゲネプロが6日に東京・PARCO劇場にて行われ、中井貴一、藤原丈一郎(なにわ男子)、永作博美、村杉蝉之介、清水くるみ、木下政治、金子岳憲、奥田一平、たかお鷹、今井朋彦、G2(脚本・演出)が取材に応じた。同作はG2作・演出によるオリジナル作。昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー・並木憲次(中井)が、父の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機に直面し、アート系の映画監督と映画を作ることとなる。○■コロナ禍で全中止となり、再演を迎える『月とシネマ2023』中井が「なにわ男子の中井貴一です」と自己紹介すると、会場はどよめき。藤原が「『違います』って言いづらいですけど」と弱めにつっこむと、中井は「言ってくれないと」と抗議していた。2021年4月に上演されるはずが、コロナ禍で全公演中止になった同作。中井は「ここの場所(PARCO劇場)で僕たちは1カ月稽古して、いざ本番という時に緊急事態宣言が出て中止になって、でも大阪公演までの間には緊急事態宣言が終わるんじゃないかと、1カ月間このセットを組んで稽古し、そしたらその日に大阪だけが緊急事態宣言が開けずに、結局全公演が中止という形になってしまった」と振り返る。「稽古をやりながら、それぞれ芝居を構築していくんですけど、『芝居って、1番大切なのはお客さんなんだ』ということがすごくわかりました。お客さんがいてくださることによって、芝居っは成熟していくんだと。お客さんがいない中でいくら稽古してもなかなか成熟しきれないなということがわかって、今日初めて成熟させてくれるお客様と相対することになるので、全員で最後まで怪我のないように、お客様に夢を配れるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。作・演出のG2も「もうこのセットの中でこれ以上やっても発表の場がないということで、中断してお別れ会なんてしましたけど、その時に中井貴一さんが僕に「Gちゃん、これはもしかしたら芝居の神様がまだ観せてはならないとおっしゃってるんだ』と慰めてくださった」と明かす。「それは逆に、もう1回やる時はブラッシュアップするんだよというメッセージ」と苦笑し、新たに役も増やし脚本も練り直したことを説明した。中井は「『もういいな』と思ったんですよ。本当にやりきった感があったんで。でもスタッフたちが作ったこのセットを誰にも見せないで壊すのは……という思いと、2年前は藤原くんがデビュー前で『僕、まだデビューできてないんですよ』と言っていて。『デビューと今(デビュー前)と、どう違うの?』という話をして、『頑張ります』と言っていて。『丈のためにも、もういっぺんやるか!』というような話になって」と再演に向けての思いを明かす。しかし「そしたら(藤原が)こんな有名になるとは思わなかったんですよ。こんな人気者になるんだなって。1番状況が変わったのは、藤原丈一郎くんなので。じゃあやあらなくてもよかったんじゃないかと思いもどっかにあったんですけど、彼が役者としてこの後やっていったりするベースみたいなものが作れるようなことがあればいいなと思いながら」と藤原今後に期待。さらに中井は「嫌なニュースがたくさん流れているんですけども、忘れてもらえる時間を過ごしてもらえたらいいなと思っています。あとは藤原くんの成長ぶりと言うんでしょうか? 自分でもよく言ってますけど『けっこう成長したよ』と、耳打ちするように言ってくれるんですよ」と藤原をいじり、藤原は中井の肩に顔を押し付ける。「本当にそういうのを楽しみにお客さんも、来ていただきたいね」という中井に、藤原は「はい!」とキリッとした返事をしていた。東京公演はPARCO劇場にて11月6日〜28日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて12月3日〜10日。
2023年11月06日現在、朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK総合)でヒロインの母親役を好演している永作博美(52)。永作演じるめぐみは、「株式会社IWAKURA」の社長である夫の浩太が急死したのち新社長に就任しており、永作はヒロインを務める福原遥(24)とともにドラマの主軸を担っている。第35回日本アカデミー賞で最優秀助演賞を受賞するなど、いまや名女優の永作だが、キャリアの出発点は’89年にデビューした3人組アイドルグループのribbon。そしてribbonが活動した時期はアイドルからビッグヒットが出なかったため「アイドル冬の時代」と呼ばれており、『ザ・ベストテン』(TBS系)といった人気の歌番組が次々に終了した’88年からモーニング娘。が「LOVEマシーン」でブレイクする’99年までを一般的に指している。また2月19日に放送されたオールナイトニッポン55周年記念『伊集院光のオールナイトニッポン(以下・ANN)』(ニッポン放送)では、「アイドル冬の時代」に生まれ、’90年にCDデビューも果たしている架空のアイドル・芳賀ゆいが注目を集めた。33年前に放送された同番組内で生まれた芳賀ゆい。リスナーが生い立ちや家族構成、スリーサイズなどの細かいプロフィールを決めるといった、実体のないアイドルの先駆けとして、今では「元祖VTuber」ともいわれている。名女優に元祖VTuberにと、様々な功績を残しているアイドル冬の時代。そこで、『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』(シンコーミュージック)の監修を務めているライターの斉藤貴志氏に、冬の時代の功績について話を聞いた。実はアイドル冬の時代は、先述の永作博美のほかにも多くの名女優たちがアイドルとして活動していた。東京パフォーマンスドールには篠原涼子(49)が、そして桜っ子クラブさくら組には菅野美穂(45)や中谷美紀(47)がいた。さらに高岡早紀(50)や高橋由美子(49)、宮沢りえ(49)といった個性派女優たちも冬の時代にソロでCDデビューを果たしている。歌手でいえば安室奈美恵(45)は’92年、MAXのNana(46)やMina(45)等とともにSUPER MONKEY’Sとしてデビューし、黒BUTAオールスターズにはEvery Little Thingの持田香織(44)や華原朋美(48)がいた。なぜ冬の時代は、芸能界に欠かせない逸材をこれほどまでに輩出できたのだろうか。「一つは『アイドルをやっても売れないし、じゃあ他の方法でやっていこう』となったのが功を奏したパターンがあると思います。例えば女優でいえば篠原さんも永作さんも歌が好きで、演技はむしろやりたくなかったそうです。しかし、続けるうちに才能が開花していきました。いっぽう、もともと女優になりたかったけど『アイドルで名前を売ってからじゃないと女優になっても名前が売れない』と言われるパターンもあったと聞いています。その場合、冬の時代が進むにつれて『アイドルをやってもダメだから女優で行こう』と方向転換がしやすくなり、女優業に専念しやすくなったのだと思われます。どちらにしろ『冬の時代でどうやって目立とう』という考えのもと、戦略を練ったのでしょう。また大女優となった元アイドルも、歌姫となった元アイドルも、アイドルとして売れていなかったということが良かったのかもしれません。アイドルとして売れていなかっただけに、最初から女優や歌手として認知されやすかった。冬の時代に限らず、アイドルのイメージが強すぎて女優でも歌手でも成功することに苦労したという話は聞きますね」(以下、カッコ内は斉藤氏)■アイドル冬の時代は宝石が埋もれていたまた現在、冬の時代の音楽が海外で再評価されているようだ。