【インタビュー】師の教えを胸に…『カーズ』を通して伝えたい「人生に何が重要かを発見すること」
について考えてほしいという。「僕たちがこの映画で伝えようとしたこと、“誰かほかの人のサポートをすることは、やりがいがあるだけじゃなくて、自分でやるよりももっと満足感を得られることがある”ということだよ。自分の人生に価値を見つける、ということなんだ」。
『カーズ』が誕生して11年、技術面的にも大きな変化があったのだそう。特に注目のシーンは、ストームとの勝負に負け、クルーズと共にトレーニングを重ねていく中で出会う「クレイジー8デモリッション・ダービー」。強烈なキャラクターが登場し泥まみれになりながら大迫力のダービーを繰り広げる。フィー監督は「率直に言うと、僕たちが、(『カーズ』の)最初の映画で泥が出来たとは思えない。だから、技術の進歩やツールが、過去には決して出来なかったことを出来るようにしてくれたんだ」「僕たちが、クレイジー8に対してフィーリング的に気をつけていたのは、あまりに怖すぎるようにしたくない、とことだった。
この国では、デモリッション・ダービーは、土曜日の夜、家族を連れて楽しむ、というものだ。僕たちはそういう世界の中で、キャラクターを描きたかった。彼らはダービーを楽しんでいるんだ。