2016年7月17日 16:00
S・スピルバーグ監督、最新作『BFG』は「特別な作品」本人も待望のファンタジー
そんなスピルバーグが本作の監督を望んだ理由の1つは、この作品が「ダークで恐ろしいことを描きながらも救いがあり、誰にとっても普遍的な教訓が描かれている」こと。さらに「それは多くのディズニー初期作品にも込められていたテーマでもある」こととして、ダールとディズニーのいずれにも共感。つまり、ダール、ディズニー、スピルバーグという世界屈指のストーリーテラー3人のコラボレーションによって、本作は実現したといえる。
また、スピルバーグ監督は、「夢やイマジネーションの世界に逃避できるということは、それ自体が私にとって夢のようなこと」として、ファンタジー映画製作への喜びともとれる思いをコメント。「だからこそ、『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は特別な作品といえるでしょう。私自身がベストだと思っているものに逃避できるのですからね」と語る。
スピルバーグ監督本人も待ち望んだ、新たなファンタジー超大作。「これは友情や誠実さについて、友人を守ることについて描かれた物語」と自ら語るように、映画では少女ソフィーとBFGの絆が巻き起こす奇跡と感動のストーリーが、原作以上にエモーショナルに展開されていく。