フランスの元大統領夫人ベルナデット・シラクを題材にした『ベルナデット 最強のファーストレディ』が11月8日(金)より公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。ベルナデット・シラクは、夫ジャック・シラクを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府であるエリゼ宮に到着し、自分の働きに見合う場所を得られると思っていたが、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘からも「時代遅れ」「メディアに向いていない」と突き放されてしまう。だが、このままでは終われない。参謀の“ミッケー”ことベルナール・ニケとともに、「メディアの最重要人物になる」という、華麗にして唯一無二の“復讐計画”をスタートさせる!フランス映画界の至宝カトリーヌ・ドヌーヴが演じるのは、実在する元政治家ベルナデット・シラク。政治家、そしてシラク大統領夫人としても親しまれた彼女を抜群のコメディセンスとともに、新たな姿でスクリーンに登場させた。「事実を自由に脚色」したユニークなアイディアと、知られざるベルナデット・シラクの姿が話題を呼び、フランスで公開週の興行収入No.1を記録する大ヒットとなった。この度解禁されたポスタービジュアルは、サングラスをかけ含み笑いを浮かべるカトリーヌ・ドヌーヴの姿が印象的な1枚。手には「愛亀(名前はマリー・アントワネット)」を抱え、ユーモアたっぷりの表現となっている。フランス大統領夫人が巻き起こす、人生を賭けた大逆転の物語に期待が高まる。『ベルナデット 最強のファーストレディ』は11月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ベルナデット 最強のファーストレディ 2024年11月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2023 Karé Productions - France 3 Cinéma - Marvelous Productions – Umedia
2024年08月08日1964年に公開され、近年では『ラ・ラ・ランド』がオマージュを捧げた映画としても注目を集めたジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』。カトリーヌ・ドヌーヴの奇跡的な美しさやミシェル・ルグランによる甘く切ない音楽は時を超えても色褪せず、今でも世界中で愛され続けている。このミュージカル映画の傑作は日本でも舞台化され、これまで何度か再演されてきた。10年ぶりの上演となる今回の演出を手がけるのは、元宝塚歌劇団演出部の荻田浩一。主演を『エリザベート』『ニュージーズ』と華と実力を兼ね備えたミュージカル俳優としてのステップを踏み、『流星の音色』では主演に加えて音楽も担当した京本大我が務めている。宝塚歌劇団のトップ娘役として活躍し、本作が退団後初のミュージカルとなる朝月希和をはじめ、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼ら魅力的なキャストが揃った。舞台はフランス、シェルブール。自動車整備士のギイと17歳のジュヌヴィエーヴは愛し合う恋人同士だが、雨傘店の店主である彼女の母親は若すぎるふたりの結婚に反対していた。そんな中、ギイにアルジェリア戦争への召集令状が届き、ふたりは離れ離れになってしまう。まず目を惹きつけられるのが、石畳の港町の美しさを感じさせる美術。実際に雨が降り注ぎ、カラフルな傘を使ったダンスがこのミュージカルの魅力を伝えている。花道から登場した京本は日焼けした肌と鍛えた体というアプローチで上品なイメージを封印し、新聞配達の少年を演じた『ニュージーズ』とはまた違う印象の働く青年に。冒頭で葛藤や戸惑いを感じさせる緩急のあるコンテンポラリーダンスを踊り、これから始まるギイのやるせない物語へと観客を誘った。登場人物たちがすべてのセリフを音楽に乗せて語っていく点が、この作品の独自のスタイルだ。メロディなしにセリフを口にするシーンは皆無で、常に音楽とともに心情が明かされ、物語が進んでいく。そしてこの作品を唯一無二のものにしているのは、映画音楽の巨匠として知られるミシェル・ルグランの音楽。あの有名なメインテーマは場面によって色合いと温度を変え、いつまでも深い余韻を残す。伸びやかな高音に定評のある京本はこの舞台では低音をよく響かせ、ミュージカル俳優としての可能性をさらに感じさせてくれた。仕事終わりにワクワクしながら『カルメン』を観劇するデートシーンや、軽やかなデュエットダンス、包容力を感じさせるギイのバックハグは、思わずキュンとしてしまう名場面。雨傘店の内装やそれぞれの部屋の壁紙、ジュヌヴィエーヴのカラフルでクラシカルな衣装も愛らしい。けれども将来を誓い合ったふたりの幸せが伝わってくればくるほど、この先に訪れる運命がどうしようもなく胸を締め付ける。ギイが出征してから、彼の子供を身ごもっていることに気づいたジュヌヴィエーヴの選択。闇落ちするほどの絶望の先で、ギイが見つけた光。やがてふたりが再会する場面では、選んだ今と選ばなかった未来、恋と愛の違いとは、そして本当の幸せとは?といくつもの答えのない問いが投げかけられる。京本が見せた最後の表情から伝わるのは、それでも続いていく人生の哀しさと美しさかもしれない。取材・文:細谷美香<公演情報>『シェルブールの雨傘』脚本:ジャック・ドゥミ音楽:ミシェル・ルグラン演出・上演台本・訳詞:荻田浩一出演:京本大我朝月希和井上小百合渡部豪太春野寿美礼他【東京公演】2023年11月4日(土)~11月26日(日)会場:新橋演舞場【大阪公演】12月3日(日)~12月10日(日)会場:大阪松竹座【広島公演】2023年12月14日(木)~12月16日(土)会場:広島文化学園 HBGホール公式サイト:※公演が終了したため舞台写真は取り下げました。
2023年11月11日第76回カンヌ国際映画祭の記念式典開会式にカトリーヌ·ドヌーヴ(Catherine Deneuve)が、ルイ・ヴィトンを着用して出席しました。©LOUIS VUITTONドレープスリーブのディテールとネックラインのクリスタル刺繍が特徴的なネイビーブルーダブルシルクジョーゼットのカスタムドレス、同じくネイビーブルーのパンプスと、シルバーのエピレザークラッチを着用しました。ルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年05月21日今年のカンヌ国際映画祭のポスターが公開された。今回フィーチャーされているのはフランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴ。1968年公開『別離』の撮影時にコート・ダジュールで撮られた白黒写真(撮影:ジャック・ガロファロ)で、海を背景に微笑むカトリーヌが写っている。同映画祭は「1968年、コート・ダジュールにて。つかみどころがなく、大胆不敵、無遠慮。映画が決してやめるべきでないそういうものを体現しているのが、アイコンのカトリーヌ・ドヌーヴです。これは第76回カンヌ国際映画祭のポスターです。5月16日から27日まで、映画への愛を祝福しましょう」とカトリーヌについてつづった。カトリーヌとカンヌ国際映画祭のゆかりは深い。1994年には副審査員長を務め、2005年に名誉パルムドール、2008年に第61回特別賞を受賞した。出演作品が上映される機会も多く、何度もレッドカーペットに出席している。『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『真実』など多数の代表作を持つカトリーヌ。2019年に脳卒中を起こしてしばらく休養していたが無事に回復し、現在も俳優として活躍している。今年10月に80歳の誕生日を迎える。(賀来比呂美)
2023年04月20日フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞した演技派ブノワ・マジメルが共演した映画『愛する人に伝える言葉』が10月7日より公開された。この度、ドヌーヴが本作について語るインタビュー映像が公開となった。ガンを宣告された主人公とその母親が、限られた時間のなか「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を感動的に描く本作。誰にでも平等に訪れる死、もし、ある日、余命を宣告されたら、誰に何を伝え、人生をどう整理して幸せな最後を迎えるのか。死を語ることで逆説的に生を描き、その尊さを見つめる感動作となっている。監督は、『太陽のめざめ』でカンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったエマニュエル・ベルコ。主人公を献身的に看病し、愛情を寄せる看護婦役には、『モンテーニュ通りのカフェ』などで知られるセシル・ド・フランス、そして主治医のドクター・エデ役には、実際に現役のガン専門医であるガブリエル・サラが扮しているのも話題となっている。この度、公開されたのは、最愛の息子がガンを患うという、人生における最大の悲しみを受けた母を演じたドヌーヴのインタビュー映像。ドヌーヴは、患者には嘘をつかないという自身のやり方を本作に反映したエデ医師について、「重症患者に独特な態度で接しています」と表現した。「死期を伝えるのは確かにひどいと思われるかもしれません。アメリカでは違うかも。医師が余命をはっきり伝えることが多いですから。ヨーロッパとは大きな違いがある」と語った。本作で惹かれたものとは?という問いにドヌーブは、「演じるというだけでなく、この脚本の映画化に参加するということです。物語も人物もすばらしかった。とても難しくはありました。息子役のブノワにはもっと難しかったかも。すごく力強くて特別な物語でした。話し方や動き方も含め、よくある描き方とは、別のアプローチで人生を終える人々―確実に“最期が近い”人々を描いています」と答え、映画の企画に賛同し、母親役という枠に収まらず、映画の制作にも多大なる力を注いだことを明かした。「ブノワのことは以前から知っていますから、彼に再会して一緒に撮影に挑むとつながりを感じます。撮影以外で会うことはありませんけど、でも彼に再会すると、久しぶりだとは思えません。」と日に日にやつれ、朦朧としていく様を、心身ともに見事に表現したマジメルに対する想いを語ったドヌーブ。病室のベッドで風前の灯のなか、もはや解脱したかのように点を見つめるシーンについて、「彼を腕に抱いて、私が持ち上げると大きな体がすごく軽くなってる。エマニュエル(監督)がこだわっていたのがこのイメージです。ほとんど宗教画のような光景です。母の腕に抱かれる息絶えつつある息子の絵です」と話した。『愛する人に伝える言葉』公開中
