2016年5月19日 12:40
阿部寛、初カンヌは「いい経験」!「団地よりカンヌの風景が似合う」と“希林節”も炸裂
初めてのレッドカーペットに、「あの広さはすごい。やっとここに立てたなと思いました。是枝組で立てて本当に嬉しかったです。初めてのカンヌですが、感動しました」と感想を語った。
会場が満席となる中、是枝監督をはじめ、それぞれ晴れやかな笑顔でそろって舞台挨拶にも登壇。阿部さんの「是枝監督作品は2作目ですが、いつか是枝さんの作品でカンヌに来れることを夢見ていました。今日は楽しんでいってください」というコメントには熱い拍手が送られ、さらに樹木さんの「いまはゆとりのある顔をしていますが、上映が終わったらすぐに逃げられるように準備しております」という、カンヌでも変わらぬ“希林節”には場内から笑い声も。和気あいあいとした雰囲気の中で上映開始。
上映中は、阿部さん演じるダメ息子の良多と、樹木さん演じる母・淑子の会話シーンなどでたびたび笑いが起こるなど、“日本の団地”を舞台にしたローカルな家族の物語は、しっかりと世界の観客の心に届いた様子で、上映後には約7分間にもわたるスタンディングオベーションが続き、阿部さんは時々手を振ってそれにこたえるなど、場内はとても温かい空気に包まれた。場内でも海外のファンに囲まれ、拍手や賞賛コメントを浴び、好評のうちに公式イベントを終えた。