例えば韓国のミュージシャンNight Tempo(37)は’21年11月、アメリカでDJをしている動画をTwitterにアップし、Winkの「淋しい熱帯魚」で盛り上がる現地の様子を伝えている。さらにYouTubeにアップされている冬の時代のアイドル動画には、メジャーやマイナー問わず、英語に韓国語に中国語にスペイン語にと様々な語圏からの賞賛コメントが寄せられている。冬の時代は音楽面でも、功績を残しているようだ。「冬の時代はバンドブームの影響もあり、アイドルが時流にはまらなかった時期でした。アイドルの楽曲はセールス面で芳しくなく、時代に埋もれてしまいましたが、しかし今聞いてもクオリティが非常に高い。甘酸っぱさもありますし、単純にいい曲が多いと思います。外国の方にとっては“冬の時代のアイドル曲”という先入観も少ないでしょうし、高く評価されているというのは理解できます。評価のされ方は、今はやりのシティ・ポップに通じるところがあるかもしれませんね。売れなかったからといって決して質が悪かったということではなく、アイドルも楽曲も宝石がいっぱい埋もれていました。それらのなかに、今の時代にアジャストしたものがあるのだと思います」冬の時代は、時を経て春を迎えたのだ。
2023年03月09日「岩倉めぐみに扮する永作さんが今作の演技でもっとも悩んだパートが、2週にわたって描かれた“夫を失っためぐみがどう新社長として会社を立ち直せるか”だったそうです」(制作関係者)現在放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演中の永作博美(52)。めぐみは「IWAKURA」社長で夫の浩太(高橋克典)が急死し、悩み抜いた末、新社長に就任。現在は娘・舞役の主演・福原遥(24)とともに物語の主軸を担っている。「リーマン・ショックの直撃を受け、倒産寸前の会社を引き継いだめぐみは、慎重にして大胆なリストラの断行や、取引先に赴いて、先方の社長相手に一歩も引かない金銭交渉をしてみせるなど、工場を徐々に再興していきます。4年後、会社は危機を乗り越えパイロットの内定を辞退した舞は営業部のエースに成長。めぐみと共に亡き父の“飛行機の部品となるネジ作り”という夢を追っていきます」(テレビ誌ライター)家業のピンチを乗り切る永作の“キャラ変”新社長役の評判は上々のようだ。「ネット上でも《有能なやり手社長爆誕》《スカッとさせてくれてありがとう!!》など、多くの共感の声が上がっています」(前出・テレビ誌ライター)前出の制作関係者は言う。「永作さんが、めぐみを説得力あるキャラクターへと昇華できたのは、実は彼女自身も家業のピンチを救っていたことが影響しているのだと思います」■東日本大震災から半年、行方市をPRする「なめがた大使」に永作は4世帯が同居する茨城県内のイチゴ栽培農家に生まれた。「祖父母の代で農園を広げ、地元では有数の規模だと聞いています。幼少期から家の手伝いをして家業の大変さは身に染みるほど知っているはずです。彼女は専門学校に通うため上京し、19歳のときにアイドルとしてデビューしました。テレビ番組で両親の家業を聞かれると『イチゴ農園』とは言わずに『ストロベリーファーム』と呼ぶなど家業へのこだわりがあったといいます」そんな実家を襲った悲劇――。それが、’11年3月の東日本大震災だった。本誌も当時、永作の実家のピンチを報じている。「被災地に近いというだけで農作物が放射性物質に汚染されているという風評被害に遭ったんです。その影響で売り上げは激減。イチゴ狩りも中止になりました。永作さんの実家は70メートルの巨大ハウスが並ぶような広大農園ですから、当時の被害額は莫大なものでした」(地元紙記者)実家および地元の窮地を受け、実は永作は立ち上がっていた。東日本大震災から半年、出身地である行方市をPRする「なめがた大使」に選ばれ、多忙な女優業の傍ら、地元の広報活動に注力していったのだ。「永作さんは“実家のために自分に何ができるだろう”と大いに悩んだそうです。大使になった永作さんは直後に広報紙に登場して行方市の市長と対談したのです」(前出・地元紙記者)地元の広報紙で、永作は風評被害に苦しむ地域住民に対して、こうメッセージを送っていた。《災害に関しては起きてしまったことなので、心が折れないように踏ん張っていくしかないのかなと思っています。ことが大きすぎてわたしがなにか言うのもおこがましい気がするのですが、ほんとうに自分を強く持って頑張ってほしいと思います》(『市報なめがた』’11年10月号)もちろん、実家への強い思いも込められていたはずだ。永作は’14年にも広報紙に登場して、《茨城県産(の食材)をいっぱい食べています。スーパーに行って産地名を確認するようになりました。茨城産や行方産は結構多いですよ》(『市報なめがた』’14年10月号)と、地元への愛情を熱く訴えていた。■撮影現場にも実家のイチゴを差し入れして……さらに’15年10月には同市内に農と食の大型複合施設「なめがたファーマーズヴィレッジ」がオープンした。同所の広報担当者は本誌の取材にこう語る。「なめがたファーマーズヴィレッジはそうした風評被害を払拭するためにも、地元の方々と一緒に作っているヴィレッジです。竣工式には永作さんに来ていただきました。永作さんは当施設のマスコットキャラクターである『焼き右衛門』の声を担当してくださっています」そんな永作の地道な“草の根活動”は、撮影現場でもたびたび見られたという。「当時のドラマや映画の撮影現場では、永作さんが差し入れとしてよくご実家のイチゴを持ってきてくださいました。出演者からもスタッフからも大好評でしたね。永作さんはご実家から送られてくる新鮮なイチゴを自ら煮詰めてジャムにしているそうです。あの若々しさもそういった健康的な生活のおかげなのかもしれません。調理師免許を持っていることもあり、イチゴをサラダにトッピングするなど、仲のよいスタッフの方々と“こういうの作ったよ”と写真を見せて盛り上がってる姿を見たことがあります。“地元の農作物がいかにみずみずしくておいしいか”を共演者の方々やスタッフの皆さんに笑顔で話されていた記憶がありますね。永作さんの後方支援もあり、ご実家の売り上げも回復したそうです」(前出・制作関係者)家業を続ける厳しさをよく熟知しているからこそ、彼女なりの“営業活動”を行っていたのだろう。その経験はめぐみを演じるうえで大いに役立ったはずだ。「高橋克典さん演じる夫が病院で亡くなるシーンの撮影は、朝から主演の福原さんの涙がずっと止まらなくて大変だったんです。撮影終了後も号泣する福原さんを永作さんはハグしてずっと介抱していました。その姿に、スタッフたちも涙が止まらなかったんです」(前出・制作関係者)主演の福原も絶大な信頼を寄せる“強い母”“折れない社長”を体現する永作こそ、“リアルめぐみ”だった――。