2022年10月07日フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞した演技派ブノワ・マジメルの共演作『愛する人に伝える言葉』より、ブノワ・マジメルのインタビュー映像と本編映像が解禁された。この度解禁されたインタビュー映像は「脚本を読んでこんなに感動したのは初めて」と語るブノワ・マジメルから始まる。マジメルは、ガンを宣告された主人公バンジャマンという一筋縄ではいかない役どころに対し「バンジャマンを演じるにはどうすればいいのか。こういう物語に1年も取り組めるか?」と、役を引き受けた際の逡巡した気持ちを回想。そして「この役を自分のほうへ引き寄せて一体になる。真っ向勝負ですよ」とコメントしており、演じる上での覚悟が伝わってくる。また病に倒れたバンジャマンという役を理解するにあたり、「すい臓がんは自分に原因がありませんから、まずは怒りがある」と感じたという。「不当だという怒り」を持ちながら「避けられない運命と闘う力が自分にあるのか」を考え続けたマジメルを助けたのは、コロナ禍での製作の中断。1年がかりで撮影を行うことになり、結果的に「主人公に残された時間と同じくらい」の時間で撮影が進行したのだ。「(1年という時間は)皆が彼を見守り、見送るまでの時間です。僕も同じ道をたどることができた」と語るマジメル。バンジャマンという人物が体験したことを自分の中で受け入れ、憑依したかのような演技が実現した秘密を明かしている。「残された時間を使うこと。最期まで必死に生きること。愛する人と残された時間を分かち合うこと。これは愛を語る映画です」全身全霊でバンジャマンという役を生きた、ブノワ・マジメルの姿を是非劇場で観てほしい。『愛する人に伝える言葉』は10月7日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛する人に伝える言葉 2022年10月7日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© Photo 2021 : Laurent CHAMPOUSSIN - LES FILMS DU KIOSQUE
2022年09月26日フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したブノワ・マジメルが共演した映画『愛する人に伝える言葉』の予告編が公開。フリーアナウンサー・笠井信輔がナレーションを務めた。予告編では、ブノワ演じる膵臓癌を宣告されるバンジャマンが、主治医から余命を告知され、カトリーヌ演じる母クリスタルの悲しみに暮れる姿が映し出される。バンジャマンは、名医ドクター・エデから「一緒に進みましょう」と声をかけられ、様々な葛藤に苛まれながらも、死と対峙していく。今回が初の映画予告編のナレーションだったという笠井さんは、「これは、末期がんを悲しむ映画ではありません。人生の終点までどう生きればいいのか?そして、どう見送ってあげればいいのかを優しく教えてくれるのです。がんサバイバーの私も希望と気づきを頂きました」とコメント。監督のエマニュエル・ベルコは「この映画は人生の讃歌だ」と語っている通り、本作は死を語ることで逆説的に生を描き、その尊さを見つめる作品となっている。『愛する人に伝える言葉』は10月7日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:愛する人に伝える言葉 2022年10月7日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© Photo 2021 : Laurent CHAMPOUSSIN - LES FILMS DU KIOSQUE
2022年07月15日フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞した演技派ブノワ・マジメルの共演で魅せる感動作『愛する人に伝える言葉』。このたび、フリーアナウンサーの笠井信輔がナレーションを務めた予告編が公開された。フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞した演技派、ブノワ・マジメルの共演によるこの物語は、癌を宣告された主人公とその母親が、限られた時間のなか「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を感動的に描く。監督は、『太陽のめざめ』でカンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったエマニュエル・ベルコ。主人公を献身的に看病し、愛情を寄せる看護婦役には、『モンテーニュ通りのカフェ』などで知られるセシル・ド・フランス、そして主治医のドクター・エデ役には、実際に現役の癌専門医であるガブリエル・サラが扮している。笠井信輔がナレーションを務める予告編は、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したブノワ・マジメル演じるバンジャマンが、主治医から余命「半年から一年」と告知され、カトリーヌ・ドヌーヴ演じる母のクリスタルの、悲しみに暮れる姿が心を打つシーンから始まる。人生半ばで膵臓癌を宣告されたバンジャマンは、名医として知られるドクター・エデから「一緒に進みましょう」と声をかけられ、教師として、母の愛を受ける子供として、そして父親として、様々な葛藤に苛まれながらも、死と対峙していく過程が穏やかに描かれてゆく。映画予告編のナレーションは初めてという笠井。自身も悪性リンパ腫という重篤な病にかかり、4か月半の入院経験を持つ。本作については「これは、末期がんを悲しむ映画ではありません。人生の終点までどう生きればいいのか?そして、どう見送ってあげればいいのかを優しく教えてくれるのです。がんサバイバーの私も希望と気づきを頂きました」とコメントを寄せる。「この映画は人生の讃歌だ」と監督エマニュエル・ベルコが語るように、本作は死を語ることで逆説的に生を描き、その尊さを見つめる感動作となっている。なお、ムビチケは本日、7月15日(金)より発売開始。『愛する人に伝える言葉』10月7日(金)より公開
2022年07月15日カトリーヌ・ドヌーヴとブノワ・マジメルの共演で大きな話題となった『De son vivant (原題)』が、邦題『愛する人に伝える言葉』として、10月7日(金)より全国にて公開されることが決定した。人生半ばで膵臓癌を宣告されたバンジャマンは、母のクリスタルとともに、業界でも名医として知られるドクター・エデを訪れる。ふたりは彼に一縷の希望を託すも、エデはステージ4の膵臓癌は治せないと宣告。そしてショックのあまり自暴自棄になるバンジャマンに、エデは病状を緩和し生活の質を維持するための化学療法を提案。またクリスタルは、ドクター・エデの助けを借りて息子の最期を出来る限り気丈に見守ることを心に決めるのだが…。主人公バンジャマンを演じるのは、『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したブノワ・マジメル。バンジャマンの母親役には、フランスを代表する名女優で是枝裕和監督の『真実』にも出演したカトリーヌ・ドヌーヴ。主人公を献身的に看病し、愛情を寄せる看護婦役には、『モンテーニュ通りのカフェ』などで知られるセシル・ド・フランス、そして主治医のドクター・エデには、実際に現役の癌専門医であるガブリエル・サラが扮している。監督は、『太陽のめざめ』でカンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったエマニュエル・ベルコ。監督が「この映画は人生の讃歌だ」とコメントするように、フランスを代表する名優の共演で、癌を宣告された主人公と母親が死と対峙していく過程を描く感動作となっている。『愛する人に伝える言葉』は10月7日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年05月31日フランスが誇る大女優カトリーヌ・フロが主演を務めた映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』のDVD発売・デジタル配信が開始された。