2016年9月29日 17:00
【インタビュー】エミリア・クラーク×サム・クラフリン、『セカキラ』の“化学反応”は本物
でも、そこで大切なのはあまり期待しすぎないことかな。達成できなかったときにがっかりしてしまうからね。原作本の中でウィルがこう言うんだ。「やれるだけやってみるんだ。立ち止まっちゃいけない。人生は可能性だらけだ」と。僕はそれが人生の鍵だと思ってる。絶対に手が届かないものも世の中にあるから、その前で立ち止まらず、どこかで待っているチャンスに目を向けるんだ。
「やれるだけ、やってみる」――。それは、俳優を生業にする彼ら自身に対しても当てはまる。
サム:この業界で成功するには勝負に出る覚悟が必要だ。
エミリア:同感。
サム:自分のためになると信じて、やったことがないことをやってみるのは大切だよ。
エミリア:(「ゲーム・オブ・スローンズ」で)デナーリスを演じるために脱いだわ。大胆でしょ。何かを燃やすシーンがあるときは、特に大胆になるわね。
怖いと思うことを、率先してやるようにしているの。と話す2人。こうした呼吸の合った掛け合いや、スクリーンからあふれ出るケミストリー(化学反応)は、今回が初共演とはとても思えない。
サム:(監督の)シーアに初めて会ってから撮影まで1年くらいかかったんだ。かなり長い時間かかったね。