くらし情報『【インタビュー】<後編>北野武×藤竜也 ジジイの楽しみ方、人生の幕の引き方』

【インタビュー】<後編>北野武×藤竜也 ジジイの楽しみ方、人生の幕の引き方

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


背筋を伸ばしてカメラを見据える北野武監督。ポケットに手を入れたまま、口の端をわずかに曲げてニヤリと笑う藤竜也。“好々爺”などという物分かりの良い空気を微塵も感じさせない、かっこいいジジイがそこにいた。

「おれは自分で普段から言ってるよ、『おれみたいなジジイは…』って」(北野監督)、「70過ぎて見てくれは確実にジジイだよね(笑)」(藤さん)と共に“ジジイ”を自認する。20代から芸能界に身を置き、常に第一線で活躍を遂げてきた2人だが、自分がジジイになってみての心境は?若い頃に思っていたジジイとのイメージに違いは?

北野監督:おれが若い時は、30代からジジイだって思ってたからね。50代なんてもう死にたい、あんな歳になってよく生きてやがると思ってたけど、自分がいざ50代、60代となってみるとなんてこっちゃないね。逆に若い時の女や金に対する貪欲さとか、いろいろ欲しがってた自分が恥ずかしくってしょうがない!早く年とってりゃよかったなって思うよ。もう、若い時の思い出なんて恥ずかしいことばかりで、あの下品さを思い出すとイヤになるね。
まあ、自分でいま「ジジイ」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.