稲垣吾郎、二階堂ふみは「僕にとってのミューズ」映画『ばるぼら』舞台挨拶
恐らくそのことを僕以上に喜んだのは父親だと思います」と言う。
「自分の原作の作品が世界に認められたというところでは、親子共々嬉しい気持ちでございます。今月は父親の誕生日月(治虫氏は11月3日生まれ)なんですけども、記念のときに父親に賞をプレゼントできて良かったと思います」と噛みしめていた。
最後に稲垣さんは「この作品は、一つ大きな答えの用意された娯楽作品とはちょっと違うところにある作品なんですけれども、映画のテーマでもある愛や幻想、そして狂気の果てで見えるような美しい景色、美しい芸術を皆さんに堪能いただける作品に仕上がっていると思います。こういった抽象的な作品ですから、観るときの気持ちや環境によって違った受けとめ方や感じ方ができる作品だと思います」とアピール。
二階堂さんも、「稲垣さんも仰っていたように、アート性の高い作品になっていると思うんですけれども、そこからどんどん繋がりができていく作品」と自負していた。
『ばるぼら』はシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開中。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開
Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
映画『死に損なった男』人生を諦めた構成作家が辿る数奇な運命、空気階段 水川かたまり初主演