くらし情報『スタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』、セリフがない理由は?』

2016年9月1日 12:46

スタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』、セリフがない理由は?

Photo by cinemacafe.net

スタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』を手がけたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が8月31日(水)、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行った。

5月に開催された第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に正式出品され、特別賞を受賞した本作。短編作品『岸辺のふたり』で第73回アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞したヴィット監督に対し、2006年秋にジブリ側が長編製作をオファーし、構想10年、制作に8年を費やし完成した。

高畑勲氏がアーティスティック・プロデューサーとして携わっているが、「ジブリ作品に共通するのは、繊細さと大人っぽさ。ただ、仮に“ジブリの美学”というものがあるとしても、それを模倣しようとは思わなかった」とヴィット監督。

それでもシナリオ作りの過程では、当時住んでいたイギリスから日本の土を踏み、高畑氏と直接やりとりを交わしており「高畑監督の『ホーホケキョとなりの山田くん』は俳句のような作品、自分が目指すべきものに近かった。自然に対する敬愛や、人間のあり様というテーマも(高畑作品と)通底していると思う」と語った。

映画は荒れ狂う海に放り出され、無人島にたどり着いた男のサバイバルと、突如目の前に現れた女性と交わす愛の軌跡を描いた81分間の作品。

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