2020年10月20日 19:20
細田守監督「驚きの連続」と絶賛、『ウルフウォーカー』監督と対談実施
またアイルランドと日本は、アミニズムという観点から似ている気がします」と共通する理由を話し、そしてスチュアート監督も「古い民話には共通点があって、何かしら普遍性があるのかもしれない。アイルランドでは昔からオオカミと人間は共存する関係性だったのですが、キリスト教が浸透してからそれが変わってしまった。古の考え方が今後人間が生き残るために必要なのかもしれない」と語った。
さらに細田監督から、「カートゥーン・サルーン」の今後の制作に関してCGを使っていく予定かを問われたムーア監督は「個人的には手描きにこだわっていきたいが、CGを使うことで表現の豊かさが増えるので必要なところでは使っていきたい」と答えた。
一方、ムーア監督からはアニメを作る上で大切にしていることを聞かれると、細田監督は「家族をテーマに作品を作ることが多いけど、本当に描きたいのは、どうやって子供は成長していくのか、ということなんです」と言い、スチュアート監督からは、企画は並行して進めることがあるのかなど、次々と質問があがった。
また対談では、ちょうど次回作の絵コンテが終わったところだということも明かした細田監督。スペシャル対談は盛況の内に幕を閉じた。