2023年02月03日女優の永作博美が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の50代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。永作は「50代部門で選出していただき本当に光栄に思います。ありがとうございます」と感謝。「40代部門で選出していただいたときも本当にうれしくて、ジュエリーの思い出というと、そのときにいただいた品物たちが、私のために贈ってくださった方がいるんだなと思うと幸せだなと、いまだに大切にさせていただいていて、たまに娘に見せると目をキラキラさせて『これいつか着けさせてね』って言うんです」と40代部門を受賞したときのジュエリーについて語った。続けて、「宝石の素敵なところは、いつまで経っても輝きが変わらないところ」だと言い、「輝きが変わらないというのは、ここにあるすべてのものがきっとそうだと信じて、この先もジュエリーを見ながらそれを考えながら生きていきたいと思います」とにっこり。「50代という節目に、磨き直したらまた新しい輝きを放つような宝石を想像して、もう1回磨き直して、皆さんに感動していただけるような世界を作っていけたらと思っています」と決意を新たにしていた。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日《ラスト1分で爆泣きさせないで》《バンバもめぐみさんもふたりとも良かったね…》《2人の気持ちがとけて、こちらももらい泣き》17日に放送されたNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で視聴者を感涙させたのは、高畑淳子(68)&永作博美(52)。「高畑さん演じる祖母・祥子の自宅でしばらく過ごしていた舞(福原遥)を迎えに、父・浩太(高橋克典)と母・めぐみ(永作博美)が五島列島を訪れます。めぐみは、旅客機のパイロットになりたいという舞の揺るがぬ気持ちを聞いて、受け入れます。その場面を目の当たりにした祥子は、めぐみが学生結婚して実家を出て行ったとき、“自分ももっと話を聞いてやれば良かった”と詫び、母娘はついに和解したのです」(テレビ誌ライター)高畑の謝罪の台詞に涙する永作の演技は、視聴者の涙を誘った。意外にも初の朝ドラ出演となる永作は番組公式HPでめぐみ役について、こう語っている。《“朝ドラ”は、やはり朝に見るもの。なるべく朝のすがすがしさにふさわしい状態でいたいですね。台本の一言一言を大切に演じたいです。毎回大事なことが繰り広げられている15分なので、どのせりふも逃せないんですよ》“すがすがしさ”を心掛けている永作。実は、朝ドラの撮影現場でも、若いスタッフへのすがすがしい気遣いが――。制作関係者は言う。「撮影現場のスタッフは20代、30代が多いんですが、昨今のコロナ禍で生菓子などの差し入れは敬遠されがちです。もともと永作さんは調理師免許を持っていらっしゃることもあり、コロナ以前は手作りのお菓子などをふるまってくださることもあったといいます。そんななか先日、永作さんから段ボールで差し入れをいただきました。中には、うどんやそばのカップ麺が大量に入っていたんです。時間が不規則で、かつ感染防止対策のため、スタジオには長時間いられないスタッフのため、“いつでも自由に自宅にも持って帰れるように”という永作さんの細やかな気配りに若いスタッフたちも感涙していました」“手作り料理封印”でまずスタッフを思いやる心が、視聴者への共感につながっているのかも――。
2022年11月19日「福原さんは“4度目の正直”で今回、2545人のなかから、オーディションで朝ドラヒロインに選ばれました。芸能界入りする前から、朝ドラには強い憧れがあったと聞いています」(NHK関係者)連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK)で空への夢に向かっていくヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥(24)。視聴率16%前後を記録し、“共感性の高い朝ドラ”としてSNSでの評判も上々だ。ドラマがさらに楽しめる秘話エピソード(5)を一挙公開!【1】福原が緊張で舞いあがった先輩朝ドラヒロイン3度落選しても、オーディションを受け続けた福原は、’09年から’13年までEテレで放送された子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の主人公・柊まいんを演じていたことから「まいんちゃん」の愛称で広く親しまれてきた。’19年3月、本誌で福原は“朝ドラヒロインへの敬愛”を熱く語っていた。’11年の『おひさま』でヒロインを務めた井上真央(35)だ。《連続テレビ小説『おひさま』の井上真央さんの演技を見て、勇気やパワーをすごくもらったんです。私も、見る人の感情を揺さぶることができて、いろいろな思いを伝えられる女優になりたいと思っています》前出のNHK関係者は言う。「福原さんは『キッズ・ウォー』や『花より男子』など、井上さんの出演作を繰り返して見ていたと聞いています。ただ、井上さんとは共演したことはないそうです。一度だけテレビ局の中ですれ違ったことがあったそうですが、そのときは緊張で舞いあがってしまって何も声をかけられなかったのだとか。『共演できるように、私も頑張らないと!』とスタッフにも話していました」【2】福原は撮影前に、五島列島へ実母と2人旅していた小学校時代の舞は高熱を出しがちで、一時期、療養のため祖母の祥子(高畑淳子)の住む長崎県・五島列島に住んでいた。伝統工芸品・ばらもん凧が大空に舞いあがるシーンは記憶に新しい。前出のNHK関係者は言う。「台本を読んだ福原さんは、本物のばらもん凧を見たいと思い、今作の撮影前に、お母さんと五島列島に旅行したそうです。巨大なばらもん凧と五島の人たちのやさしさに触れて、舞の役づくりに生かしていると聞きました」福原は朝ドラの撮影にあたり、折に触れて親友に意見を求めているという。「’17年の映画『チア☆ダン』で共演してから仲のよい個性派女優の富田望生さんです。福原さんは『彼氏にしたい』と公言するほど富田さんを信頼しています。富田さんは『なつぞら』で先に朝ドラに出ていることもあり、現場の様子や進行に関して、いろいろ聞いているようです」(前出・NHK関係者)■調理師資格を持つ永作博美は「パセリ卵丼」で免疫力アップ【3】緊迫現場を癒した高畑の“孫同伴”ランチタイム祥子が、舞の母で、過干渉がちな娘・めぐみ(永作博美)を“子離れ”させようと、五島の実家で舞と奮闘するシーンは、視聴者の涙を誘った。「高畑さん自身も『台本を読んで祥子のセリフに何度も泣いた』とお話しされていました。オンエアされた2mのばらもん凧をあげる場面では、いい風がなかなか吹かず何度も撮影が中断され、正直、現場がしんどい雰囲気になることもありました。ですが、高畑さんが撮影に協力していただいた地元の方々とも積極的に交流をとってくださり、和やかに撮影が進みました。高畑さんは現場でも本当に素敵な“ばあば”で、空き時間には舞の子役時代を演じた浅田芭路さんと一緒にお弁当やアイスクリームを食べたりして、アットホームな雰囲気づくりに気を配られていました」(制作関係者)【4】永作は現場で「出張カフェ」オープン福原の母親役を演じる永作は、現場では福原に栄養に関してアドバイスしているとか。「永作さんは調理師の免許を持っており、空き時間の雑談ではコロナ禍のなか免疫力を上げる食材を薦めているそうです。永作さん自身は、ビタミンEやCが豊富で抗酸化作用の高いパセリがお気に入りで、多忙な日はご飯の上に目玉焼きをのせ、そこに大量のパセリをふりかけ、ナンプラーとかつお節をかける『パセリ卵丼』を食べていると聞きました」(テレビ誌ライター)“癒し系”女優の永作は、収録現場でも、周囲を癒しているという。「永作さんは大のコーヒー好き。旦那さんとカフェを開いているほどです。自ら厳選した豆をひいたものをポットに入れて現場に持ってきていると聞きました。仲のいいスタッフや共演者にお手製コーヒーを振る舞って『この豆は、和菓子と合うんですよ』と教えてくれたりするそうです」(前出・テレビ誌ライター)【5】人力飛行機撮影シーンは、キャストも深夜2時集合大学生になった舞は人力飛行機サークル「なにわバードマン」に入部。「スワン号」で女性パイロットの飛行距離世界記録更新を目指す。だが、先輩パイロット・由良冬子(吉谷彩子)がテスト飛行中にケガをしたため、舞が急きょ代役としてパイロットに挑むことになる。「吉谷さんは、厳しいトレーニングを自らに課す冬子役を演じるにあたり、自腹で自転車を購入。ほかの仕事で移動する際も、できる限り車を使わず、自転車移動するようにしたそうです」(前出・制作関係者)人力飛行機を実際に飛ばす撮影では、大学の飛行機サークルに協力を求めた。「大阪公立大学の人力飛行機クラブ『堺・風車の会』が、『なにわバードマン』の部活風景の撮影指導を行いました。飛ばした飛行機も『堺・風車の会』で過去に使用したものなんです。実際に琵琶湖で人力飛行機を飛ばすシーンは、“朝なぎ”という無風の時間を利用するため、出演者もスタッフも深夜2時に集合。1時間以上“天候待ち”のある過酷な現場でしたが、『堺・風車の会』の方々も大勢、駆け付けてくださって、無事撮影することができました」(前出・制作関係者)今作の人気もどこまで舞いあがるか、期待はさらに膨らむーー。
