【インタビュー】<前編>北野武×藤竜也 笑いの天才の覚悟 vs 非コメディ俳優の矜持
野球と同じでさ、若手もベテランも同じルールでやってるんだから。映画も“映画”というルールの中で芝居やるだけで、若いのを使う時と何も変わらない。ハナッからおれは喋んないしね、現場で。役者のところにいないで、横で隠れてモニター見て笑ってるだけで、よほどのことがない限り、役者のところに行かないし、「よーい、スタート!」を掛けるのだって助監督が言うんだもん。
藤:日本一、無愛想な監督ですよ(笑)。徹底的に無愛想。でもそういう方だと思えば、全く問題ない。むしろ、ややこしいこと話すよりもありがたいですよ。
――さらにここから、話は年齢を重ね「ジジイ」になることで開けた“境地”、若い世代への思い、さらには「死」に対する意識などへと移っていく。
(photo / text:Naoki Kurozu)
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(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
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