2018年1月1日 12:00
イーストウッド監督「ごく普通の人々に捧げた物語」『15時17分、パリ行き』予告映像
ヨーロッパでの再会のハンドシェイクは、かつて森を駆けた時に交わした少年時代と同じだ。米空軍兵スペンサーは「自分でもわからないけど、運命に押されている気がする」と、学生生活を送るアンソニーに語る。その後、若者たちが運命の時を迎える瞬間を描いた映像には、思わず胸が熱くなり、本編への期待は高まるばかりだ。
また、今回、現実に起きた事件の当事者を本人役で登場させるという前代未聞の試みを成し遂げたイーストウッド監督から、自信に満ちたコメントが到着している。
クリント・イーストウッド監督 コメント
この映画はごく普通の人々に捧げた物語です。彼らは旅行中の青年で、テロリストが電車に乗り込んできた時にとっさにアクションを起こしたのです。テロリストは300発近くの弾丸と銃を持っていました。悪事を企んでいたことは明白です。
私は、数多くの素晴らしい俳優たちと出会ってきました。おそらく彼らを起用したとしても素晴らしい仕事をしてくれたでしょう。しかし私は、この3人の若者たち自身に演じてもらうことこそ、もしかすると面白い試みなのでは?と思い始めました。私は彼らと共に、事件が起こった全く同じ場所で撮影を行いました。