本作は、崖っぷちに立たされたバラ育種家が3人の素人ともに最高峰のバラ・コンクールに挑む、笑って泣ける感動の逆転サクセス・ストーリー。バラ育種家の美に懸ける情熱に加え、格差社会や育児放棄などの現代の問題をさりげなく織り込みながら、スパイスをほどよくきかせた軽快なユーモアと、はみだし者たちを包み込むどこまでも温かな視線で爽快なサクセス・ストーリーが描かれる。舞台はフランス郊外。あふれる才能と魔法のような指で新種のバラを開発し、数々の賞に輝いてきたエヴ。だが数年前から巨大企業のラマルゼル社に賞も顧客も奪われ、亡き父が遺してくれたバラ園も今では倒産寸前に。助手のヴェラが何とか立て直そうと、職業訓練所から格安で前科者のフレッド、定職に就けないサミール、異様に内気なナデージュを雇う。だが全くの素人で、手助けどころか一晩で200株のバラをダメにしてしまう3人。そんな中、エヴに新種のアイディアが閃いた。交配に必要なバラがラマルゼル社のバラ園にしかないと知ったエヴは、フレッドにある“特技”を披露させる。パリの新品種コンクールまで、あと1年。はみだし者たちの壮大な奮闘が幕を開ける。主人公エヴに扮するのはフランスで最も栄誉あるセザール賞に10度ノミネートされ、その内『偉大なるマルグリット』他で見事に2度受賞、大ヒット作『大統領の料理人』でも知られるフランスの国民的大女優、カトリーヌ・フロ。バラ以外には全く関心のなかったエヴが、友情や愛情など人間味あふれる想いに目覚めるまでを、ユーモアと情熱を込めて演じきった。またバラの魅力でスクリーンを満たすために、フランス屈指のローズブランドであるドリュ社、メイアン社やスペシャリストが監修を担当。世界にひとつの新しいバラが誕生するまでの交配と栽培の過程が詳細に明かされる。また、パリのバガテル公園で開催されるコンクールが忠実に再現されているのも見所のひとつ。鮮やかで美しいバラとともに描かれるはみだし者たちの奮闘をお楽しみに。【関連動画】■予告編■本編映像特別公開1■本編映像特別公開2■監督からのメッセージ■主演カトリーヌ・フロからのメッセージ【作品情報】映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』監督:ピエール・ピノー脚本:ピエール・ピノー、ファデット・ドゥルアール、フィリップ・ル・ゲイ出演:カトリーヌ・フロ、メラン・オメルタ、ファツァー・ブヤメッド、オリヴィア・コート、マリー・プショー、ヴァンサン・ドゥディエンヌTHE ROSE MAKER (C)2020 ESTRELLA PRODUCTIONS-FRANCE 3 CINEMA-AUVERGNE-RHONE-ALPES CINEMA2020年フランス映画/シネマスコープサイズ/本編約96分日本公開:2021年5月/配給:松竹配信はこちら: 発売中:
2021年11月25日7月6日から開催される第74回カンヌ国際映画祭で、ジョディ・フォスターが名誉パルムドールを受賞することが発表された。ジョディが初めてカンヌ国際映画祭に出席したのは1976年、『タクシードライバー』がパルムドールを受賞したとき。実に45年も前のことだ。ジョディは名誉パルムドールを受賞することになり、「カンヌには、とても恩を感じています。私の人生を変えてくれましたから」「カンヌが私のことを評価してくださったことを、とてもうれしく思います」とコメント。カンヌ国際映画祭のピエール・レスキュール会長は、「カンヌ国際映画祭がクロワゼット大通りに帰ってきます。そこにジョディ・フォスターが祝福に訪れてくれることは、私たちにとって素晴らしいギフトとなります」と語っている。これまでの名誉パルムドール受賞者には、ウディ・アレン、ジャンヌ・モロー、カトリーヌ・ドヌーヴ、クリント・イーストウッド、ベルナルド・ベルトルッチ、アラン・ドロンらがいる。ファンは「名誉パルムドールは、ジョディにふさわしい賞」「もはや伝説の人」「素晴らしい女優」「いつだって良い作品を作ってくれる」とジョディを称賛し、祝福している。ジョディは7月6日、映画祭のオープニングセレモニーに登場予定。(Hiromi Kaku)
2021年06月03日フランスが誇る国民的女優カトリーヌ・フロが主演する、笑いと涙の逆転サクセス・ストーリー『ローズメイカー 奇跡のバラ』。この度、カトリーヌ・フロの上品で華やかな場面写真が到着した。カトリーヌ・フロは、フランスで最も栄誉あるセザール賞に10度ノミネート、その内『偉大なるマルグリット』などで見事に2度受賞し、大ヒット作『大統領の料理人』でも知られる。本作では、フランスの郊外で新種のバラを開発しながら、亡き父が残したバラ園の経営をするエヴを演じる。職業柄、動きやすく汚れても気にならないスタイルの一方で、手掛けるバラのごとく、シャツにジャケットを重ね、首元にはスカーフを巻くという華やかなコーディネートで、バラ園の経営者の風格を漂わせつつ、緑が豊かなバラ園でも上品に映える着こなしもまた見どころ。また、エヴがラフに着こなしている白地にピンクの花をあしらった着物風の部屋着は、突然の来訪者にもそのまま対応できる優れもの。オリエンタルな美しい柄はエヴにぴったり。そんなエヴ役にカトリーヌを起用した理由について、ピエール・ピノー監督は「荒っぽく気楽な演技に、洗練された上品さも加えることができる。“フランス的”なものを体現できる女優」と全幅の信頼を寄せている。バラ園の経営危機にも負けない、気持ちが前向きになるエヴのファッションにも注目してみてほしい。『ローズメイカー 奇跡のバラ』は5月28日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローズメイカー奇跡のバラ 2021年5月28日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 LA FINE FLEUR ‒ ESTRELLA PRODUCTIONS ‒ FRANCE 3 CINÉMA ‒ AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA
2021年05月03日『大統領の料理人』『偉大なるマルグリット』のフランスの名優カトリーヌ・フロが主演する『ローズメイカー 奇跡のバラ』から、予告編とポスタービジュアルがどこの国よりも早く日本で解禁となった。倒産寸前のバラ園を経営するエヴ、助手のヴェラが何とか立て直そうと、職業訓練所から全くの素人である前科者のフレッド、定職に就けないサミール、異様に内気なナデージュを雇うが…。この度、世界最速で解禁となった予告編では、主人公のエヴ(カトリーヌ・フロ)が、「チクショー!」と倒産寸前のバラ園の危機に頭を抱えるシーンから始まる。孤立奮闘中のエヴの前に現れたのは、なんと職業訓練所から派遣された3人。刑務所に入っていたフレッドからは「ババア」と呼ばれ、3人に任せていたビニールハウスのバラは枯れて果て、ますます窮地に追い込まれるエヴ。そんな彼女が閃いたのは、世界にひとつだけのバラを創るという挑戦だった!同時に解禁となったポスタービジュアルでは、愛すべき“はみだし者たち”が揃ってバラ園に佇み、堂々と笑みを浮かべるエヴに対して、不安げな3人の姿が印象的なデザインとなっている。人生につまずいた者たちが“咲かせる未来”とは?色とりどりのバラに包まれ、胸がすく逆転サクセスストーリーを期待させる予告編とメインビジュアルとなっている。『ローズメイカー 奇跡のバラ』は5月28日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローズメイカー奇跡のバラ 2021年5月28日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 LA FINE FLEUR ‒ ESTRELLA PRODUCTIONS ‒ FRANCE 3 CINÉMA ‒ AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA
2021年03月17日カナダのアカデミー賞にあたるカナダ・スクリーン・アワードで5部門にノミネート、助演男優賞を受賞したヒューマン・ドラマ『And the Birds Rained Down』(英題)の邦題が『やすらぎの森』に決定、5月下旬より全国にて順次公開されることになった。カナダ・ケベック州、人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で、年老いた世捨て人たちが密かに暮らしていた。ある日、彼らのもとに思いがけない来訪者が現れる。その80歳の女性ジェルトルードは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。ジェルトルードは、マリー・デネージュという新たな名前で新たな人生を踏み出すが…。舞台となるのは、カナダ10州の中で最も広大な面積を誇り、フランス語を公用語とするケベック。国際的な多文化都市モントリオールを擁し、映画製作も盛んに行われ、ドゥニ・アルカンからドゥニ・ヴィルヌーヴ、グザヴィエ・ドランまで世界的なフィルムメーカーを輩出してきた。そのケベックから新たに届いた本作は、新たな出逢いと湖畔での穏やかな共同生活を送る80代の男女を主人公に迎え、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る、愛と再生の物語。ジェルトルード/マリー・デネージュを演じるのは、“ケベックのカトリーヌ・ドヌーヴ”とも呼ばれたアンドレ・ラシャペル。カナダの演劇、映画、テレビ界で約70年のキャリアを築いたこの名女優は、惜しくも2019年11月に他界し、本作が遺作となった。