シリアで突然の拘束…『ある人質 生還までの398日』緊迫の本編映像
といい「映像デザインには最大限のリアリズムと信憑性が欠かせない」と語る。
さらに撮影前ダニエル・リュー本人から何度も話を聞くなど徹底的な役作りで臨んだ主演のエスベン・スメドが、ダニエルの戸惑いを目線一つで感じさせ、ダニエルにとっての地獄の人質生活が始まる瞬間を観客は目撃することになる。
さらに、本作の公開に先駆け、森達也監督、白石和彌監督らからコメントが到着。森監督は「観始めて20分くらいで思う。これはとても大切な映画だ。その直感は最後まで変わらなかった」と語り、白石監督は「この映画は極限を描きながら命の重さに限りはないことを教えてくれる。決して他人事ではなく地続きな今見るべき映画だ」と絶賛。自らもシリアで取材中に武装勢力に拘束され、3年4か月の後に解放されたジャーナリストの安田純平さんは「救出されるか、されないか。
捕まっている本人が分かる。その仕組みを描く稀有な映画。己の運命を覚った者たちの狼狽と自暴自棄、達観、そして崇高さに胸が締め付けられた」と強くコメント。まさに混沌とした世界情勢の中で我々に問いかける真実の物語となっている。
『ある人質 生還までの398日』は2月19日(金)