母と幼い息子の必死の会話…『おもかげ』ワンシーンワンカットの冒頭映像公開
短編につづいて『おもかげ』を監督したソロゴイェン監督は、緊迫感あふれるワンシーンワンカットのその短編をオープニングシーンとしてほぼそのまま採用。
“Madre”とはスペイン語で“母”のこと。『おもかげ』では幼い息子を失った母エレナが10年後、息子のおもかげを宿した少年と出会ってからの希望と再生の旅路を描いていく。サスペンスフルな短編部分に続くメインストーリーは、ジャンルの変更すら感じさせる全く違った展開が待ち受けているという。
ソロゴイェン監督は、短編から続く物語として『おもかげ』を製作したことについて、「短編を撮影した後、私たちは大きな満足感を味わいました。私が当初から話していたのは、この短編は、長編映画の非常に長い冒頭シーンのような気がするということです。そして、私たちスタッフはエレナの物語を続けたいと思いました。家から飛び出し、不安に駆られながら息子を捜し回る彼女を、放っておくことはできません」と物語やキャラクターに対して感じた“借り”がきっかけだったことを明かしている。
『おもかげ』は10月23日(金)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。