2022年11月09日「『舞いあがれ!』で、母親役を務める永作さんの演技が、『わが子のことを思い、つい過干渉になってしまう母親そのものに見える』と話題に。また『52歳とは思えない』とその美貌にも注目が集まっています」(スポーツ紙記者)NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で主人公の母親を好演している永作博美(52)。初めての朝ドラ出演にもかかわらず、現場では後輩たちをサポートしていると、NHK関係者は明かす。「永作さんは主演で意気込む福原遥さん(24)を、的確にフォローしているそうです。大阪で行われている朝ドラの収録のため、主要キャストは長期間“単身赴任”しています。永作さんは、福原さんに健康維持のための自炊を勧めたり、演技について相談相手になったりしていると聞いています」撮影現場で福原の“母”を全力で演じている永作。実生活では’09年に映像作家の内藤まろ氏(52)と結婚し、12歳の長男と9歳の長女を持つ母親だ。’15年には、目標としたいママ・憧れにしたいママが選ばれる「ベストマザー賞」も受賞している。公私ともに絶好調の永作。しかし、ある悩みがーー。夫である内藤氏は、’22年9月13日に更新した自身のブログ「ヨダか管理人・内藤まろのブログ」で、こう告発している。《永作博美の国籍デマ、しつこい。永作博美と韓国(ときに中国)と結びつけようとする、奇妙な運動、あの手この手で10年近い》10年もの間、第三者によって、国籍についての虚偽情報がインターネット上に掲載され続けているというのだ。憤りを隠さない内藤氏のブログによれば、’13年には発信者を特定するために情報開示請求も行ったという。悪意のある偽情報がインターネット上で拡散することは社会問題にもなっている。総務省の委託事業である「違法・有害情報相談センター」が受け付けた誹謗中傷などの相談件数は、’21年度には約6千300件にのぼり、この10年間で4倍に増加。レイ法律事務所の河西邦剛弁護士が、ウェブ上での虚偽情報流布問題の実状について説明する。「ネット上に掲載される虚偽情報は、SNSユーザーの増加に比例して増えていますね。当事務所への相談件数も4~5年前と比べて、4~5倍に増えています」さらに河西弁護士は「一般人と違って芸能人の偽情報は広まりやすい特徴があります」と続け、こう説明する。「芸能人のニュースがメディアで報じられると、ツイッターや5ちゃんねるで、さらに広がっていきます。その過程で噂レベルだった投稿もなし崩しに拡散され、それを信じてしまう人も出てくるというのが非常に多いケースですね」ドラマでは強い母性を見せ続けている永作。デマに負けず視聴者に感動を与え続けてほしい。
2022年10月19日俳優の井浦新と女優の永作博美が出演する映画『朝が来る』(20)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。辻村深月氏の同名小説を河瀬直美監督が映画化した同作は、日本アカデミー賞で河瀬監督が優秀監督賞、永作が優秀主演女優賞、蒔田彩珠が新人俳優賞を受賞し、「第73回カンヌ国際映画祭」オフィシャルセレクション・カンヌレーベルに選出された。栗原清和(井浦)と佐都子(永作)夫婦は、特別養子縁組制度で養子・朝斗を迎え入れ、幸せな日々を過ごしていた。しかし、そこに当時中学生だった産みの母親・片岡ひかり(蒔田)を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」と連絡が入る。葛藤を抱えながらも息子の朝斗を愛し抜く夫婦をリアルに演じた井浦と永作の演技、『三度目の殺人』『万引き家族』などに出演して話題を集める若手女優・蒔田の表現力は必見だ。
2022年06月11日4月27日、映画監督の河瀬直美氏(52)に暴行疑惑が「文春オンライン」によって報じられた。記事によると暴行があった時期は’19年5月、永作博美(51)主演の映画『朝が来る』の撮影現場でのこと。河瀬監督は出演者の蒔田彩珠(19)が浅田美代子(66)と広島駅前で落ち合うシーンを撮影していたという。そのシーンを撮り終えた後、カメラをカチンコに向けるべきところを河瀬監督は方向を見失っていた様子。その際、後ろに控えていた撮影助手のAさんが、方向修正を伝える意図で河瀬監督の体に触れたという。だが、その瞬間に河瀬監督が「何するの!」と激高し、Aさんの腹を蹴り上げたと伝えられている。その後、Aさんが所属していた撮影チームは降板したという。河瀬監督は「週刊文春」の取材に、トラブルはすでに解決済みとした上で、「当事者同士、および組のスタッフが問題にしていない出来事についての取材に対して、お答えする必要はないと考えます」と回答している。この報道に、ネット上では《腹に蹴りを入れるってどういうこと?》《手を出すのは良くない》など波紋が広がっている。■大阪・関西万博では「いのちを守る」プロデューサー昨夏に開催された東京五輪では、公式記録映画の総監督も務める河瀬監督。映画は『東京2020オリンピック SIDE:A』『東京2020オリンピック SIDE:B』として、それぞれ今年6月に公開を控えている。一方で河瀬監督は、’25年4月から開催予定の大阪・関西万博でプロデューサーの1人として就任しており、「いのちを守る」のテーマを担当している。大阪・関西万博の公式サイトでは、プロデューサー紹介の動画内で河瀬監督は次のように語っている。「命を守るということをテーマにして、事業プロデュースいたします。このパビリオンのコンセプトの部分には、『私の中のあなた、あなたの中の私』。それを探す旅、それを体験してもらうっていうことを考えています」しかしながら、今回の報道によって次のような厳しい声も上がっている。《「大阪・関西万博においてはプロデューサーのひとりに就任」取り敢えず解任を》《大阪万博で『いのちの輝きプロジェクト』として、「いのちを守る」をテーマに掲げるパビリオンを河瀬氏が担当している。人を蹴り上げて何が「いのちを守る」だ》果たして河瀬監督の暴行報道は、大阪・関西万博に影響を及ぼさないのだろうか?そこで本誌は28日、「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」広報部に取材。しかし、担当者によると「本件は万博とは関係のない事案と考えております」との回答だった。河瀬監督の続投を示唆した大阪万博サイド。果たして世界の反応は――。
