6月はプライド月間!韓国からインドまでアジアのLGBTQ+映画6選
やがてジャンとルオ、その恋人リー・ジンの3人で逃避行が始まるが…。
春の終わりには、その関係性がまるで別物になってしまう5人。愛は水面に浮かぶ蓮の花のように、ときに衝動的に、刹那に男と男、男と女の間をたゆたう。窮地の策か、それとも意図的か、ゲリラ的な撮影がまるで覗き見る探偵の目線のように身体を重ねる者たちをヒリヒリと映し出す。ゲイクラブでドラァグクイーンとして名を馳せたジャンの艶めかしさには、夢中になること必至。
台湾のスター、ロイ・チウが“内縁の夫”を熱演
『先に愛した人』(2018)
『先に愛した人』(英語字幕)
Netflix配信中の台湾映画『先に愛した人』も、夫が同性の恋人のもとに走ってしまう物語だが、こちらは思わずクスッとするところも、もちろん考えさせるところもあるヒューマン・コメディ。第92回アカデミー賞国際長編映画部門に台湾代表作品として出品された話題作。
夫が息子と妻を置いて出ていき、元恋人のもとで病気のため帰らぬ人となった。
その夫の保険金が息子ではなく、赤の他人で自称・“内縁の夫”ジエに渡ることを知り激怒した妻は、保険金をめぐり相手と戦おうとするが、思春期の息子はなんとその夫の相手と同居をすることに!
自分の父親が愛して、死ぬまで一緒にいた人物はどんな男性なのか。