くらし情報『【インタビュー】成田凌、自在な変化は“冷静な器用さ”から「もっと不器用になりたい」』

2020年9月9日 07:45

【インタビュー】成田凌、自在な変化は“冷静な器用さ”から「もっと不器用になりたい」

Photo by cinemacafe.net

「もっと不器用になりたい」。ふと、成田凌の口からこんな言葉が漏れた。現在、26歳。俳優デビューは、まだ数年ほど前のこと。劣等感を抱く新米医師から夢見る活動弁士、厄介な殺人鬼まで、様々な人間と化してきた成田さんだけに、おそらく「不器用」か「器用」かと問えば後者なのだろう。しかしながら、作品ごとに見せる自在な変化は、“役になりきる”という、ある種の「不器用さ」の賜物のようにも見えていた。

役に没頭しすぎない「冷静でいなきゃできない」

「役に引っ張られるとか、そういうの全然ないんです(笑)。撮影中も、役と自分を分けている…はずですし。
とは言え、分かれきってはいないと思いますけど。ただ、(役に)没頭しすぎるほうが危険な気はして。演じるって、冷静でいなきゃできないことだとも思う。抑えたり、出したり。頭で考えながらしなきゃいけないことは絶対にあって。感情のままドバッと行くほうが気持ちいいかもしれないけど。素直に生きちゃいけない場だと、僕は思っています」。

「そんなふうに考える自分が嫌いですけどね」と呟いてからの、冒頭の一言。
「言わなきゃよかった(笑)」と茶目っ気まじりの後悔を見せるが、作品を重ね、キャリアを充実させていく中、その“冷静な器用さ”は見抜かれ始めているよう。

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