2022年04月28日小芝風花、吉岡秀隆、永作博美らが出演するNHKドラマ「この花咲くや」のメインビジュアルが到着した。鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花(小芝さん)は、仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていた。そんなある日、津村幸次郎(吉岡さん)が家探しに不動産会社へとやってくる。知花は張り切って自分がいまイチオシの桜島ビューのマンションを紹介するが、幸次郎が「桜島が見えない家がいい」と言いだす――。鹿児島発地域ドラマとして放送される本作は、鹿児島を舞台に、寄り添うことに素直になれない、2世代の男女が、天災と隣り合わせの街で幸せを探す姿を描いていく。到着したメインビジュアルには、小芝さんが演じる不動産会社勤務の知花、吉岡さん演じる知花が物件を紹介する津村、犬飼貴丈演じる災害対策にあたる職員・森薗、永作さん演じるカフェを営む綾子らがこちらを見つめる姿が写し出されている。メインビジュアルのデザインを担当した冨永功太郎は「メインキャストそれぞれの内面を切り取るポートレート。笑顔の裏に抱える悲しみ。後悔と不安。実直さと強い信念。この土地で生きてゆく覚悟。それぞれの想いを持った人物が関わり合うことで、心境に変化が生まれていく様を写真とグラフィックで表現しました」と込めた思いを明かし、撮影担当の下薗詠子は「桜島と大きな存在をどう捉えるのか?一人一人のまっすぐな眼差しから零(こぼ)れる表情の奥にある深い“何か”に触れたいと思いシャッターを切りました」とコメントしている。鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」は3月16日(水)22時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月26日「女性週刊誌といえば、芸能スクープを扱う『一折班』のイメージでした(苦笑)。生活情報を扱う『二折班』の存在は、今回初めて知って。雑談が飛び交う二折班は、アットホームな職場だなぁ、と」自然体の笑顔でそう語るのは、ドラマ10『半径5メートル』(NHK総合・4月30日22時〜)で女性週刊誌『女性ライフ』の名物記者・亀山宝子を演じる永作博美(50)。“半径5メートル”にあるような、身近な問題から誌面を作る二折班の記者を演じていくなかで、永作の頭の中にも“記事プラン”が湧いてきているのだとか。「自分の時間を捻出するために、生活の中で何を減らすべきかという“時短”についてはとても関心がありますね」そんな永作が、本誌記者に「これまでで最高だと誇れる記事は何ですか?」と逆取材!本人が今まで語ることがなかった秘密が初めて明かされた、とある芸能人へのインタビュー記事を答えると……。「私も最近、人への興味がすごく湧いてきていて。人の性格や、宝子の鋭い視点をより理解できるように、心理学の本も読んでいます」何事にも興味を絶やさない永作が、週刊誌記者の“素質”をのぞかせた!「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月06日「第44回日本アカデミー賞」において優秀主演女優賞を受賞した小松菜奈、永作博美、長澤まさみ、倍賞千恵子、広瀬すずが授賞式に出席し、その模様が本日3月19日に放送された。コロナ禍による映画館休業などを考慮し、2019年12月16日~2020年12月31日までに公開され選考基準を満たした作品が対象となっている今回。この5名がそれぞれ主演した作品は、いずれも公開前から大きな話題となっていた作品ばかり。小松さんは、中島みゆきの楽曲から着想を得た映画『糸』に、菅田将暉と共に主演。永作さんは、辻村深月の小説を河瀬直美監督が映画化した、特別養子縁組をテーマに描く『朝が来る』。広瀬さんは、豪華キャストが出演することで話題となったコメディ初挑戦作『一度死んでみた』に。長澤さんは、10兆円の巨額遺産をめぐるダマし合いバトルが展開される映画第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、実話をベースに描く大森立嗣監督作『MOTHER マザー』の2作で。そして倍賞さんは、第50作目となる山田洋次監督の国民的人気シリーズ『男はつらいよお帰り 寅さん』で優秀主演女優賞を受賞。今回見事、最優秀主演女優賞を受賞したのは『MOTHER マザー』の長澤さん。長澤さんは「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身に沁みて感じました。きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。その中で、映画を公開して、たくさんの方に観に行っていただけたことは、本当にうれしいですし、これからも誠実に映画づくりに向き合って、がんばっていきたいなというふうに思います。本日は誠にありがとうございました」と語った。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン男はつらいよお帰り 寅さん 2019年12月27日より全国にて公開©2019松竹株式会社朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners糸 2020年8月21日(金)より全国にて公開予定©2020映画『糸』製作委員会コンフィデンスマンJP プリンセス編 2020年7月23日(木・祝)より全国にて公開予定©2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会MOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会
2021年03月19日現在、全国にて公開中の河瀬直美監督作『朝が来る』が、「第93回米国アカデミー賞」国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定したことが分かった。直木賞・本屋大賞受賞作家の辻村深月の29万部を超える感動ヒューマンミステリー小説を、永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子ら出演で映像化した本作。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤が描かれる。カンヌ常連の河瀬監督は、本作でもカンヌ国際映画祭【CANNES2020】に公式選出され、その後、トロント国際映画祭をはじめ、サン・セバスティアン国際映画祭、釜山国際映画祭で上映が決定しているほか、北米・アメリカでの配給も決まり、フランス、スペイン、北欧、ブラジル、中国、韓国など、すでに26の国と地域で配給される予定だ。受賞に向けては、各国の代表作品の中から、ノミネート5作品が選定。近年では、是枝裕和監督作『万引き家族』が国際長編映画賞(従来の名称で外国語映画賞)にノミネートされている。このたびの選出を受けて河瀬監督は「本作品が描く、どんなことがあっても必ず朝は来ると思える希望の光を、日本代表として栄えある米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の枠へ届けられることを誇りに想います」と喜びのコメントを寄せている。■河瀬直美監督コメント全文本作品が描く、どんなことがあっても必ず朝は来ると思える希望の光を、日本代表として栄えある米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の枠へ届けられることを誇りに想います。撮影中、共に創りあげた俳優陣は、役を「生きる者」としてそこにあり、流す涙や心からの微笑みで嘘のない「本当」を作品に刻みました。映画を創るということは私にとってもうひとつの人生のようで、そこに降りそそぐ光や吹く風に勇気や希望を見いだします。子供のいない高齢の夫婦の元で両親を知らない私は養女として迎えられ、この生を慈しむことを知りました。運命的に出逢った本作品「朝が来る」には私が見てきたこの世界の闇と光が存在します。