くらし情報『【インタビュー】伝説のクライマーを熱演した阿部寛、「自分のテーマとして、この先考えていくことになる」』

2016年3月16日 18:30

【インタビュー】伝説のクライマーを熱演した阿部寛、「自分のテーマとして、この先考えていくことになる」

大自然のパワーは事前に訓練していたとはいえ、「相当辛かった撮影だったことは間違いないです」と阿部は言う。「実は皆には黙っていたけれど、標高5,000メートルを超えると酸素が少なく、毎晩寝ていて頭が痛くなった。酸素の血中濃度など体調管理は万全の態勢で行ったけれど大変でした。役者の代わりはいなので降りるようなことがあれば、その間撮れない。責任重大でした。結果的に無事に終わったけれど、いつ何があってもおかしくない自然の脅威。日本で低酸素運動で6,000は経験したけれど、長丁場での経験はない。不安でしたが、大丈夫でよかったです」。


劇中では、羽生のような登山家を“山屋”と表現している。山屋は山で生計を立てている生業としての意味だけでなく、山に強烈に魅せられ、登らずにいられない者のことも指しているように思う。天才的なクライマーの羽生も山がすべての男だが、役柄を通じて山屋の心境をどう理解したか尋ねると、「彼ら山のプロたちに『なぜ山に登るのか?』と質問しても、はっきりした答えは返ってこない。だけど、彼らと一緒に行動していると、山に対するもの凄い情熱がよく分かるんですよね。向こうに見える岩肌を見つめて、『あそこ登りたいなあ』と言っている。

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