世捨て人のひとり、チャーリー役にはカナダ・アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジルベール・スィコット、親友のトム役にドゥニ・アルカン監督作品『みなさん、さようなら』(03)の主演俳優であるレミー・ジラールと、ケベックの俳優たちが集結した。監督は、本作が3本目の長編劇映画となったケベック出身のルイーズ・アルシャンボー。本作の舞台でもあるケベック州アビティビ在住の作家、ジョスリーヌ・ソシエがフランコフォニー5大陸賞を受賞した原作小説に感銘を受け、登場人物の息づかいや自然の鼓動までも伝わる繊細な世界観を見事に作りあげた。この度解禁された日本版ポスタービジュアルは、世捨て人のチャーリーとトムが、60年間、精神科療養所に入れられていたマリー・デネージュを挟んで座り、3人が目の前に広がる穏やかな湖を見つめている後ろ姿がどこか寂しげで印象的。ポスター下部には、愛犬やギターを弾き語るシーン、ひっそりと佇む小屋が登場し、森の中での彼らの暮らしぶりが垣間見える。『やすらぎの森』は5月下旬よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2021年02月17日フランスの至宝カトリーヌ・ドヌーヴが贈る、愛おしくもほろ苦い家族ドラマ『ハッピー・バースデー家族のいる時間』。本作でドヌーヴ演じる母と衝突する娘を演じているのが、エマニュエル・ベルコ。映画監督としても活躍する、この実力派女優に注目した。これまでエキセントリックな役柄を多く演じてきた個性派女優であり、監督作品が度々カンヌ国際映画祭に出品されるなど、映画監督としても著名なエマニュエル・ベルコ。長編初監督作品にして主演作の『なぜ彼女は愛しすぎたのか』は第54回カンヌ国際映画祭ある視点部門に、監督作品『ミス・ブルターニュの恋』が第63回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、国際的にも高い評価を得る。第68回カンヌ国際映画祭では監督作『太陽のめざめ』が女性監督として史上2度目となるカンヌ国際映画祭のオープニング上映を飾り、同年のカンヌ国際映画祭では主演した『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』で女優賞を受賞。本作『ハッピー・バースデー家族のいる時間』で親子役で共演しているドヌーヴとは、監督作品『ミス・ブルターニュの恋』『太陽のめざめ』、そして製作中の新作『De son vivant』(原題)で主演に迎え、監督と女優という立場でこれまで仕事を共にしており、大女優ドヌーブに「彼女の脚本には直す部分がひとつもない」と絶対の信頼を得ている。そんな監督と女優、2つの顔を持ち活躍する実力派女優のエマニュエル・ベルコが出演する作品からおすすめの3作品をご紹介!カンヌで女優賞『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』スキー事故で負傷した女性弁護士のトニー(エマニュエル・ベルコ)が、リハビリに励みながら、元夫のジョルジオ(ヴァンサン・カッセル)との出会いから結婚、別れまで10年間の思い出をふり返る。運命の再開を果たし、激しい恋に落ちた男と女の10年間に及ぶ愛の物語に、愛することとは何かを考えさせられる恋愛ドラマ。第68回カンヌ国際映画祭でエマニュエルが女優賞を受賞、第41回セザール賞主要8部門にノミネートされた。2017年公開作品。実在の女性記者役に『バハールの涙』 2019年公開捕虜となった息子を救出するため、銃を手に取り過激派組織ISと戦うことになったクルド人女性バハール(ゴルシフテ・ファラハニ)。最前線で戦うことを余儀なくされたクルド人女性バハールや、女性戦闘員たちの生き様を、女性記者の視点から描いた感動作。戦地での過酷な状況を世界に伝えるため、小さな娘と離れ、バハールたち女性戦闘員の取材を続ける、実在した片眼の戦場記者マチルドをエマニュエル・ベルコが演じている。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。2019年公開。母の誕生日に混乱を招く娘に『ハッピー・バースデー家族のいる時間』夏のある日、フランス南西部の豊かな自然に囲まれた邸宅で、母アンドレア(カトリーヌ・ドヌーヴ)の70歳の誕生日祝いが開かれようとしていた。だが行方不明だった長女クレール(エマニュエル・ベルコ)の突然の帰郷が、誕生会を大混乱へ導いていく。情緒不安定なクレールによって、思い出の家をめぐる問題や複雑な親子関係、それぞれが抱える過去や秘密が次々に暴かれ、激しく感情をぶつけあう家族。幸福なはずの一日はどんな終わりを迎えるのか…?エマニュエル・ベルコがエキセントリックなクレールの役を見事に演じ切っている。自らも役者として本作に出演しているセドリック・カーン監督は「彼女(エマニュエル・ベルコ)も監督なので私が演技する時は自分の演技を見てもらったり、彼女の意見は大変参考になりました」と明かし、撮影の準備期間には皆で『メランコリア』『こわれゆく女』『欲望という名の電車』など、狂気を纏った女性たちの過去の名作を皆で観て、準備万端で挑んだという。『ハッピー・バースデー家族のいる時間』は2021年1月8日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モン・ロワ愛を巡るそれぞれの理由 2017年3月25日よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2015 / LES PRODUCTIONS DU TRESOR - STUDIOCANALバハールの涙 2019年1月19日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2018 - Maneki Films - Wild Bunch - Arches Films - Gapbusters - 20 Steps Productions - RTBF (Télévision belge)ハッピー・バースデー家族のいる時間 2021年1月8日よりYEBISU GARDEN CINMAほか全国にて公開©Les Films du Worso
2020年12月21日「スターチャンネル」映画レーベル“STAR CHANNEL MOVIES”から2021年以降公開予定の新作ラインアップが発表。1月8日(金)公開のカトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』を皮切りに充実したラインアップとなっている。“STAR CHANNEL MOVIES”は、日本初の映画専門チャンネルとして、長年にわたり数多くの作品を放送し続けてきたスターチャンネルの映画レーベル。2021年公開作品としては、ダコタ・ジョンソンとケイシー・アフレック共演でがんに侵された妻とその夫と子どもたち、そして彼らを支え続けた“親友”の実話を映画化した『Our Friend』(原題)や、アウシュヴィッツから脱獄して世界に収容所内の虐殺を訴えようとした2人のユダヤ人の実話を描いた『The Auschwitz Report』(原題)、ホロコーストサバイバーの女性が収容所で自分を痛めつけたナチスの男らしき人を街で見つけ、復讐を画策するノオミ・ラパスとジョエル・キナマン共演の『The Secrets We Keep』(原題)など、映画ファンの注目作が多数待機。また2022年以降には、クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じる『Spencer』(原題)や、『シンデレラ』のリリー・ジェー ムズが1990年代に男装して銀行強盗を繰り返した実在の女性をモデルにしたヒロインを演じる『Peggy Jo』(原題)などが控えている。カトリーヌ・ドヌーヴが一家をまとめる母『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』1月8日(金)より公開カトリーヌ・ドヌーヴ主演、セドリック・カーン監督作。個性豊かな家族が繰り広げる、愛おしくもほろ苦い人間ドラマ。「ベルリン・アレクサンダー広場」をリブート『Berlin Alexanderplatz』(原題)2021年公開ファスビンダー監督によってテレビ映画化もされた、現代ドイツ文学の傑作として知られるアルフレート・デーブリーンの「ベルリン・アレクサンダー広場」を現代版にリブート。製作はプランB『Brad’s Status』(原題)2021年公開ベン・スティラー主演、プランB製作。申し分ないキャリアと幸せな家庭を手に入れているブラッドは、大学の旧友の活躍を見て自分を卑下するように。そんな中、彼は息子と共に大学見学ツアーに出かけるが…。アウシュヴィッツを脱獄『The Auschwitz Report』(原題)2021年公開1942年にアウシュヴィッツに移送されたスロバキア系ユダヤ人フレディとウォルターの実話を基に描いたドラマ。緻密な計画により脱獄した彼らは、スロバキアとの国境を越え収容所内での虐殺を訴える。ノルウェーのユダヤ人一家描く『Betrayed』(原題)2021年公開ナチス政権下ノルウェー。エスカレートする反ユダヤ主義の中で、ブラウデ一家は平凡な日常を奪われ、迫害されていく。そして1942年11月26日、532人のユダヤ人を乗せた貨物船がアウシュヴィッツへと出発する。実話に基づく衝撃のストーリー。