コロナ禍にあって、皆さんの生活が脅かされ、心が疲弊するとき、本作品に出逢っていただく時間は、少なからず「希望」を感じていただけるものとなりました。世界中の人々がその「希望」の光を持って、誰かに少しでも優しくなれる時間が訪れますように。明けない夜はない!大切な誰かと一緒に全国の映画館へ、公開中の「朝が来る」に出逢いに来ていただけると幸いです。映画監督河瀬直美第93回米国アカデミー賞授賞式は現地時間2021年4月25日(日)、日本時間4月26日(月)に開催予定。『朝が来る』は全国にて公開中。※河瀬直美の「瀬」は、正しくは旧字体(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月29日永作博美、井浦新、さらに注目の若手・蒔田彩珠らが共演する河瀬直美監督の最新作『朝が来る』。この度、井浦さんが役を生きた壮絶ともいえるシーンの本編映像が解禁、その撮影秘話も明らかとなった。今回解禁となる本編映像は、栗原清和(井浦新)が無精子症で不妊治療をしていることを同僚(山本浩司)に告白し、明るく話しながらもその苦悩が伝わってくる居酒屋でのシーン。実はこの撮影時、リアルを追及する河瀬組のもと、井浦さんは実際にお酒を10杯以上飲んで撮影に挑んだといい、サラリーマンが同僚と居酒屋に飲みに行き、昔話に花を咲かせたり、悩みを打ち明けたりする様子を体現。少しうつろな表情を見せたり、言葉につまったりする姿は自然に表れてきたものだ。妻の栗原佐都子(永作博美)と休みを合わせて札幌に行っていることを明かした清和は「子供をつくりに行ってんのよ」と明るく話す。「顕微授精をしてんのよ。俺な…精子がいい状態じゃないんだわ」と自身に不妊の原因があることを告白。つらいがゆえに笑い話にしようとするが、表情が徐々に曇っていく井浦さんの表情が実にリアル。最後に、2人の子を授かっている同僚に対して、「奇跡だよ…」と何度も繰り返す。これは無精子症の検査から診断結果が出るまでの過程全てを実際に経験した井浦さんが、役を生きたゆえの台本にはなかった“本物”の言葉。不妊治療は女性ばかりではなく、男性側が苦悩するケースがあることを気づかされる本シーン。“本物”を求める河瀬監督と、それに応える井浦さんに“その人その者”が宿ったシーンとなっている。『朝が来る』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月29日10月24日、25日の全国映画動員ランキングは、公開2週目の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が首位をキープした。公開から10日間で動員798万3442人、興行収入は107億5423万2550円を記録しており、公開初日から10日間で興収100億円を突破するのは、日本で上映された映画の中では初になる。(IMAXシアター38館含む全国403館で上映)続いて、横浜流星と吉高由里子がダブル主演を務め、三木孝浩監督が手掛けた純愛ストーリー『きみの瞳(め)が問いかけている』が初登場2位にランクイン。公開2週目の『夜明けを信じて。』は先週2位から3位に。公開6週目の『TENET テネット』先週3位から4位に。公開4週目の『浅田家!』先週4位から5位になった。そのほか新作では、多部未華子が主演し、両親の急死に直面し、大きな喪失感を抱える女性が、さまざまな葛藤を経て新たな人生を模索していく姿が描かれる青山真治監督の新作『空に住む』が初登場9位に。河瀬直美監督が直木賞作家・辻村深月の同名小説を井浦新、永作博美の共演で映画化したヒューマンミステリー『朝が来る』が初登場10位になった。またTOP10入りしていた『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、公開12週目で11位になった。次週は『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』『罪の声』『とんかつDJアゲ太郎』『泣きたい私は猫をかぶる』『パピチャ 未来へのランウェイ』『UFO真相検証ファイルPart2 衝撃!カメラに映った宇宙人たち』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『きみの瞳(め)が問いかけている』3位『夜明けを信じて。』4位『TENET テネット』5位『浅田家!』6位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』7位『スパイの妻〈劇場版〉』8位『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』9位『空に住む』10位『朝が来る』
2020年10月26日永作博美と井浦新が夫婦役を演じ、辻村深月のヒューマンミステリーを映画化した『朝が来る』。本作を手掛けた河瀬直美監督が、第25回釜山国際映画祭にてイ・チャンドン、ジャ・ジャンクー、黒沢清、是枝裕和など錚々たる面々と共にアジアンシネマのアンバサダーに選出された。釜山国際映画祭はアジアを代表する映画の祭典として常に注目を集め、国内外の約300作品(ワールドプレミア約100作品)が上映され、来場者数は約20万人を記録している。今年はコロナ禍により当初の予定より2週間延期され、10月21~30日に規模を縮小して開催される予定。今回、同映画祭の公式HPにてアジアンシネマのアンバサダーが発表されており、河瀬監督のほかには、イ・チャンドン監督、パク・チャヌク監督、黒沢清監督、是枝裕和監督、ジャ・ジャンクー監督、俳優のチャオ・タオ、ツァイ・ミンリャン監督、俳優のリー・カンションといった錚々たる面々が名を連ねている。選出を受け、河瀬監督は「私の映画キャリアは釜山映画祭の歴史とほぼ同時です。この25年の様々な変遷を経て今年のコロナ禍にあっても映画祭を開催される背景には大変な決断とスタッフの努力があってのことでしょう。ここに敬意を表すと共に、それらの活動を通して広く世界に釜山映画祭がこれまで以上の発展を遂げられますよう祈念いたします」と同映画祭に激励を送り、「アジアの多様性と底力を自身の監督作品を通して発信し届けてゆきたいと思います」と力強くコメント。また、「映画製作者は団結し、互いに勇気をシェアすべきである」(イ・チャンドン)、「私たちはどのような形でも繋がっていけることを信じている」(是枝裕和)、「このような難しい状況の下で作られたフィルムが傑作であると強く信じる」(黒沢清)とほかのアンバサダーもコメント。なお、河瀬監督最新作『朝が来る』は、10月22日(木)にガラプレゼンテーションにて上映され、当日に記者会見、上映後のQ&Aをリモートで行う予定となっている。『朝が来る』は10月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月20日2020年10月18日に放送されたバラエティ番組『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で、俳優の永作博美さんがゲストとして出演。その変わらぬ美貌の『秘訣』について話し、反響を呼んでいます。永作博美美しさを保つ秘訣は?同月14日に50歳を迎えたという永作さん。同い年だというMCの上田晋也さんは「こんなに半世紀かわいらしさを保てているのなんて、キティちゃんくらいだもんね」と驚きの声を上げました。上田さんに、若さを保つために日々行っていることを聞かれた永作さんは、次のように語っています。あきらめることじゃないですかね。日にやること多すぎた場合に、どれをあきらめようかなって。あきらめた数の分だけ、多分ちょっと若々しく生きられるんじゃないですか。ストレスがなく生活することを考えると、いいんじゃないですかね。