【映画と仕事 vol.4】又吉直樹主演映画のプロデューサーを経て、ソニーで若きクリエイターの支援に奔走! スマホでハリウッドへの道を切り拓け
そうですね。コミュニケーションありきで映像を作るということをやらせていただいておりましたので、シネマとはまた違いますが、カメラマンという立場で、背景にあるものを理解してストーリーを作るということをやっていました。
――その後、日本に帰国されて…。
帰国して通常の企業で営業マンのような仕事をしていたのですが、東日本大震災が起こったことで、何か日本を盛り上げることはできないか?ということを同世代の人たちと話す機会がありまして。自分はカメラを扱うことができるので、何かストーリーを作ったらどうか? ということで、ちょうど2011年の3月いっぱいで当時の会社を退職することも決まっていたので、それを機に映画制作を始めました。
――自分が作りたい映画作品を作るというだけでなく、映像の制作を“仕事”として請け負うことも?
そうです。当初はフリーランスで写真撮影や映像制作を手掛けることもあり、その後は映像制作会社という形で、制作の仕事を請け負っていました。国際交流基金さんの映像を制作したり、ミュージックビデオを制作したり、車のメーカーさんのPRのためのCG映像などを手掛けたりしていまして、主に企業の映像を作る機会がありました。