ダコタ・ジョンソン主演『Our Friend』(原題)2021年公開アメリカの「Esquire」誌に掲載された手記を実力派キャストで映画化。がんに侵された妻とその夫と子どもたち、そして全てを犠牲にして彼らを支え続けた“親友”の15年にわたる関係を描いた実話。ノオミ・ラパス×ジョエル・キナマン『The Secrets We Keep』(原題)2021年公開ホロコーストを生き延びたマヤは街中である男を見かけ、かつてビルケナウ収容所で彼女を痛めつけたナチスの男ではないかと疑い始める。そして真実を突き止めるため、マヤは彼を誘拐監禁するのだが…。東京国際映画祭で2冠『Only the Animals』(英題)2021年以降公開2019年東京国際映画祭で『動物だけが知っている』として上映され観客賞、最優秀女優賞を受賞した多元焦点ミステリー。フランスの雪国で起こった女性殺害事件を中心に世界各国で人間ドラマが展開する。ブラックコメディ『My Neighbor Adolf』(原題)2021年以降公開1960年のブラジルを舞台に、ホロコーストサバイバーの近所にヒトラーそっくりの男が引っ越してくる騒動を描くブラックコメディ。ホロコーストを生き延びた老人ポルスキー(デヴィッド・ヘイマン)は、隣人(ウド・キア)が生き延びたヒトラーではないかと疑い始め…。リリー・ジェームズが銀行強盗に『Peggy Jo』(原題)2022年以降公開リリー・ジェームズが1990年代に男装して銀行強盗を繰り返した実在の女性ペギー・ジョーをモデルにしたヒロインを演じるクライムラブストーリー。監督はフィリップ・ノイス。クリステン・スチュワート主演『Spencer』(原題)2022年以降公開クリステン・スチュワートがダイアナ元妃役に、監督を『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のパブロ・ララインが務め、ダイアナ元妃がウィンザー一家と過ごした最後のクリスマス休暇を描く。没後25年のドキュメンタリー『Diana』(原題)2022年以降公開没後25年、ダイアナ元妃の早すぎる死と彼女の生涯を、アーカイブ映像とともに新たな世代に伝えていくドキュメンタリーも登場。監督はエド・パーキンズ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハッピー・バースデー家族のいる時間 2021年1月8日よりYEBISU GARDEN CINMAほか全国にて公開©Les Films du Worso
2020年12月18日カトリーヌ・ドヌーヴ主演の、愛おしくもほろ苦い家族ドラマ『ハッピー・バースデー家族のいる時間』が2021年1月8日(金)より公開。監督がフランスの国民的女優といえるドヌーヴを起用した理由を明かした。今年77歳を迎えたカトリーヌ・ドヌーヴ。代表作『シェルブールの雨傘』や『8人の女たち』『真実』など、数多くの映画作品で知られ、最近までコンスタントに約1年に1本のペースで主演し、第一線で活躍し続けている。昨年2019年11月6日、『De Son Vivant』(原題)の撮影中に軽い脳卒中を起こし数週間入院。現在は無事に回復し、退院して自宅で過ごしているという。本作では、一家の中心としてバラバラになった家族をひとつにまとめる優しく頼もしい母親を演じている。物語はドヌーヴ演じるアンドレアの70歳の誕生日を祝うため、いつもは離れて暮らす子どもや孫たちがお祝いに駆け付ける場面からはじまる。そこへ、3年間行方不明だった長女が戻って来たことで、混乱の一日が幕を開ける…。トラブルメーカーの長女クレール役を監督としても活躍する女優のエマニュエル・ベルコが演じ、芸術家肌の次男ロマン役をヴァンサン・マケーニュが、しっかり者だが融通のきかない長男ヴァンサン役を本作の監督を務めているセドリック・カーンが演じている。それぞれに強い個性を持った役者たちが集まった本作だが、そんな個性豊かな役者たちに負けず劣らず、ドヌーヴはずば抜けた存在感を放ち、作品全体をおかしくも愛しい家族物語としてまとめ上げている。カーン監督は本作のキャスティングを決める際に、まず家族の土台となる母親役をドヌーヴに決めたらしく、「彼女のステイタス、オーラ、ファンタジー、人間性、すべてがこの人物と共鳴していました。彼女からすぐにOKの返事をもらえたので、彼女を中心に家族を作っていきました」と語っている。『ハッピー・バースデー家族のいる時間』は2021年1月8日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハッピー・バースデー家族のいる時間 2021年1月8日よりYEBISU GARDEN CINMAほか全国にて公開©Les Films du Worso
2020年12月09日【今週の悩めるマダム】先日、久しぶりにママ友とのランチ会に参加しました。すると、みんな口々に夫や子どもの愚痴ばかり……。たしかにコロナで大変だったのはわかりますが、聞いているだけで疲れてしまいました。こんなことで疲弊するくらいなら、ママ友との関係を見直そうと思っていますが、薄情すぎますか? (神奈川県在住・40代主婦)ママ友との関係を見直すのがどうして薄情になるのでしょう。疲弊していると感じてしまうのであれば、ちょっと距離を置いてみるのもいいかもしれませんね。実は僕、フランス人のママ友がたくさんいるのです。驚かれると思いますが、ママだけのチャットグループに参加させてもらっています。イザベル、アニエス、レテシア、クレール、オディール、リサ、マリオン、レイラ……。総勢20人くらいの中に、パパは僕だけ。あまり男臭がしないからでしょうか?シングルファザーだからでしょうか?とにかく、物書きにとっては願ってもないチャンスですからね。社会勉強させてもらっています。ご意見番のような感じで、たまに男性側の意見を求められることもあります。しかし、フランスの母ちゃんたち、みなさんの想像とは全然違うと思います。フランスのマダムといえば、女優のカトリーヌ・ドヌーヴのような、ゴージャスでファッショナブルで気の強い女性のイメージかもしれません。でも、実際はもっと等身大のお母さんなのです。というか、化粧っ気もなく、ファッショナブルでもないです(笑)。中には1人くらい絵に描いたようなマダムがいてもよさそうなものですが、これがまったく……(笑)。そんなママ友たちは、ワッツアップ(欧米でよく使われるチャットアプリ)で、本当にくだらないことをだらだら話し続けています。その内容は、あそこのケーキが美味しいとか、あの先生のファッションセンスはひど過ぎるとか。あとは、夫の悪口や子育ての愚痴ばかり……。ね、何も変わらないでしょ?でも、僕は逆にその何でもない愚痴に安心を覚えたりしているのです。人間ですものね、多少、愚痴ってないとやってられないときもありますし。返事しないうちの愚息に、片づけを手伝わないうちの愚息に、いつも腹を立てています。だから、「自分だけじゃないんだ」と共感さえ覚えています。フランスも日本も、ママ友の会話に関してはあんまり違いがないのが実情じゃないでしょうか。でも、ママ友たちの愚痴や他人の批判に嫌気が差すのもよくわかりますよ。行き過ぎた個人攻撃を年中聞かされているのであれば、気分が悪くなるのも当然。フランスのママ友たちの場合、個人攻撃が始まると必ず反対意見を言う人間が出てきます。上手にバランスが保たれるので、その点は楽です。日本だと「あんた、あの人の肩を持つの?」って言われたりするのでしょうか?だったら、仕方ないけど、ちょっと離れてもいいと思います。寂しくなったらまた戻ればいいのですから。さりげなく離れて、さりげなく戻ってください。適度な距離感を保ちながら、波風立たせないで、つかず離れず、すいすいと生きていくのが賢明です。【JINSEIの格言】ママ友会に参加しないのはなんの問題もありません。なんなら、コロナのせいにしちゃえばいいんですよ。「コロナで疲れたからちょっと休みます」って。あまり無理しないでくださいね。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】(@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2020年11月24日12月開催予定の「フランス映画祭2020 横浜」のオープニング作品がイザベル・ユペール主演の『ゴッドマザー』に決定した。今年で28回目を迎えるフランス映画祭。通年の6月開催が延期され、改めて12月10日(木)~13日(日)に開催することが決定している。また、感染拡大防止の観点から、作品の通常上映はイオンシネマみなとみらいに限定し、作品本数も10本に絞っての実施。オープニング作品に決定した『ゴッドマザー』は、イザベル・ユペール主演×ジャン=ポール・サロメ監督による社会派コメディ作品。ほかにも、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞した、激動のカンボジアを生き抜いたある家族の物語を描く『FUNAN フナン』。カトリーヌ・ドヌーヴが出演するフランス流家族ドラマ『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』。香水業界での再起をかけたドラマを描く『パリの調香師 しあわせの香りを探して』などを上映する。鑑賞チケットは、11月20日(金)0時15分よりイオンシネマe席リザーブにて、同日8時より劇場窓口にて購入が可能。また、通常の50%の座席数での販売となる。「フランス映画祭2020 横浜」は12月10日(木)~13日(日)イオンシネマみなとみらいにて開催。(cinemacafe.net)
