2009年8月12日 15:20
『色即ぜねれいしょん』主演抜擢に「絶対ドッキリや!」田口トモロヲ&渡辺大知対談
――ある意味普遍的で、とても素敵な“青春映画”だと思うのですが、それぞれの青春と重ね合わせつつ、本作の魅力を最後にお願いします!
渡辺「純たちって一つの目標に向かってどこまでもまっすぐで、純粋じゃないですか。その目標がフリーセックス(※劇中、純たちが本気で信じ込む妄想!)ってとこが、アホっていえばアホなんですけど(笑)。でもそれを本気で信じ込む純粋さはかっこいいと思うし、憧れますね。いまの時代、こういう高校生はいないのかもしれないし、僕自身、たぶんフリーセックスなんて言われてもまず信じないと思う。疑うところから始めちゃうと思うんです。でも本気で信じるんや!みたいな(笑)。そんなところが素敵な映画です!」
田口「(笑)。僕としては、いままで主人公にならなかったような、中途半端で内気な少年以上、青年以下の人をメインにしたってところが、これまでありそうでなかった青春映画になっている理由だと思います。
いま、青春ど真ん中にいる人も、かつて青春を謳歌した大人にも、いろんな世代に見てほしい。必ず一歩…いや、半歩かな(笑)、前に進みたくなるような作品になっていると思います」。
(Text:Kaoru Endo/Photo:Shinya Namiki)