2019年9月30日 17:30
香港発・女性新人監督による感動作『淪落の人』2020年2月公開決定
2019年、公開と同時に香港中を涙と感動で包んで大ヒット、現地の映画賞のみならず、第14回大阪アジアン映画際でも観客賞に選ばれた『淪落(りんらく)の人』(原題:淪落人/英題:STILL HUMAN)が、2020年2月1日(土)より公開されることが決定した。
半身不随となり人生に絶望した中年男性と、家族のために夢を諦め出稼ぎ家政婦として働く若いフィリピン人女性。背景も文化も異なる見知らぬ2人が出会い、やがてお互いの人生で最も大切な友になっていく。
人生のどん底にいるとき、人は一体どうやってその先の人生に向き合えばよいのか?多くの自問や想像・考察を経て作られた本作は、介護問題やフィリピン人女性の出稼ぎ労働者など現在の香港が置かれている状況にスポットをあてつつ、夢や希望を持つことの大切さ、思いやりの心がどれだけ人を支えるかを時にユーモアを交えながら描き出した。
主演は、『インファナル・アフェア』『イップ・マン最終章』など香港を代表する名優アンソニー・ウォン。なんとウォンは本作の脚本にほれ込み、ノーギャラにて出演。半身不随という難役を見事にこなし、香港電影金像奨をはじめとする数々の賞を受賞した。