2018年6月2日 08:47
林遣都にロス急増中!「おっさんずラブ」での“出会い”を強みに
が言うように、「あっち側の人間を好きになっても、幸せになることは絶対にない」のだろうか?
昨今、ドロドロした不倫愛を描く映画やドラマが相次いでいるが、「おっさんずラブ」はいまだ日本では大きな声を出せない同性愛を、真正面から、かつ軽妙なタッチで描いてきたからこそ、観る者を余計に切なくさせ、夢中にさせている。本作をきっかけに、“いままで名前は知っていたけれど…”という層の心も確実につかんだはずだ。
今年は、童貞こじらせ男子を演じた『チェリーボーイズ』、デビュー作の自分を見守るような役柄を演じた『野球部員、演劇の舞台に立つ!』ほか、『コーヒーが冷めないうちに』(9月21日公開)、『ギャングース』(秋公開)と映画出演も続く。本作で得たさまざまな“出会い”でより頼もしくなった林さんに、これからも期待していたい。
(text:Reiko Uehara)
■関連作品:
ギャングース 2018年秋、全国にて公開
ⓒ 肥谷圭介・鈴木大介/講談社
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