おしゃれイズムーより引用無理をして予定をいっぱい抱えてしまうのではなく、ストレスを感じないように暮らすことを大切にしているという永作さん。ネット上では永作さんのコメントに、賛同する声が相次ぎました。・若さの秘訣が「諦めること」って、なんかかっこいい。・いつまで経っても、かわいい。年齢を重ねることにあがいてないところが素敵です。・いい年の取り方しているなあ。無謀かもしれないけど、目指すのはいいことだよね!毎日をゆるやかに過ごすことを心掛けていけば、永作さんのように素敵な表情の女性になれるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2020年10月19日役に真摯に向き合う。井浦新ほど、その言葉にぴったりハマる役者はいないだろう。作品ごとに監督と対話をし、役への理解を深めると同時に、どのようにその役に染まっていくかを組み立てていく。ときに感情的に、ときに身体的に。「役や作品・監督によって当然、求められるものは違ってきますが、毎回、同じ熱量でぶつかっていく構えでいます。“てにをは”含め、すべて台本通りにやってほしいと、テクニカルなものを求められるときもあるし、台本より心をそのまま表現してほしいと言われるときもある。僕はどれでも完全燃焼ですし、毎回、同じではないから楽しいんです」。観客と作品を共有することは「奥行きを知れる機会で、僕にとっても喜び」自身の引き出しをフル活用して、役に捧げる。井浦さんの出演作の多彩さは、フィルモグラフィーを見れば一目瞭然だが、思いの深さこそ胸を打つ。作品公開前の精力的なプロモーション活動はもとより、公開後の活動にも熱心だ。様々な地域への舞台挨拶およびティーチインに出席したり、コロナ禍ではSNSでのライブやオンラインイベントに参加するなど、作品の盛り上げに一役買っている。例えば、こんなことも。2018年に出演し、好評を博したドラマ「アンナチュラル」で演じた法医解剖医・中堂系になりきった、9月10日のツイートも話題を呼び、ファンを喜ばせた。そんな小粋な演出も、井浦さんならではの計らい。本人は「時間があるときにやってるだけなんですけどね(笑)」と照れ笑いだったが、プロモーション活動への信念は強固だ。「本来、映画やドラマは観てもらうだけで完結しますけど、味わい方や楽しみ方って、いろいろな形があると思っているんです。参加した作品については、役の大小問わず、あまり厚かましくならなければ、とことん関わらせていただきたいんです。演じるだけでなく、観客の方たちに伝えていく作業も、俳優の仕事のひとつだと僕は思っているので。観る環境をさらに楽しめたり、喜んでいただけるのであれば、別に、それは労力でもないですし」。作品公開後も行うプロモーション活動は、「作品への感謝の表し方」という表現をする一方で、「自分自身が知りえなかった奥行きを知れる機会であり、一体感を共有できることは、僕にとっても喜びなんです」と、井浦さんは目を細めた。「嘘や虚構が本当になる」初の河瀬組/理想的な撮影現場を体験して井浦さんの最新出演作『朝が来る』は、『殯の森』や『あん』などで知られる河瀬直美監督が脚本・撮影を務めた。「特別養子縁組」という制度のもと、実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女、それぞれの視点で命と家族を描き出している。井浦さんの役どころは、一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和。清和は特別養子縁組制度を知り、妻の佐都子(永作博美)と、男の子を迎え入れることを決意する。「作品に入る前、監督からは“あれをやっといて”“これを知っといて”と指示がきましたし、実際、永作さんとふたりで特別養子縁組のご夫婦に面会させていただいて、お話も伺いました。朝斗(息子)役のオーディションには、僕らも参加して3人でセッションをしたり。映画作りというものに、河瀬監督が巻き込んでくれたんです。役を積んでいくという“役積み”をしてから初日を迎えるのは、本当にありがたいことでした」。撮影はすべて順撮り。シーン1から始まり、「嘘のない」状態で挑んでいった。「この映画を観ていると、誰かの生活をちょっとのぞき見しているかのような生々しさを感じるんです。河瀬組の撮影現場では、演じる俳優たちに嘘がなくなってしまう。嘘が、虚構が、本当になるんです。それがちゃんと画に映っているんだなと、完成したものを観て思いました。僕にとっては一番理想で、目指している映画の作り方なんですね。きっと、どの監督もスタッフさんたちも、できるならばそうしたいと思っているでしょう。そのことをやってのける、本当にたくましい監督だなと思いました」。贅沢な、理想的な現場に身を置いて、全力を注ぎ込んだ撮影期間。初の河瀬組でのオールアップは、抜け殻のようになったのかと問うと、「うーん…」と思案した後、「言葉では言い表せないんですけど、」と切り出した。井浦さんの作品愛がこだまする。「撮影は生命そのものを作品にぶつけていくから、本当に魂をすり減らすので、すごくきついんです。なので“早く終わって楽になりたい”気持ちもどこかにはありながら、真逆で“終わりたくない”気持ちも、もっと大きくありました。こんな純粋な現場にずーっといられたら、なんて幸せなんだろうと思いながらも、早くうちに帰って自分の家族と過ごしたい気持ちもありましたし(苦笑)、様々でした。…打ち上げのときが一番きつかったかな。“ここにいると本当に終わっちゃうんだ”と思って、ひとりで外に出て呆然としていたり。いろいろな感情がありました」。井浦新の思い「夢中になれるものがひとつでもあると、命が救われる」物語内、「特別養子縁組」で朝斗を授かった栗原夫婦は、家族3人で幸せな日々を送っていた。しかし、6年後のある日、朝斗の産みの母親を名乗る女性から、「子どもを返してほしい。それが駄目ならお金をください」という1本の電話がかかってくる。血のつながりと魂のつながり、異なる立場からの強い感情が絡み合い、子どもをめぐる葛藤に胸をえぐられる。それでも、『朝が来る』のタイトルの通り、やがて来る朝が微かな希望を照らし、力をもたらしてくれる。今現在、「生きる」ことに活力が見出せないと感じる人にとっても、何らかのメッセージを受け取れる作品かもしれない。「みんなが強いわけじゃないですからね。僕は…好きなもの、夢中になれるものがひとつでもあると、命が救われるんだなと思うんです。自分にとって夢中になれるものって、やっぱり俳優の仕事で。撮影現場で本当に一瞬記憶がなくなってしまう、もしくは、この芝居をしながら気絶するぐらい、ギリギリのせめぎ合いをした日の帰り道とか、疲弊して動けなくなってはいるけれど、確かに“生きている”実感があるんです」。だから、井浦新は今日も現場に立ち続ける。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月19日実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の絆と葛藤を描くヒューマンドラマ『朝が来る』。辻村深月の29万部超えのベストセラー小説を河瀬直美監督が映画化した本作から、“役を積む”瞬間を切り取ったメイキング写真が到着した。今回のメイキング写真には、特別養子縁組あっせん団体「ベビーバトン」の説明会のシーンで、永作博美と井浦新扮する実の子を持つことが叶わなかった夫婦が赤ちゃんと写る写真をはじめ、河瀬監督自らカメラを持って撮影する姿、永作さんと佐藤令旺、蒔田彩珠と浅田美代子が、それぞれ本当の親子のように寄り添う場面も登場。「ベビーバトン」の説明会シーンでは、代表・浅見静恵役の浅田さんが、特別養子縁組の全てを頭にたたきこみ、実際に役者ではない人たちからの台本にない質問に1時間ほど答え続けた。