2016年8月7日 16:00
映画『花芯』の落合モトキ、アコーディオンの音色でヒロインを惑わす…
瀬戸内寂聴による原作小説を、60年の時を経て初めて映画化した『花芯』。親が決めた相手と結婚しつつも、新たに出会った男にどうしようもなく惹かれていくヒロイン・園子の愛を鮮烈に描き出す本作で、園子につかの間の癒しの時間を与える美青年・正田を好演する若手俳優・落合モトキに注目した。
本作は、瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美として活躍していたころ、1957年の発表当時、批評家から「子宮作家」との批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた鮮烈な恋愛文学を、『海を感じる時』の安藤尋監督が主演に村川絵梨を迎えて映画化。
河原にたたずみアコーディオンを奏でる正田に興味を抱いた園子(村川さん)は、少しずつ彼と親密になっていく。音大を志望しながら受験に失敗し、仕方なく美大に通っている正田。雨宮(林遣都)と夫婦関係にありながら、その上司・越智(安藤政信)に禁断の恋心を抱いてしまい、苦しむ園子にとって、河原で彼のアコーディオンを聞くひとときは、心が解放される束の間の時間だった。
その正田を演じているのが、落合さん。1990年7月生まれ、子役出身で、『桐島、部活やめるってよ』を筆頭に、『日々ロック』『MONSTERZ モンスターズ』『娚の一生』『天空の蜂』など数々の映画に出演し、小泉今日子&風間杜夫の「家庭内失踪」