2018年6月30日 08:45
【インタビュー】『ブラックパンサー』第2班監督、日本で撮影するなら“北海道”?
とダリンは語る。「こんな規模の成功は誰もが予想していませんでした。月並みなフレーズとは言え、まさしく“嬉しいサプライズ”といった感じで、この映画に携わった人々は皆、心底興奮しています」と、『ブラックパンサー』の大成功を口にする。
その要因としては、「ライアン・クーグラー監督のストーリーテラーとしての並外れた才能に依るところが大きいと思いますね。彼は本作で、マーベル・シネマティック・ユニバースを新たな次元に押し上げたと言っても過言ではありません」とダリン。また、これだけのアフリカ系俳優が主要キャラクターを占めるヒーロー映画は、かつてないこと。「全く新しいタイプの映画が、はたして世界中の観客に受け入れてもらえるだろうか、という不安があったのは確かです。とはいえ、素晴らしくよく出来たストーリーだったので、そうした人種的・文化的背景といったものが、さほど障害にならないだろうという確信もありました」と言う。
これまでにも『ジョン・ウィック』シリーズ2作品や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ベイビー・ドライバー』などの話題作でセカンドユニット監督を務めてきたダリンは、「こうしたある種、実験的とも呼べる映画が、メインストリーム作品として世界中の人々に抵抗なく受け入れてもらえる時代が来たんだな、と、個人的に感慨深いものがありました」