くらし情報『名匠ケネス・ブラナー、“天才”ノーランの脚本は「驚くほどムダがなくパワフル」』

2017年8月14日 12:00

名匠ケネス・ブラナー、“天才”ノーランの脚本は「驚くほどムダがなくパワフル」

と語り、圧倒的な緊迫感が続くタイムサスペンスであることを説明する。

ノーラン自身による脚本は「驚くほどムダがなく、しかもとてつもなくパワフル。そこには“ノーラン映画ならこれ”と人々が関連づけるあらゆる要素が組み込まれていた」という。「数学的に正確な構造、ストーリー展開に込められた人間性と意味の奥深さ、扱う範囲の壮大さ、ストーリーを引っ張る理屈抜きの活力など、すべてが入っていた。そのストーリーに胸が躍るような体験であると同時に、戦争と歴史上のあの特別な瞬間に関する深い考察」になっていると語り、ノーランが描こうとする世界、その神髄に魅了されていた様子だ。

アイルランド育ちのケネスは、「“ダンケルク・スピリット”という表現をよく耳にしたが、第二次世界大戦について学ぶようになって初めて、その意味をちゃんと理解するようになった」と明かす。「それは、どんな逆境でも決して諦めないということ。敵に占領された場所で身動きがとれなくなった40万人もの兵士たちを生還させるために、国全体が団結して、大掛かりな、不可能にも思える撤退作戦を勇敢に実行した。
その精神は、致命的な敗退にもなりえた状況を、チャーチルが呼んだように“奇跡の救出”へと変えた」

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