実際に特別養子縁組によって子どもを迎えた養親が登場しており、本物の言葉、本物の強さがある注目のシーンとなっている。また、望まぬ妊娠をしてしまった少女・片倉ひかり(蒔田さん)の奈良での生活を切り取ったメイキング写真。制服姿で佇む場面や、ひかりの家族の姿も捉えられている。河瀬組では、登場人物が経験してきたこと、これから経験するであろうことを役者たちがリアルに体験する、“役を積む”期間が設けられる。蒔田さんは、実際に奈良の中学校に一定期間通い、卓球部にも所属。その中学校には、後に彼氏となる麻生巧(田中偉登)も通っていたが、実際に付き合うシーンを撮影するまでは話すことは禁止されていたという。蒔田さんは「話すことはなかったけど、そこに(田中が)居ることは意識していた」と話し、付き合う前の男女の距離感が生み出されていたようだ。また、ひかりに妊娠が発覚したシーンの撮影後、片倉家の両親(中島ひろ子、平原テツ)は巧の家に行き、ひかりと別れてほしいと頭を下げるという場面もカメラを回さずに経験。ほかにもカメラが回っていない時でも劇中の家族で一緒に生活していたことから、いざ撮影が始まるというとき、中島さんが、蒔田さんの劇中衣装を誤って洗濯してしまっていたというハプニングも生まれたそう。そして、ひかりが出産するまでを安全に過ごすために「ベビーバトン」の施設に入って生活するシーンがあるが、そのシーンは広島で撮影した。ひかりが養子として栗原家に子どもを授けるシーンを撮影する前、浅田さんはたまたま広島に来ていた修学旅行中の中学生を見て、「ひかりもこの中にいるはずだったのに、あの子は今から生んだ子を手放さないといけない」とリアルに考え、カメラが回っていないのにも関わらず、涙がこみ上げてきたという。『朝が来る』は10月23日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年10月18日世界的なラグジュアリー・グループであるケリングは、日本の新本社「ケリングビル」を東京・表参道にオープンしました。グッチ、サンローラン、ブシュロンの店舗が所在する表参道はグループとブランドにとって重要なエリアです。2020年9月にはアレキサンダー・マックイーンが移転し、新コンセプトに基づいた店舗をオープンしました。また、11月にはバレンシアガの世界最大級となる店舗も誕生します。更に2021年には、ボッテガ・ヴェネタがクリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーがデザインした新しい旗艦店を、ケリングビル1階から3階にオープンします。イタリアのラグジュアリーブランドの店舗および日本の本社として2004年にプリツカー建築賞受賞建築家・伊東豊雄氏によってデザインされた本ビルは、2019年にケリングがリアルエステート・パートナーと共に取得しました。表参道のけやき並木のシルエットを構造体として外周を囲い込むユニークなファサードを擁し、15年以上にわたり表参道のランドマークとして名を馳せています。ケリング ジャパンの新しい本社は単なるオフィスビルではなく、グループのビジョンや哲学を反映しています。ケリングの英語の読みは、“caring”(ケアリング、「思いやり」の意)と同じで、各ブランドや従業員、お客さま、ステークホルダー全般、更には地球について私たちがどう考え、またどのような関係を築いているかを反映しています。また、ケリングのルーツと深い関りを持つフランス・ブルターニュ地方のブルトン語で、”ker”は「家」や「生活の場」を意味します。ケリングビルでは4フロアをオフィススペースとし、内装を手掛けた建築家のファラ・タライエ氏が快適な空間を演出しています。自然の要素をデザインコンセプトに取り入れることで、ケリング・グループにとってまさに「日本の家」のようなスペースとなっています。タライエ氏は「ケリングビルはフランス文化と日本文化、そして日本の伝統的な要素とモダンな要素、それら異なるものの出会いの場であり、混じり合う場でもある」とし、ユニークなスペースを作り上げました。障子や縁側など日本の伝統的家屋の要素を取り入れた空間は、白を基調に和の色を組み合わせた、モダンで柔らかなものとなっています。また、PVCの使用禁止などケリングの環境への配慮に基づき、天然素材やリサイクル素材も多用しています。「ウーマン・イン・モーション」に代表されるケリングのアートやカルチャー界における女性への支援活動の一環として、オフィス内には女性作家によるアート作品も随所に展示しています。ケリングビルの6階には、ケリングおよびグループ・ブランドの為のイベントスペースを設け、「ウーマン・イン・モーション」やサステナビリティ関連の講演やイベントを開催する予定です。記念すべき最初のイベントとしては、ケリングビルのオープニングおよび映画『朝が来る』の公開を記念し、映画監督の河瀬直美氏、主演俳優の永作博美氏、井浦新氏の3名をゲストに迎えたトークイベント「ウーマン・イン・モーション」を開催し、ケリング公式ウェブサイトとYouTubeチャンネルでの配信を予定しています。最上階となる7階は自然に囲まれた空間です。「ケリングのアイコンであるフクロウにインスパイアされ、鳥が建物の上に作った巣をイメージしました」と建築家タライエ氏は語ります。表参道を一望できる美しいテラスは、「巣」のテーマを取り入れ、室内には卵型のチェアを配しています。17世紀に建てられた旧ラエネック病院跡地にあるケリングのパリ本社の美しい庭園にも見られるラベンダーなど、日本およびフランスでも愛される四季折々の植物や花々が植えられた空間です。日本の「家」を想起させる特別な空間の中、自然を身近に感じることができる最上階と屋上テラス。そこに集う人々の間で有機的にコミュニティが形成されていきます。「ケリングとブランドが長きにわたって関係を築き、戦略的にも重要な国である日本において、ケリングの新しいオフィスを皆さまにご紹介することをとても嬉しく思います。私たちはケリングビルをオフィス以上の場所にしたいと考えています。ラグジュアリー・グループとしての私たちを反映するこのユニークな建物は、クリエイティビティを象徴する場です。この新しいオフィスにて私たちはお客さま、ビジネスパートナー、友人の方々をお迎えするのみならず、大胆で革新的なひらめきを創出し、そして自社のビジョンや見解を発表していきたいと考えています」フランソワ=アンリ・ピノー ケリング会長兼CEOケリングおよびケリングビルについての詳細はこちらをご覧ください : Nacasa & Partners【新住所】株式会社 ケリング ジャパン〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-1-5全体平米数 2,525.86平方メートルオフィススペース平米数 1,480.62平方メートル (1階、4-7階合計面積)6階イベントスペース平米数 177.3平方メートルケリングについてケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うメゾン、およびケリングアイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、 ドド、キーリン、ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、 2019年には159億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で38,000人に上ります。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月12日