くらし情報『【予告編】香港、返還20年目に問う10年後の未来…新世代監督が紡ぐ『十年』』

2017年3月9日 14:30

【予告編】香港、返還20年目に問う10年後の未来…新世代監督が紡ぐ『十年』

の集会会場のある一室で、2人の男が銃で来場者を脅そうと密かに準備を進める…という物語。『冬のセミ』(監督:ウォン・フェイパン)では、壊れた建物の壁、街に残された日用品など “黙示録”の中の世界のような香港で、1組の男女が標本を作製している。『方言』(監督:ジェヴォンズ・アウ)は、タクシー運転手に普通話(中国語)の試験が課せられ、それに受からないと香港内で仕事ができる場所に制限がかかってしまうという物語。また、『焼身自殺者』(監督:キウィ・チョウ)は、英国領事館前で焼身自殺があったものの、身元もわからず遺書もなく、誰が何のために行ったのかに迫っていく。『地元産の卵』(監督:ン・ガーリョン)は、香港最後の養鶏場が閉鎖され、「地元産」と書かれた卵を売るサムは“良くないリスト”に入っている言葉だと注意を受ける…。

この5本の短編で構成された予告編は、オムニバス作品をまるで1本の繋がった映画のように見せる。10年後の香港ではなく「“いま”の状況そのまま」と現地で話題になった香港の姿と、そこに住まう人々の不安を、ドラマチックに示す映像となっている。5人の若手監督はいずれも、短編で各国映画祭に招待された経緯を持つ監督たち。

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