モノクロームで描く男と女…名匠フィリップ・ガレル監督『パリ、恋人たちの影』公開へ
ゴダールに「ガレルは息をするように映画を撮る」と言わしめ、レオス・カラックスらも心酔してきた独自の世界を、圧倒的な感性と技術力でより高みへと引き上げる。
これまで、自身が過ごしてきた時代の空気感、そして美しくも痛みと哀愁に満ちた私的な記憶を作品に反射させてきたガレル監督。本作は、男と女の愛の普遍性を俯瞰的に描いた新境地となり、痛みだけではない、愛することの喜びをモノクロームの画面の中に浮かび上がらせ、「最高傑作だ!」(カイエ・ドゥ・シネマ)とも言われている。
今回完成したビジュアルは、3人の男と女のただならぬ愛の行方を予感させるものに。モノクロームの世界観は、新しさがありつつも、どこか60年代の匂いを感じさせている。
また、本作の公開に併せ、フィリップ・ガレルの過去作を貴重な35mmフィルムで上映する特集も同時開催が決定。カトリーヌ・ドヌーヴ主演『夜風の匂い』、ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞の『恋人たちの失われた革命』などがラインナップする。『パリ、恋人たちの影』は2017年1月21日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
フィリップ・ガレル監督の35mmフィルムによる特集上映同時開催。
(text:cinemacafe.net)
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