2020年11月14日A.P.C.(アー・ペー・セー)が、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーヴとコラボレーション。ウィメンズコレクションをA.P.C.コレクションショップなどで販売。A.P.C. × 仏女優カトリーヌ・ドヌーヴによるウィメンズコレクションコラボレーションを続々と発表しているA.P.C.が新たにタッグを組んだのは、映画『昼顔』や『ひきしお』など、数々の名作映画で主演を務めたフランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴ。A.P.C.の生地を使用し、自由な発想でデザインしたウィメンズコレクションを展開する。メインとなるアイテムは、ダークネイビーのダブルジャケット&パンツからなるウールスーツと、カーキのノーカラージャケット&スカートのセットアップ。いずれも、クラシックなボックスシルエットを採用しつつ、ほどよい細身のシルエットに仕立て現代的にアレンジを加えている。セットアップに組み合わせるアイテムとして提案するのが、ホワイト地に赤い水玉模様を配したシャツやダークグリーンのペイズリー柄ブラウス。また、動物を表すモチーフをあしらったTシャツも用意する。アクセサリーも充実。ゴールドのサンダル、フェイクスネークスキン素材を使用したグリーンのミッドヒールパンプスなどのシューズに加え、バックや財布、カトリーヌ・ドヌーヴのミドルネームから命名したアロマキャンドル「ファビアン(Fabienne)」も展開する。【詳細】A.P.C. カトリーヌ・ドヌーヴ発売日:2020年9月28日(月)販売店舗:A.P.C.コレクションショップ、オンラインストア価格:・VESTE NICOLE 63,000円+税・PANTALON RENEE 38,000円+税・VESTE MATHILDE 55,000円+税・JUPE NELLY 29,000円+税・BLOUSE SEVERINE 39,000円+税・SANDALES ELIANE 42,000円+税【問い合わせ先】A.P.C. カスタマーサービスTEL:0120-500-990
2020年10月02日2020年9月28日(現地時間)ーフランス・パリでルイ·ヴィトンの新作ハイジュエリーコレクション「Stellar Times(ステラー タイムズ)」の発表イベントが開催され、以下セレブリティの方々にご参加いただきました。©Louis Vuitton左から:●アリシア・ヴィキャンデルハイジュエリーコレクションからイヤリング、ネックレス、リングをご着用。2020年春夏コレクションのシャツ、スカートにカプシーヌ MINIをあわせて。●カトリーヌ・ドヌーヴハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。2020年秋冬コレクションのドレスにプティット・マルをあわせて。●ステイシー・マーティンハイジュエリーコレクションからイヤリング、ネックレス、リングをご着用。2020年秋冬ランウェイルックにカプシーヌ MINIをあわせて。©Louis Vuitton左から:●ノエミ・メルランハイジュエリーコレクションからイヤリングとネックレスをご着用。ペプラムトップス、パンツにカプシーヌ MINIをあわせて。●キアラ・マストロヤンニハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。2020年プレフォールコレクションのドレスにカプシーヌ MINIをあわせて。●アメリア・ウィンザーハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。ワンピースにカプシーヌ MINIをあわせて。©Louis Vuitton左から:●ルース・アンド・ザ・ヤクザハイジュエリーコレクションからリングをご着用。コート、ベスト、インナートップス、パンツにカプシーヌ MINIをあわせて。●マリーナ・フォイスハイジュエリーコレクションからイヤリングとリングをご着用。2020年プレフォールコレクションのスカート、ニットトップスにカプシーヌ MINIをあわせて。●シンディ・ブルーナハイジュエリーコレクションからイヤリングとブレスレットをご着用。タートルニット、パンツにカプシーヌ MINIをあわせて。#louisvuitton企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月30日毎週日曜にWOWOWシネマにて放送中の「W座からの招待状」。この度、7&8月放送の作品ラインアップが発表された。注目は、昨年公開されたシム・ウンギョン&松坂桃李主演『新聞記者』。“報道メディアは権力にどう対峙するのか”を問いかけ、公開序盤から各地で満席が続いた話題作。第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ6部門を受賞し、凱旋上映もされた本作が7月19日(日)、ついにTV初放送される。また、8月23日(日)には、同じく昨年公開された『真実』をTV初放送。是枝裕和監督の長編14作目となる本作は、構想8年の渾身作にして初の国際共同製作映画。全編フランスにて撮影された本作には、カトリーヌ・ドヌーヴが主人公の国民的大女優役を演じ、娘役でジュリエット・ビノシュが出演、母と娘の愛憎渦巻くドラマが描かれた。ほかにも、水谷豊が監督し、出演もしている『轢き逃げ 最高の最悪な日』、『淵に立つ』の深田晃司監督と筒井真理子が再びタッグを組んだ『よこがお』、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンが共演した脱獄映画の金字塔を、チャーリー・ハナムとラミ・マレックのコンビでリメイクした『パピヨン』などTV初放送作品がずらり。いま観るべき作品がラインアップされている。「W座からの招待状」は毎週日曜日21時~WOWOWシネマにて放送中。(cinemacafe.net)■関連作品:パピヨン(2018) 2019年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月14日より全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズよこがお 2019年7月26日より角川シネマ有楽町、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2019 YOKOGAO FILM PARTNERS & COMME DES CINEMAS轢き逃げ 最高の最悪な日 2019年5月10日より全国にて公開Ⓒ2019映画「轢き逃げ」製作委員会さらば愛しきアウトロー 2019年7月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved世界の涯ての鼓動 2019年8月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開©2017 BACKUP STUDIO NEUE ROAD MOVIES MORENA FILMS SUBMERGENCE AIE真実 2019年10月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA
2020年06月30日フランソワ・オゾン監督最新作『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』の公開を記念して、監督の旧作を一挙上映する「鬼才フランソワ・オゾンの世界」をシネ・リーブル池袋にて開催することが分かった。ジャンル、テーマ、作風が作品毎に変幻し、挑発的なサスペンスから生々しいエロティシズムまで、ジェンダーの垣根を越えた強烈な映像美とストーリーテラーで観客を幻惑してきたオゾン監督。今回は最新作公開直前の1週間、監督の近年の代表作6作品を一挙上映!カトリーヌ・ドヌーヴ主演、真っ赤なジャージ姿が話題となった『しあわせの雨傘』(’10)をはじめ、人間が持つ毒と日常に潜む狂気を、ユーモアを交えて炙り出す極上の大人サスペンス『危険なプロット』(’12)。名門校に通いながら売春に手を染める17歳の少女の大きく変化していくセクシュアリティ『17歳』 (’13)。普通の主婦が“特別な女ともだち”と出会ったことで、刺激と興奮に満ちた人生へと変わっていき、女性としての輝きを増していく様を描く『彼は秘密の女ともだち』 (’14)。『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネ、『ルートヴィヒ』のパウラ・ベーアが出演する、カラーとモノクロで描くミステリー『婚約者の友人』 (’16)。そして、中身は正反対の双子の兄弟を巡る、エロティック・心理サスペンス『2重螺旋の恋人』(’17)といったラインアップとなっている。オゾン監督最新作『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』は、実際にあった“神父による児童への性的虐待事件”を取り扱い、初めて実話に挑戦した映画。ベルリン国際映画祭では銀熊賞(審査員グランプリ)の栄誉に輝き、本国フランスで公開されるや、心を震わせるヒューマンドラマとして絶賛され、91万人を動員する大ヒットを記録した本作が、ついに日本公開を迎える。「『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』公開記念鬼才フランソワ・オゾンの世界」は7月10日(金)よりシネ・リーブル池袋にて開催。