2009年10月21日 17:12
あなたが愛を見つける日は?vol.1 不思議な運命描く『きみがぼくを見つけた日』
(Photo:cinemacafe.net)
「どこかでお会いしましたよね」なんて、下手なくどき文句のようです。でも、実際に初対面であるはずなのに、そう感じてしまう人がいるのも事実。知っているような、懐かしいような。そして、すぐに打ち解けてしまったりして。
そんな親近感は、気のせいなのでしょうか。もしかすると、本当に以前どこかで知り合いだったのかもしれません。ソウルメイト?前世からの曰くつきの関係?こんな考えは、マユツバですかね。いろいろ考え方はあるかもしれませんが、そう思いたくなるのは、特別な人との関係に運命性を見出す自然な心の動きなのでしょう。
人は何かと物事に特別な意味を与えようとする生き物。だからでしょうか。こんな特別な意味=“運命”については映画にはよく描かれています。
でも、『きみがぼくを見つけた日』に描かれる運命はちょっと不思議。主人公は、遺伝子に異変をきたし、自らの意思とは関係なく時空を旅する力を持ってしまった男性・ヘンリー。過去を旅するうちに6歳の少女・クレアと出会います。クレアは、彼の「未来から来た」という言葉を信じられるほど純真な心の持ち主。人生の節目に、何度も未来から訪れてくれるヘンリーに、彼女は恋心を抱き、「いつか必ず、同じ時空で会えるときが来るよ」