くらし情報『『ボストン ストロング』が描く新たな“ヒーロー像”とは!? 姉妹都市・京都で特別試写会』

2018年4月25日 14:15

『ボストン ストロング』が描く新たな“ヒーロー像”とは!? 姉妹都市・京都で特別試写会

本作ではボストンに住む主人公ジェフ(ジェイク・ギレンホール)の家族の描写も多いが、「彼らはいわゆるブルーカラー(労働者階級)であり、ボストンだけでなく、アメリカでもっとも多い層」と話す。アメリカの人口の3分の2が、このブルーカラーにあたる。「それくらい特別ではない、普通の人を丁寧にリアルに描写したことで、庶民が意図せず何かを成し遂げてしまう、“巻き込まれ型”の典型的な作品の系譜を踏んでいる」と分析。

「古くはフランク・キャプラ監督作(『素晴らしき哉、人生!』ほか)や、近年では『15時17分、パリ行き』など、主人公がいかに普通の人間かを丹念に描いたうえで、彼らが自分の意志ではないところで巻き込まれ、気がつくと世の中を変えるようなことをやっている、気づけば皆のヒーローになっている、というのは昔から多く描かれてきており、アメリカ映画は伝統的にヒーローを作り続けているんだということを改めて感じた」と話した。そのうえで、作中でも会話の中で登場する『フォレスト・ガンプ/一期一会』を例に、「過去の作品は登場人物が意図せず起こしたアクションによってまわり(世界)が変わるという形が多かったが、本作はそれに反し、主人公から脚の自由を奪う=アクションを封じるところからスタートさせていて、同じヒーロー映画の系譜ではあるが、また新しいものを見せてもらった」

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