2020年2月6日 10:00
『1917』約3分半の長尺ワンカット映像!のどかな風景が一変、敵機が目前に
観客がストーリーに没頭して登場人物と一緒に体験するために作った映像だ。観客が撮影技術に気を取られるようではある意味失敗だ」とコメントを寄せている。
また、英国アカデミー賞で監督賞を受賞し、アカデミー賞にも期待がかかるサム・メンデス監督は「映画は体験だ。言葉ではなく感情で観客を夢中にさせるものだ。だから私は使える映画技術をすべて使って、観客を戦争の真ん中に連れて行った。かつてない没入感だ」と、劇中の物語に没頭することに注力した映像の仕上がりに自信を覗かせており、「観客にはカメラを忘れて、彼らの感情的な決断に共感してほしい。兵士たちが何を体験し、戦争で人間に何が起こるのか、我々が作ったのは体験そのものなんだ」と、ワンカット映像で映し出される映像体験に込めた想いを明かしている。
静かな空気が飛行機の墜落で一変していく一連の流れ、ロジャーによる圧巻のワンカット映像とともに、少しの会話やしぐさ、雰囲気、その場所におかれた環境から、キャラクターの個性や物語を語るメンデス特有の詩的な描写も映し出され、命がけの伝令の一部を体験することができる映像となっている。
『1917 命をかけた伝令』は2月14日(金)