アンジェリーナ「本当にゾウの家族みたい」お揃いコスプレで声の熱演『ゴリラのアイヴァン』
――そのことについて監督にもお聞きしたいと思います。檻に入れられた動物の話でありながら楽しいものにするというのは、かなり難しかったのではないでしょうか?製作をする上で、これだけは避けようと思ったことは、何かありましたか?
テア:ええ、そこは最初からすごく難しい課題でした。ドキュメンタリーみたいにしないことは大事でした。実在のアイヴァンについてのドキュメンタリーは、すでに作られているので。それに、このアニメーション映画は、ほかでもないディズニーで製作される。つまり、ディズニーらしいトーンでやる必要がありました。
私、マイク、デザイナーのモリー・ヒューズは、最初からずっと見た目にも、ストーリー的にも、正しいトーンにするように、すごく注意しました。たとえば柵がどれくらい大きいかなどについてもそう。
カメラが向けられた時、どう感じるかはすごく大事です。それはショットひとつひとつでも意識しています。編集でも。
柵が全然見えないショットもあるし、柵を入れて、(アイヴァンが)閉じ込められているんだということを思い出させるようにしたショットもあります。映画全体の80%のシーンで主人公が檻の中にいるというのは、作り手にとって、かなり難しい状況なんです。