【特別映像】60’Sポップアート界の寵児“カミンスキー”って何者!?
そんな本作から今回到着したのは、巨匠カミンスキーの訃報を伝える各国のニュースの声から始まる、およそ5分もの冒頭映像。
1920年代にポーランド人の母親とともにパリへ渡り、アンリ・マティスの弟子となり、パブロ・ピカソにも一目置かれたマヌエル・カミンスキー。1960年代にポップアート花盛りのニューヨークを訪れるや、“盲目の画家”としてメディアに祭り上げられ、時代の寵児に。ところが突然、表舞台から姿を眩まし、スイスでの隠遁生活に入ってしまう。“伝説の盲目の画家”カミンスキーとは、いったい何者なのか?
映像では、カミンスキーと親交があった“20世紀の偉人”たちが数多く登場する。「ゲルニカ」など20世紀絵画に革命をもたらせたパブロ・ピカソ、フォービズムのリーダー的存在でありカミンスキーの師匠とされるアンリ・マティス、彫刻家で画家のアルベルト・ジャコメッティ、芸術家・詩人のジャン・コクトーなど、名だたる偉人たちを魅了した若き日のカミンスキーが前半では映し出される。60年代に入り、NYへ進出したカミンスキーは“盲目の画家”として脚光を浴び、ついにアメリカンポップアートで最も有名な巨匠アンディー・ウォーホルと並び評されるまでに。