2015年10月23日 18:00
山田孝之、歴史を「多くの人に伝えなきゃ」 NHKスペシャル番組放送
(Photo:cinemacafe.net)
大反響を呼んだ「映像の世紀」から20年。このたび、NHK放送開始90年を機に、新たな映像で100年の時を追体験していく「新・映像の世紀」のシリーズ放送が決定。また本番組のナレーターを俳優の山田孝之が務めることが明らかとなった。
全6回に渡り放送される本シリーズ。「百年の悲劇はここから始まった」と題した第一集では、30か国を超える国家が巻き込まれ、犠牲者は民間人をふくめ3,800万人に及んだ第一次世界大戦に関わった人間ドラマを描き出す。あのアインシュタインが天才と呼んだ、ドイツの科学者フリッツ・ハーバー博士は、画期的な肥料開発につながる研究でノーベル賞まで受賞しているが、大戦中、人類史上初めての化学兵器・毒ガスを発明。ロシア革命を成し遂げ、世界で初めて共産主義国家を樹立したレーニンは、恐怖政治の創始者でもあった。砂漠の英雄として映画化もされているアラビアのロレンスは、新たなエネルギー・石油を狙ったイギリスの情報将校としてアラブ社会に食い込み、裏切った。
今にいたる中東紛争のきっかけはロレンスだったとも言われる――。
世界の映像アーカイブスの整備と情報公開が進み、未公開映像が続々と発掘されたことに伴い、20年ぶりの復活を果たす「新・映像の世紀」。