映画業界にはびこる人種差別に向き合う…『風をつかまえた少年』アイサ・マイガのインタビュー映像
この作品に出演できてうれしいわ。力強いアフリカの母親を演じられるんだもの」とキャラクターや演じたことの喜びを語る。
キウェテルが手掛けた脚本について「読んだ瞬間に恋に落ちた。知性が感じられるし、政治的な問題にも触れてる。生き生きとした家族の姿に共感できると思ったし、ウィリアムの人物描写も素晴らしかった」と大絶賛!続けてキウェテルとの仕事について「ひと言で表現するなら、監督の誕生に立ち会った感じ。俳優としてのキウェテルを尊敬してきたわ。彼の演技は芸術性があって知的さも兼ね備えてる。そんな彼が監督する作品に出られたのは、本当に素晴らしい体験よ」と俳優だけではなく、監督としての信頼も語る。
最後に「作品を観る人たちはきっと、この家族に対して共感すると思う。アフリカの子どもの話だけど、普遍的な家族の姿を描いた作品でもあるわ。アフリカのよさも発見してもらえると思う。それに、アフリカこそが未来と感じるかも」と力強く語り、インタビューを締めくくる。
女優としての活躍に留まらず、映画づくりや書籍の執筆などを通して人種差別への問題提起を投げかけるアイサ・マイガ。映画の鑑賞とあわせ、彼女の活躍にも注目してほしい。