名作と共にふり返る!アンナ・カリーナの伝説的な人生『アンナ・カリーナ』予告編
今回解禁された予告編は、まるでアンナが隣にいて、あの大きな瞳でこちらを見つめるようなシーンから始まる。
パリの町なかの映画館カルチエラタンに来たアンナ。永遠のフランスのファッションアイコンらしく、茶のコートとハット、黒のトップスという、すっきりした出で立ちで現れた彼女は、何に心を動かし、どんな風に変わってきたか、映画史そのものである自分の人生をふり返る。
スクリーンには過去に演じてきた役柄が次々と映し出され、ココ・シャネルの映像では「アンヌ・カリーヌ・ベイヤーだと伝えると、シャネルはそれを繰り返して、“だめね。アンナ・カリーナにしなさい”と言った」という、運命的な出会いを語る。
また、ゴダールから手渡されたメモには「愛しています。真夜中。カフェ・ド・ラぺ」という告白があったことを語る。
セルジュ・ゲンズブールは、アンナの声と歌い方は強烈な個性があると称え、その後に続く映像では、アンナはその独特な歌声を披露している。
数々の名作の中に、アンナの人生が映る。しかし実際の彼女の人生の方が、映画よりもっとドラマチックで運命的だったかもしれない、そんな思いに駆られる予告編に仕上がっている。