くらし情報『【独女のたわごとvol.18】指南書通りにはいかない!?全てを手に入れる美人妻の正体…『女が眠る時』』

【独女のたわごとvol.18】指南書通りにはいかない!?全てを手に入れる美人妻の正体…『女が眠る時』

、恋愛はうまくいかないけど仕事があるじゃない!と、仕事ひと筋で頑張ってこられたのですから。まあ、そのまま独走してしまっているのは“大”間違いでしょうけれど。でもですよ、周りを見わたしてふと思うのは、本当に何もかも手に入らないんだろうか?という素朴な疑問。『女が眠る時』という映画を観て、そんな疑問が浮上してしまったのです。

どんな物語かというと、リゾートホテルに滞在する2組のカップルのお話。スランプ中の小説家・健二(西島秀俊)とその妻・綾(小山田サユリ)、若く美しい女性・美樹(忽那汐里)と中年の謎の男・佐原(ビートたけし)、彼らの数日間が描かれます。物語があるようでない、ちょっと不思議な映画です。

何が面白いって、どのキャラクターの目線で観るかでストーリーが変わってくることです。
ふとしたきっかけで美樹と佐原の後をつけて覗き見してしまう健二の目線だとサスペンスになりますし、美樹の眠る姿をビデオで撮り続ける佐原の目線だとホラーチックなラブストーリーのようでもある。普通じゃないし不気味だし気持ち悪いんですが、この先どうなるんだろう…と気になってしまう。途中、西島さんの裸体にクラッとしつつも、2人の男のあまりの不気味さと気持ち悪さでハッと目が覚める。

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