くらし情報『ステラン・スカルスガルドら5人の“いぶし銀”俳優が圧倒的存在感『異端の鳥』』

ステラン・スカルスガルドら5人の“いぶし銀”俳優が圧倒的存在感『異端の鳥』

と、映画のテーマの“核”にも言及する。

タランティーノからウェス・アンダーソンまで、名作映画への出演が数えきれないハーヴェイ・カイテルが演じるのは、命の危険が迫っていた少年を助ける心優しい司祭。しかし彼は病に侵され、その余命は幾ばくもなかった。

「これは何度も繰り返し伝えられるべき物語」と力説するカイテルは、本作で使用されている人工言語スラヴィック・エスペラント語に挑戦。監督によるとこの言語を使った出演者の中で最も苦戦したのがカイテルだったといい、自分が口にする言葉について「意味も分からない。そんな経験をする俳優も珍しいだろ」と笑顔を見せる。

近年ラース・フォン・トリアー作品への出演や『アイアン・スカイ』などに出演するウド・キアーが演じるのは、少年が身を寄せることになる粉屋のミレル。働き者である一方で嫉妬深く、若い妻と同居する作男の不倫を疑い、日増しにその猜疑心が肥大化していく。
キアーは「人は嫉妬心から人を殺すこともある」と演じるミレルが抱く感情の行く末をほのめかす。映像にはミレル最大の“見せ場”ともいえる“ちゃぶ台返し”シーンも収録されている。

『眺めのいい部屋』など過去120作品以上もの役柄を演じてきたジュリアン・サンズが演じるのは、司祭(カイテル)

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