【映画と仕事 vol.4】又吉直樹主演映画のプロデューサーを経て、ソニーで若きクリエイターの支援に奔走! スマホでハリウッドへの道を切り拓け
映画制作では、ひとつ、中野裕太さん主演の長編映画『もうしません!』をプロデュースし、ゆうばりファンタスティック国際映画祭に出品させていただき、さらに又吉直樹さん主演の短編映画『海酒』はSSFF & ASIA 2016で上映させていただきました。
――アメリカではスポーツというノンフィクションのものに携わっていらして、映画というフィクションの“物語”を制作するという点で、違いもあったかと思います。
根本にあるのは「人」だと思っていまして、人の思いを伝えるというストーリーに興味があるんですね。僕自身、過去に見たいくつもの映画が「あの映画のあのシーン…」という感じでずっと心に残っていて、元気もらったり、人生に影響を受けたりしてきました。そういうひとつひとつのストーリーに目を向けて、自分もそれを作りたいと思ったんですね。
「映画はテクノロジーや新たな手法を用いて進化」
――プロデューサーという仕事の面白さや大変さについて教えてください。
これはあくまでもソニーに入社する前の個人の活動の話ですが、プロデューサーとしてまず予算をどう集めるか?プロジェクトをどう管理するか?という部分とクリエイティブの対立があると思っていまして、監督がクリエイティブに責任を負うとすると、プロジェクトそのものに責任を持っているのがプロデューサーなんですね。