くらし情報『河瀬直美&ソフィア・コッポラに続くカンヌに愛された“イマ旬”女性監督に注目』

2017年5月3日 16:30

河瀬直美&ソフィア・コッポラに続くカンヌに愛された“イマ旬”女性監督に注目

■才色兼備! 世界が認めたマーレン・アデ監督
本作が長編3作目のアデ監督は、もともとプロデューサーとしてKomplizen Filmを設立。第62回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞をW受賞したミゲル・ゴメズ監督の『熱波』など数々の作品をプロデュースしてきた。

監督・脚本家としては、00年と01年に1作ずつ短編を発表後、03年に発表した『Der Wald vor lauter Baumen』(原題)で長編デビューを果たす。この作品が第22回サンダンス映画祭審査員賞ワールド・シネマ部門のドラマティック賞受賞、ドイツ映画賞で最優秀映画賞にノミネートされたほか、ヨーロッパの各都市で開かれる映画祭で映画賞・主演女優賞などを受賞。続く『恋愛社会学のススメ』(’11)では、ある1組の恋人たちと、その周りの人々が織りなす現代的な人間関係を描き、長編2作目にして第59回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を2つ(審査員グランプリと女優賞)、さらにフェミナフィルム賞を受賞。世界25か国で公開され、ドイツ映画賞で3部門ノミネートも果たした。

そして3作目となる本作は、自身の父親から発想を得て、脚本の執筆から、撮影、編集まで6年を費やしたという。

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