勝地涼、『銀魂2』で将ちゃんに! “器用俳優”の大化けに期待
スクリーンデビューは『世にも奇妙な物語 映画の特別編』の1編『携帯忠臣蔵』。その後は、岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』、深作欣二&深作健監督による『バトルロワイヤルII』に出演し、実力ある若手として認知され始めると、2005年には小泉今日子&鈴木杏共演の『空中庭園』(監督:豊田利晃)、伊藤英明&ミムラ共演『この胸いっぱいの愛を』(監督:塩田明彦)に相次いで出演、そして大作『亡国のイージス』に大抜擢される。
勝地さんは、主演の真田広之をはじめ中井貴一、寺尾聡、佐藤浩市ら日本を代表するキャストたちの中で、キーパーソンとなる若き海上自衛官・如月(きさらぎ)を熱演し、アクションも披露、第29回日本アカデミー賞新人賞を受賞した。勝地さんが演じた如月と真田さんが演じた上官の先任伍長・仙石は好きな絵を描くことで繋がり、まるで父と子のような師弟関係は高い共感性を物語に持ち込んだ。近年こそ、福田作品や宮藤官九郎作品、さらに2014年から4年以上務めた「プロミス」のCMなど、素に近い(?)陽気でコミカルなキャラクターで人気を博しているが、同作で演じた影のある如月の精悍な顔つきは印象的だった。