『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』は7月17日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:しあわせの雨傘 2011年1月8日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010危険なプロット 2013年10月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2012 Mandarin Cinéma-Mars Films-France 2 Cinéma-Foz17歳 2014年2月15日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© MANDARIN CINEMA – MARS FILMS –FRANCE 2. CINEMA - FOZ彼は秘密の女ともだち 2015年8月8日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2014 MANDARIN CINEMA – MARS FILM – FRANCE 2 CINEMA – FOZ婚約者の友人 2017年10月21日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開© Mandarin Production - FOZ - X FILME Creative Pool GmbH - Mars Films - France 2 Cinéma - Films Distribution ©2015 MANDARIN PRODUCTION-X FILME-MARS FILMS-FRANCE 2 CINEMA-FOZ-JEAN-CLAUDE MOIREAU
2020年06月29日原田知世主演『時をかける少女』などの“尾道三部作”をはじめ、数々の名作を世に贈りだしてきた映画作家・大林宣彦監督が、肺がんのため4月10日(金)に82歳で死去。この日は、最新作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』の公開予定日だったが、新型コロナウィルスの影響により映画館が休館し、公開延期となっていた。1938年、広島県尾道市生まれ。3歳のときに自宅の納戸で見つけた“活動写真機”と戯れるうちに映画をつくり始めたという。テレビCM草創期にはチャールズ・ブロンソンの「マンダム」をはじめ、カトリーヌ・ドヌーヴなど多くの外国人スターを起用したCMを製作、その作品数は3,000 本を超える。1977年に『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出。自身の古里・尾道を舞台にした『転校生』(’82)、『時をかけ る少女』(’83)、『さびしんぼう』(’85)は“尾道三部作”と称され、世代を超え親しまれ、現在も新世代のクリエイターへ大きな影響を与えつづけている。近年には“大林的戦争三部作”と呼ばれる『この空の花-長岡花火物語』(’11)、『野のなななのか』(’14)、『花筐/HANAGATAMI』(’17)を発表。特に『花筐/HANAGATAMI』は第72回毎日映画コンクール日本映画大賞、第33回高崎映画祭特別大賞など様々な賞を受賞し、第91回キネマ旬報ベスト・テンでは日本映画ベスト・テン第2位に選ばれ、監督賞を受賞した。また、2004年春の紫綬褒章受章、 2009年秋の旭日小綬章受章。2019年には令和初の文化功労者にも選ばれていた。肺がんと診断され、余命の宣告を受けたのは、2016年8月。転移を繰り返すがんと闘いながら、みずからの命を削って、平和をたぐり寄せる映画を完成させた大林監督渾身の最新作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』は、新型コロナウイルスの影響により映画館が休館し、公開延期となっていた。その公開予定日だった4月10日(金)19時23分、東京都世田谷区の自宅にて息を引き取った大林監督。葬儀・告別式は、家族葬(密葬)を執り行い、後日、お別れの会を予定。喪主は、妻で映画プロデューサーの、大林恭子氏が務める。『時をかける少女』でデビューした原田さんは「在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします」とTwitterに思いを綴り、また、『青春デンデケデケデケ』に出演した浅野忠信も「ありがとうございました一緒に映画を撮った日々を忘れません」とTwitterを更新。岩井俊二監督は「ちょっとすぐには受け止められない。 エネルギッシュな新作にコメントを書かせて頂いたばかりでした」とまだ信じられないといった様子で、「訃報を聞いて呆然としている」と綴った行定勲監督は「恩師を失ってしまったような気持ちだ。この時、拙作『遠くの空に消えた』を『僕が撮ったらあんな爽やな風のような映画にならない』と気に入ってくださった」と2ショット写真をアップするなど、出演者や映画関係者、映画ファンから悲しみの声が相次いでいる。『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』は近日公開。(text:cinemacafe.net)
2020年04月11日昨年11月に文化功労者に選ばれた映画作家・大林宣彦さんが4月10日19時23分、肺がんのため東京都世田谷区の自宅で亡くなった。82歳。葬儀・告別式は、家族葬(密葬)を執り行い、後日、お別れの会を予定している。なお喪主は、妻で映画プロデューサーの大林恭子氏が務める。1938年広島県尾道市生まれの大林宣彦監督は、3歳の時に自宅の納戸で見付けた活動写真機と戯れるうちに映画をつくり始めた。テレビCM 草創期にはチャールズ・ブロンソンの「マンダム」をはじめ、カトリーヌ・ドヌーヴなど多くの外国人スターを起用し、CM作品数は3000本を超える。1977年に『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出。自身の古里・尾道を舞台にした『転校生』(82)、『時をかける少女』(83)、『さびしんぼう』(85)は“尾道三部作”と称され、世代を超え親しまれ、今も新世代のクリエイターへ大きな影響を与え続けている。近年には“大林的戦争三部作”となる『この空の花-長岡花火物語』(11)、『野のなななのか』(14)、『花筐/HANAGATAMI』(17)を発表。『花筐/HANAGATAMI』は、第72回毎日映画コンクール日本映画大賞、第33回高崎映画祭特別大賞など様々な賞を受賞し、第91回キネマ旬報ベスト・テンでは日本映画ベスト・テン第2位に選ばれ、監督賞を受賞した。大林宣彦監督個人では、2004年春の紫綬褒章受章、2009年秋の旭日小綬章受章。2019年、令和初の文化功労者に選ばれている。肺がんと診断され、余命の宣告を受けたのは、2016年8月。転移を繰り返すがんと闘いながら、みずからの命を削って、平和をたぐり寄せる映画を完成させた大林宣彦監督の最新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は、4月10日に公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により映画館が休館し、公開延期となっていた。近日公開を予定している。(C)2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC
2020年04月11日カトリーヌ・ドヌーヴが、ティファニーやバカラなどの高級アンティークを手放し、その最期の日を鮮やかに締めくくろうとする映画『アンティークの祝祭』。この度、ドヌーヴが実娘で女優のキアラ・マストロヤンニと対峙する2人の共演シーンの本編映像が解禁された。母クレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)が長年集めていたアンティークを庭先で売っているという情報を聞きつけ、20年ぶりに娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)が帰ってきた。母の姿を見つけると、恐る恐る「ママ」と声をかけるが、クレールは20年ぶりとは思えないほどあっさり「あらマリー」と答える。マリーが近くに寄っても作業の手を止めようともしない。「家の置物を全部外に? なぜ? お金がいるの?」と質問を繰り替えすマリーに、「売る物があるからよ。邪魔しないで。今さら文句はやめて」と冷たく突き放すクレール。奇妙な時間が2人の間に流れたとき、クレールは突然「マリー…少し太ったわね」「どうして急に来たの? 1人暮らしを楽しんでいたのに」と畳みかけながら、「答えなくていいわ。あなたの心はここにはないもの。今日は最後の日よ」と続ける。そんな母の姿にマリーは困惑するばかりで…。この“母娘”の共演について、監督は「キアラとカトリーヌは以前すでに母と娘を演じていたけれど、このように激しい関係ではありませんでした。2人とも本気でこうした演技をやりたがっていましたし、私たち全員にとってうっとりする経験でした。実際には、2人の間に存在しない悲しみや怒りを追求するというのは、やりがいのあることでした」と、2人の演技合戦に大絶賛を贈っている。『アンティークの祝祭』は4月24日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンティークの祝祭 2020年4月24日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開©Les Films du Poisson - France 2 Cinéma - Uccelli Production – Pictanovo
2020年04月06日4月16日(木)開業予定の映画館「アップリンク京都」のオープニング企画が発表された。「アップリンク京都」は、京都市中京区の複合施設「新風館」地下1階にオープンする新たな映画館。異なるデザインコンセプト計4スクリーン、215席(予定)を有し、こだわりのフードメニューなども用意。映像ギャラリー、壁面ギャラリー、マーケットも備え、映画を観ない方も楽しめる新たなカルチャースポットとなる。今回の開業に際し、オープニング特集として「見逃した映画特集 in KYOTO」と題し、113本を超える映画を一挙上映する特集を実施。歴代カンヌ最高賞から短編インディーズまで、6週間に渡って上映していく。『ホドロフスキーのサイコマジック』公開を記念した「アレハンドロ・ホドロフスキー監督特集」として『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』などの上映、『愛がなんだ』『そこのみにて光輝く』などを上映する「現代日本映画選集」、「現代アメリカ映画選集」、「LGBTQ映画選集」、「ロウ・イエ監督特集」、「カンヌ国際映画祭パルムドール選集」などが組まれている。また、オープニング作品にはカトリーヌ・ドヌーヴ出演の『アンティークの祝祭』や、『衝動ー世界で唯一のダンサオーラ』、『コロンバス』、『れいわ一揆』、『クリシャ』がラインアップ。ほかにも、ポップアップスペースでは写真展「アニエスベー:写真家、アーティストとカーディガンプレッション/...des photographes...des artistes et le cardigan pression」を開催。カーディガンプレッションの誕生40周年を記念し、1986年に開催された写真展の新しいコレクションを展開。デヴィッド・リンチやオマー・ビクター・ディオプなど14か国から招待されたアーバンコンテンポラリーのアートシーンで活躍する写真家とアーティストに、ブランドのタイムレスなカーディガンと共に“carte blanche” =白紙委任状を渡し、40×60cmに統一された大きさで自由に撮り下ろされた作品からセレクトされた約30点を展示する。「アップリンク京都」は4月16日(木)オープン。「見逃した映画特集 in KYOTO」は4月17日(金)~5月28日(木)実施。(cinemacafe.net)
2020年04月01日新型コロナウィルスの感染対策につき、世界中で外出制限が増えている。そこで先日終了したオンラインのフランス映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」(MyFFF)が、短編映画59作品を期間限定で無料配信中。今回の無料配信企画は「お家にいよう MyFFF - STAY HOME EDITION」と題し、3月27日(金)夜から実施中。『8人の女たち』『真実』などで日本でも知られるカトリーヌ・ドヌーヴ特別出演作『美味しい美女』をはじめ、淡い初恋を描いた『私たちの愛は誰にも負けない』、ヴァンサン・マケーニュ主演『靄の向こうに』、シャルロット・ル・ボン監督作『ジュディット・ホテル』、ほんのり笑える郊外の若者を等身大で映し出した『真のフランス男』など。30分を超える見応えのあるものから、子どもも楽しめる動物のアニメーションなど様々な作品がラインアップ。ほかにも、「第10回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」で配信された長編作品8作も延長配信中(有料)だ。「お家にいよう MyFFF - STAY HOME EDITION」は4月27日(月)まで1か月間実施中。(cinemacafe.net)
2020年04月01日レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(Les Merveilleuses LADURÉE)から、2020年夏コスメが登場。2020年6月26日(金)より発売される。“名画に登場するスター女優”たちに着想レ・メルヴェイユーズ ラデュレの2020年夏コスメのテーマは「メルヴェイユーズたちのシネマ」。オードリー・ヘプバーンやカトリーヌ・ドヌーヴなど、歴史に名を残す魅惑的な女優たちや名作映画からインスピレーションを得たメイクアップコレクションとなっている。スポットライトを浴びたかのようにまぶしく、華やかなイエローの限定パッケージも目を惹く。スポットライトを浴びたように煌めくアイカラー「グリタリング アイカラー」は、きらびやかに輝く女優たちのまぶたをイメージした単色アイカラー。輝度の高いパールを散りばめたオイルリッチなベースが、まばゆい輝きと透明感のある発色で、スポットライトに照らされたかのように煌めく目もとを演出してくれる。しっとりなめらかなテクスチャーでムラなくのび、肌にピタッと密着してくれるのもグッド。カラーは「101 ショータイム」や「105 ハッピー・エンド」など5色。ネーミングにも今季の世界観を反映した。101 ショータイム:星屑を集めたようなプリズムシルバー102 スター:懐かしいきらめきのグリッターセピア103 ストーリーボード:ぐっと大人っぽさを演出するサマーブラウン104 メロドラム:ノスタルジックなダスティパープル105 ハッピー・エンド:幸せを届けるコーラルピンク女優のような表情美が叶うミニチークカラー「プレスト チークカラー N」がミニサイズになって限定登場する「プレスト チークカラー N(ミニ)」は、女優たちの豊かな表情美にインスパイアされたチークカラー。サイズが小さくなっても機能はそのままで、鮮やかな発色で頬を染め上げると共に、毛穴や凹凸をカバーしながら肌になめらかに密着し、女優たちのようにいきいきとした表情美を演出してくれる。カラーは「プレスト チークカラー N」から、人気の10色をセレクトした。01 ジョゼフィーヌ:甘い雰囲気漂うヴァイオレットピンク02 ドラジェ:繊細で儚いパウダーピンク03 ポンパドゥール:女性らしさが香り立つライトピンク06 ボンボン:飴玉のように愛らしいドーリーピンク09 ピュス:しっとりと落ち着いたブラウンベージュ10 カンディードゥ:イノセントを生み出す可憐なピーチ12 クラモアズィ:格調高いプラムレッド16 ラヴァンド:澄みきった美しさのラベンダーピンク17 シャルマントゥ:視線を惹きつけるチャーミングピンク18 リュビ:優しい温かみのある血色を与えるコーラルピンク白く澄み切った肌を演出するフェイスパウダー女優たちのように涼しげな表情を演出してくれるのが「ラスティング プレスト パウダー」。繊細なブルーパールと、蒼白で紫外線カット効果のあるUVパウダーを絶妙なバランスで配合したフェイスパウダーが、赤味、黄味をおさえて“白く澄み切った肌”を叶えてくれる。パウダーは薄膜ながら肌にぴたっとフィット。毛穴や肌の凹凸を補整しながら光を乱反射し、肌表面をふんわりとぼかして、ナチュラルで明るい印象へと導く。皮脂吸着パウダー配合で、余分な皮脂や汗を吸収してくれるのも嬉しいポイント。化粧崩れを防ぎながらつけたての美しさをキープする。【詳細】レ・メルヴェイユーズ ラデュレ 2020年夏コスメ発売日:2020年6月26日(金)※当初4月24日(金)発売を予定していたが、発売を延期。・グリタリング アイカラー 5色 各2,500円+税<数量限定品>・プレスト チークカラー N(ミニ) 10色 各3,000円+税<数量限定品>・ラスティング プレスト パウダー(ケース付き) SPF30 PA++ 1色 4,000円+税<数量限定品>・ラスティング プレスト パウダー SPF30 PA++ 1色 2,500円+税<新商品>【問い合わせ先】レ・メルヴェイユーズ ラデュレTEL:0120-818-727(フリーダイヤル)
2020年03月26日パリのホテルを舞台に繰り広げられるマジカルな一夜の物語を描く映画『今宵、212号室で』より、予告編と本ビジュアルが到着した。主人公マリアをカトリーヌ・ドヌーヴを母にもつキアラ・マストロヤンニ、夫役はバンジャマン・ビオレが務め、元夫婦共演も話題の本作。今回到着した予告編では、結婚して20年、密かに重ねていた浮気が発覚してしまったマリアが、夫リシャールと一晩距離を置くため、近くのホテル“212号室”を訪れる。すると、20年前の姿をした夫、さらには歴代の元カレたちも大集合と、ファンタスティックな一夜が幕を開ける――。そんな不思議な出来事が映し出される本映像。若き夫が言うには、この“212号室”は“民法212条”=「夫婦は互いに尊重し、貞節であること」と関連しているそうだが…。さらに映像と同時に公開されたポスタービジュアルには、ホテルのベッドに並んで物思いにふける2人を写し出す。また夜空の背景が、本作のマジカルな物語を予感させるようだ。『今宵、212号室で』は6月12日(金)よりBunkamuraル・シネマ、シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:今宵、212号室で 2020年6月12日よりBunkamura ル・シネマ、シネマカリテほか全国にて順次公開©Les Films Pelleas/Bidibul Productions/Scope Pictures/France 2 Cinema
2020年03月21日